xoxo(Kiss & Hug)3 | ブリティッシュ ハードより嬢メタルへ愛を込めて♪

ブリティッシュ ハードより嬢メタルへ愛を込めて♪

ガールズバンドのライブに一生懸命足を運んでいます。とても良いバンドがたくさん居ます。頑張っている彼女らをブログを
使って支援することが出来れば嬉しいですね♪

前回より約2ヶ月半を経て今年最後のブログを書く。

またまたと言うかやはりプログレッシブアイドル、キスハグであるw
ここ最近は可能な限りライブに通い、彼女らの成長も変化も、そして課題も自分なりに考察しやすいので迷わず選んだ!

さて前回からのキスハグは猛進を続けていると言えよう♪
何と言ってもTRUSH-UPレーベルから発売したシングル「鬱。」の全国流通となったことが一番の成果だろう!

ロックバンドも地下アイドルも物販でCDを販売してるものの、それは自分でライブ会場に出向くか代理で購入してもらうかしなければ手に入らないw
または通販してもらうかであるが全てのアーティストが対応してるわけではないw

ところがキスハグの「鬱。」はタワレコやHMV等の店舗でもオーダーすれば入手出来るし、AMAZONでも購入が可能である。
ライブに足を運べない遠方のリスナーの耳にもキスハグの音は届く!
日本中の人にキスハグの存在を知ってもらう絶好の機会を得たのだ!

その「鬱。」であるが「Progressive be-bop」を上回るプログレ度と言えよう♪
この曲が最初にステージでいきなり披露された時の印象は鮮明に覚えてる!
いきなりクリムゾンばりの混沌としたへヴィな前奏が始まり、MCで新曲である告知をしたものの歌がなかなか始まらない!
そしてやや牧歌的になったかと思えばフルートやピアノが加わり完全な英国プログレの世界に…
そしてその伴奏の渦のなかで毅然と、また明るく歌い続け、激しく躍り続けるキスハグの4人!
絶句以外の何物でもなかった…

後から運営の大嶋氏のツイートで日本のジャズプログレバンドのQUIの生演奏だとか様々なネタを明かされても、やはり最初にライブステージで浴びた音の洪水のインパクトは何にも勝るものだった!
凄い曲を作ったな!!

その曲が今や全国発売されている!
嬉しい限りである♪
予想通りアイドルファンでありプレグレにも精通している大人達の反響は大きい!
大嶋氏もTwitterでのリツイートを効果的に活用しており、私でもプレグレファンのあまたの数の呟きを読んでは、してやったり的に浮かれている♪

さて「鬱。」に固執すると他のことが書けなくなるので先を急ぐ!
実は「鬱。」の前にグループ内での凪原とあまののユニットとして「Disaster Kiss」をシングルで発売している♪

80枚を売ったらステージで披露するという約束はキスハグの第1回目の定期公演となった神楽坂のTRUSH-UPのステージ上で実現された!

この曲はハードロックな曲調に中森明菜風の歌メロが乗る軽快なナンバーで、私の記憶だと今までにライブでは3回歌われているが個人的にはアイドル特有の応援のMIXよりもメタルライブ並のヘドバンで聴いている!
このあたりの自由度もキスハグのライブでは許されるということを付け加えておこう♪

そして先日のクリスマス当日に発売されたTrush-Upレーベルのコンピレーションアルバム「Merry X'mas & Happy New Year Songbook」に収められた「Ride,Ride,Ride」が彼女らの最新曲となる!

この楽曲も「鬱。」同様にプログレ色の濃いナンバーだが、軽快なイントロに聞き覚えあるなと考え続けていたところ、新宿タワーレコードのイベントで1回聴いたロック仲間がイエスの「Roundabout」に似てることを指摘したことでようやく肩の荷が降りた感じがしたw
優れた仲間が居たことに感謝します!

また中間部の「生まれて殺されて揚げられてチンされて」というメインフレーズのリフレインまでのオルガン炸裂度合いはブリティッシュハードロック好きには堪らない箇所でもある!

そんな順調に新曲を発表しているキスハグのライブも熱い日々が続いている!
特に神楽坂TRUSH-UPで11月から始まった定期公演は2回とも会場を満員にし、キスハグの魅力のすべてを魅せるステージを展開した♪

対バンのレーベルメイトと比べてもキッチリとした様式を重んじている楽曲は異彩を放っており、物販で新規ファンを獲得している♪
とても効果的な活動だと判断する!

ところが他の対バンとなると凪原がステージ上で新規の獲得を強調する日々が続いているように客足の伸びない公演があるのも事実であり、この辺りが次のステップであるワンマンライブ実現のためのカギとなる!

ではファンが目に見えて増殖しているキスハグのファンを如何に現場に引っ張り出すことが出来るようになるのだろうか?
またより新規ファンを増やすスピードをアップするためにはどうすればよいのか?

現場にさえ来れば、キスハグのメンバーの4人、すなわち、凪原亜季、本間美咲、加藤桃奈、あまの稀音の個性に触れて魅了されるはずだと思うw
いやそうでありたいとちょっと消極的にもなるがw

この件に関しては私も手紙というよりは簡単なレポート程度の内容を凪原に渡したが今になっては決して正解な内容ではないと考えているw

ただプログレッシブロックに興味があるファン層をこのエンターテイメントな世界に縛り続けるのは大変困難な課題であるとは思っている!
だから一定の動員客の確保のためにどのパイからキスハグファンを獲得するのかが来年からの課題で、それは大嶋氏もメンバーも周知のことであろう!
是非ともいろんな現場を経験して信者の獲得に努めて欲しい!

プログレッシブロックとは、先日のツイートにも書いたとおり、かつては非常にポピュラーな音楽であった!
70年代のロックファンなら誰でもピンク フロイドやイエスやEL&Pを知っていた!
唯一とも言える洋楽雑誌「ミュージックライフ」には他の人気バンドとともに普通にカラーページに写真掲載されていたし、日本国内のレコードの売り上げだって悪くなかった!

かつて70年代後半のパンクロックの台頭の煽りを受けて、全盛だったハードロックが沈下を起こしたように、いやそれ以上の落差で沈んだのがプログレだったのかも知れない!
ハードロックはへヴィメタルとして再生、再浮上したが、変に形式に拘り変化を固辞し続けたプログレの浮上は実現しなかったのではないだろうか?
そしてそれは一部の熱烈なファンに守られたマニアックな音楽と化してしまった…

だがキスハグのTwitterを巡るやりとりの中でそんなプログレファンがキスハグの楽曲に触れ、再燃しかけているのを見つけるととても嬉しくなる♪
私自身もその1人であるからだ!

実際にはキスハグの楽曲にはプログレ度が濃いものもあるが、ハードロックやJ POPな要素をふんだんに取り入れている曲も多い!
そこを上手に認知を広げれば界隈という小さな集団の用語をぶち壊す形でメジャー級な存在に成り得るのではないだろうか?

プログレッシブという単語をロックミュージックの1種として捉えるのではなくて、元来の前衛的な、進化する意味合いと受け止めて来年のキスハグの爆進に期待している!

2015年、最後を飾るブログはこれにて幕を閉じる!

渋谷HMVでの「鬱。」発売イベントのTwitterより拝借