かつての母は綺麗好きでした。
よく掃除機はかけたし、布団も干した。
台所の床は、こまめに雑巾掛けしていたから拭きたての床を裸足で歩くのは気持ちがよかった。
近年は、老いて身体が動きづらくなったのか、色々痛いところもあったのか、掃除も片付けも行き届かなくなっていました。
そんな実家の様子に気付いてはいたけれどここはもう自分の暮らす家ではないし、今までは掃除や片付けを申し出てもあまり頼ってくれなかったから、とそのままにしていました。
しかし、正月に実家に帰省した時、トイレが掃除してないのか臭うしホコリがひどく積もっていて。
そろそろ1ヶ月に1回くらいは顔を出して掃除でもしようかなあなどとぼんやり考えていた矢先に、母が倒れ入院してしまいました。
部屋を綺麗にしていく度に、お母さんが元気な時にこれぐらい綺麗にしたかったなあと思い、涙が出ることがあります。
まあ、元気だったらこんなに捨てさせてくれないと思うけど。
お母さん、ごめん。
今日はお母さんの服、45リットルのゴミ袋4つ分捨てました!