母が入院したので、実家の片付けをしています。
懐かしい箱が出てきました。
わたしが小学生の頃、母が使っていた箱です。
わたしが好んで食べていたお菓子の箱に、桜柄の和紙を貼り付けたものです。
開けてみると、手芸用品が出てきました。
フェルト、ひも、ループエンド。
新品の未開封と思われるものもあります。
使いかけのものは捨てて、新品のものだけ綺麗に整頓してあげようかななどと考えながら中身をあらためていました。
すると、磁石が出てきました。
なぜ磁石があるのだろうと訝しみながらよく調べてみると、針が。
針が磁石に数本ついています。
針が行方不明にならないように磁石を入れていたのね。
ふーん。
いやいやいや、こんな収納だめでしょ。
母は洋裁学校に通っていたと言っていたことがあります。洋裁学校に通っていたなら、針の扱いについては口うるさく言われるはずです。
すぐ再開するつもりで、放置していたのでしょう。
この箱自体、すぐには取り出せない場所から発掘されましたから。
新品で未開封のものも、買ったけど使わなかったから未開封のままあるわけで。
必要ないものということですよ。
それに母は、手芸用品を見て新しいものを選んで買うのが好きなのかもしれません。
じゃあ、捨てちゃえばまたお母さんに新しい楽しみができますね!
よし、捨てよう。