今回は、本シリーズ最終回、美唄市代表駅、美唄駅の御紹介です。
美唄の駅舎が更新されたのはつい先日のことのようですが、
もう改築11年目になりました。
前回の「札幌圏の駅(6)」で御紹介したとおり、
美唄市はピーク時の昭和29(1954)年には人口約91400人と、
あと一歩で10万都市の栄誉を勝ち取ることが出来ませんでしたが、
表1でお分かり頂けるかと思いますが、
道内でも夕張市とともに屈指の発展を遂げた石炭産業都市であります。
産炭地では、人口の減少・流出がはじまってすでに半世紀がたちました。
美唄市の人口は、ピーク時の約28%となり、厳しい将来が予想されます。
しかし、JR線の終端駅、あるいは支線区の駅ではなく、
北海道の大動脈・函館線上にあって、常に人・物資の往来に関与しており、
道都・札幌とは30-40分で往復できるといった、
他の産炭地区と比べ、産業・生活面で有利と思われる点もあり、
これらが今後人口流出の減少につながればと期待せずにはいられません。
はじめに、昭和30(1955)年前後の産炭地がどれほど
隆盛をきわめたかということをお示ししたいと思います。
↓続きはコチラ
『30年前に撮影した、札幌圏の駅(7)<美唄市都市代表駅、美唄>[最終回]』
(図・表・写真・文/黒羽 君成)