2月8日発売になったポールマッカートニーのNEWアルバムの新聞広告見てると昨日は気がつかなかったけどタイトルになってる「キス オン ザ ボトム」というのは、なんと1曲目の手紙でも書こうの歌詞なのですね。
手紙といえば、ジャズの巨人ファッツウォーラーの18番。
ファッツ ウォーラーご存じですか?
この人も若くして亡くなったので、(39歳)サッチモほど一般的な人気はないけど、歌ってよし、ピアノはうまい、作曲もすごい。
この時代黒人ミュージシャンでこれだけ才能があれば、逆に道化っぽく、愛嬌をふりまかないと、白人に嫌われたようで、ルイ アームストロングでさえそうしたように。
だから彼も・・・。
もう少し長生きしてたらもっと違った評価になったでしょうが、とにかくこれを機会に聴いてもらえるとしたら、いいのだけれど。
その歌詞の あ ららっきっすんざあぼとん(ファッツ ウォーラーが歌うとそう聞こえる)から付けてますんやねポール様。
古いこのあたりのレコードには歌詞カードは、入ってないのですが、
Kisses on the bottom‘ キッスンザボトム
自分宛に書いたラブレターのいちばん下にいっぱいのキス
kiss kiss kiss kiss kiss kiss kiss kiss
こんな手紙を、彼女からもらったらうれしいだろうなあ、というなんともかわいいというか、情けない歌なんです。
この曲は隠れた名曲で、演奏すると、よく誰の曲?と聞かれることが多かったけれど、これで晴れて大スタンダードナンバーになってしまいました。
でも長年の友達が突然スターになったような、
なんとなく自分だけとり残されたみたいで、すこし私は寂しい・・・。