ぬいぐるみを飾るのは趣味ではないのですが、玄関にぬいぐるみを2体飾っています。
このぬいぐるみは結婚指輪を買った時にノベルティとしてもらったもので、飾っておくと結婚当初の気持ちを思い出せる気がして、結婚式の写真と共に玄関に飾っているのです。
よく見てみると何やら茶色いシミが大量にあるのに気付きました。
真っ白なお肌が汚されています。
これでは結婚当初の気持ちを思い出すどころではありません。洗わねば。
調べてみると、ぬいぐるみにできる茶色いシミはカビとのこと。
結婚の思い出にカビが生えてしまった。つらい。
洗えば落ちるそうなので、気を取り直して綺麗にしていきましょう。

まず、付属品を外します。
糸で縫い付けられていたので、ハサミで糸を切り外しました。裁縫が苦手な身としては、元に戻せるのか心配です。蝶ネクタイだけは布なので、一緒に洗っても問題ないと判断して外しませんでした。後で新郎新婦を取り違えても大変です。目印も兼ねて残します。
次に、洋服用のブラシで表面についたホコリを落とします。
バケツにおしゃれ着用洗剤を入れてぬるま湯を注ぎます。
では、新郎新婦の入湯です!
新郎新婦には、泡風呂に沈んでいただきます。
顔のあるものを水中に沈めるのは、ちょっと心苦しいです。よりによって顔のあたりからぶくぶく泡が出てくるし。綺麗にするためなので我慢してください。
そして、もみ洗いをします。
この段階では、茶色いシミは健在です。落ちないと思って使い古しの歯ブラシで一部をこすったりしましたが、こすると生地が傷むしそんなことしないでも後で汚れはきちんと落ちるのでやさしく洗いましょう。

次に、すすぎです。
泡が出なくなるまでよくすすぎます。
すすいだ後は軽く絞り、タオルにくるんで水気を取ります。
ネットに入れて、洗濯機で軽く脱水します。
わたしは30秒くらい脱水しましたが、5秒とか10秒くらいがいいらしいです。脱水しすぎると型崩れの原因になるかと思います。
ネットに入れたまま、ベランダで陰干しします。
真夏なので、乾かすには絶好の天候です。
中までよく乾かさないとにおいやカビの原因になるので、よく乾かします。
乾燥後の新郎新婦のお姿がこちら。
このお顔をご覧ください。美白成功。
しかしまだ、最後の難関。
付属品の装着が残っています。
まずは、付属品の少ない新郎から。
顔のあるものに針を刺すのは、ちょっと心苦しいです。縫い付けるんじゃなくて他に何かうまい方法はないものか。
特に案も浮かばないので、普通に縫い付けました。
続きまして新婦の入場です。
パーツが4つもあります。
手に持つブーケから縫い付けましたが、失敗してうまく固定できませんでした。
気分を変えて頭に取り掛かります。
お花飾りをつけて、冠をつけて、ベールを縫い付けました。平面の布に縫い付けるのも苦手なのに、こんな立体的なものに縫い付けるなんて難易度が高い。
とはいえ、人にあげるものでもないし、我が家の玄関先に飾るだけなのだからと気楽に縫い付けました。誰も手に取って眺めることもあるまい。
完成品がこちら。
見違えるように美しくなった新郎新婦。
これで新婚当時のときめきをいつでも思い出せることでしょう。
洗うのに手間を掛けたので、愛着もひとしお。
汚れが気になっていたので気持ちもすっきりです。