十津川村の谷瀬の吊り橋
を目指し、下道で友人アイ氏を連れ、行って参りました。
以前3年前ほど前に一度来たことがあったのですが、深夜1時という時間と、インフルエンザ(後ほど分かったのですが。)という体調であまりその吊り橋自体を体感できず帰ってきてしまいずっと心残りだったのです。
昼の12時過ぎにでて着いたのは4時。それでもなかなか早く着いたと思います。以前とは違い二車線道路が増えていましたから。…その分、工事のお蔭で二車線が一車線になっているところも多々ありましたが。それもまた、このような探索の楽しみの一つでもあります。
吊り橋に着き、まずは渡ることになったのですが。
こ…怖い!
やはり陽が高いと周りの景色もしっかり見えますし、揺れている感覚も直接体に伝わってくる。床を見るとところどころに、板と板を括りつける釘に赤い丸。…修理予定場所ですか。丸する前に是非!直していただきたいものです。
こうして見ていると、吊り橋をつっておくために沢山の補助綱が目に入ります。この吊り橋は1954年に村民の協力を元に作られたものだそうですが、恐らく今から約60年前において、このような高度な安全対策はされていなかったのではないかと思います。当時の人々は、今のこんな揺れよりもより激しく、より柔な作りの橋を渡り続けてきたわけです。何だか、今のこの吊り橋を当時の人々が見ると一体どんな態度になるのか、なかなか想像するだけでもわくわくしてきます。当時の吊り橋を渡ってみたい!と思いますが、間違いなく私は永遠に反対側にいけることはないと思われます。
反対側に渡ると無人の野菜販売所があります。…しかし、今回もそれは開いていませんでした。安い値段設定をされているので是非購入してみたいとは思うのですが、なかなか野菜たちに会えません。これもある意味運命なのでしょうか。…いや、違う気がします。
坂を下ると、上って来る人に見えるように注意書きがあります。
何にですか。何に注意したらいいのですか。私にはわかりません。
もうひとつ、写真に収めた気になるモノがあります。橋を戻り、ふと右手を見た瞬間にそれはありました。
かなり推しています。しかも500mlは全部売り切れです。まるで意図されたかのように。私たちはこれを飲むことによって、恐らく渡りきった爽快感を味わうことができ、その素晴らしさにやみつき。また来たくなる、という戦法にひっかかると言うわけですね。流石です。観光スポットは本当によく考えられてあります。私は騙されませんよ。
ここには面白いモノが沢山ありました。
まずは違法たばこ自動販売機。タスポなしで、タバコが買えます。ちゃんと『平成○○年よりタスポ導入』の旨が明記されており、かつ。ちゃっかり値上げはしてあります。つまり、計画的です。実は私、タスポの導入されていない自動販売機を見つけることが一種の夢、のようなものでして。まさか、ちゃんと存在するなんて思いもしませんでした。ひっそりと、彼らは生き続けてきたわけです。私のテンションは急上昇。写真を撮っていたらメモリ不足により、泣く泣く断念。非常に残念でした。
************
このまま先に行っても何もなさそうだったので、私は車を先に走らせました。家とは正反対の方向へ。時間は5時。実は全然時間が経っていないことに私自身驚き。もう3時間くらい居たと思うほど疲れていました。自分のテンションをコントロールする術を見つけなくてはなりません。
走れど走れど山道ばっかり。登っては下り、下っては登り。
まだ時間は6時だと言うのに、民家の家に電気が殆ど灯っていない。皆さん、寝るのは早いです。
・・・
いや、もしかしたら何かひっそりと他のものにみせてはいけないような何かをしているのかもしれない。山ばかりだからと言って、安易な発想はよくない。想像力の低下を防ぐには、自らの努力が必要です。きっと、村人たちは家の中で家族そろって何か食事をしながら家族会議をしているのです。今はその時間。大黒柱が帰宅して、そしてまずはご飯。そこで疲れと安堵を感じ穏やかな気分で今日話し合うべきことをそれぞれにだしあう。そして、全員の意見が一致したところで終了。次の日はみんながすがすがしい気分で朝を迎える。なんて素晴らしい光景!
隣のアイ氏は言う。
『それはないよ。』
私もそう思います。
7時になろうかとしたときに私たちは3件の散髪屋と1件のラーメン屋があいているのを確認したのち、漸く1件の喫茶店を見つけ、晩御飯を食べようと入店しました。
ログハウス風の作りで、そんなに大きくない店に3グループいらっしゃいました。私たちが入ってすぐに2人組の男女が出ていきました。私たちはオムライスをオーダー。何故かその後、そんなに食べたいわけでもないミルフィーユも追加。
旅の面白いところです。私はそんなにお腹は空いていないと言いながらも、全部綺麗に食べきりました。別バラなのです。
そして電波は届きません。
さて、再出発。国道168号線から広い道に出ると、そこは海でした。
そう。
私たちは紀伊半島を斜断したわけです。地図で言うと右斜め下ですね。月が綺麗で、海の音。鈴虫やコオロギの鳴き声。ああ、秋だなぁと思っている間に私は気付きました。
このままでは家に着くころには朝になってしまう。
ということで、山を再び斜断します。国道42号線から県道62号線を通り、県道40号線を通り、あらゆる道を国道道169号線へ。何県道ですか。
まあ、これが間違いの始まりだったわけです。
入って行くうちに、道路は軽四の私の車がかつかつ通れる幅に。そして曲がりくねりすぎていて先は見えません。街灯なんてものは殆どあるはずもなく。私は誓いました。
『導かれないようにだけしよう。』
何に?
そんなことは言えません。導かれるんです。そう、それだけは決して避けなければいけません。私の寿命はまだ来ていません。
…
結果から言いますと私は何度か導かれました。今思えばおかしな話ですが、県道169号線の案内表示は白地に赤字で書かれた手書き。県道だからか、と納得していた時点でもう・・・、ね。
ナビが突然明らかに右へ行く道で左を指示したり。(その先には神社が)
ナビは正確にこの石橋を渡れと言っているのに、私は違う方へハンドルを切ろうとしたり。(その先にはお社が)
その案内道理に進むといつの間にかダムへ向かっていたり。
ええ。恐怖でした。
私ひとりだったら導かれていました。トンネルは中央線のない、壁はぼこぼこのまま滑らかにすらされておらず、電気もついていたりいなかったり。急カーブしながらトンネルに突入し、出口の真ん前に更に90度カーブ。
なんですか、これ。
そして私は3頭の野生シカと、野兎、狸、野犬に出会いました。
完全白雪姫実写版です。
白雪姫を実際に体験したら、あんなに華やかなことはないのだと、私は初めて実感しました。
******
結局家についたのは、奈良市から高速道路を使って2時半でした。
あのまま海沿いを走っていたら、やはり朝ですね。
ながながと書きましたが、是非三重か和歌山の県道の情報をおもちの方がいらっしゃいましたらお教え下さい。
私の興味は尽きません。