30年前に撮影した、札幌圏の駅(6)<美唄市の二つの駅、峰延・光珠内> | 鉄道駅の魅力~癒しの絶景駅、戦慄の秘境駅、味わい深い木造駅舎と無人駅

鉄道駅の魅力~癒しの絶景駅、戦慄の秘境駅、味わい深い木造駅舎と無人駅

木造駅舎、秘境駅、風光明媚な絶景駅など、魅力的な鉄道駅を紹介するブログ。日本全国3000駅以上を下車した「つちぶた」が駅の魅力を紹介。また、鉄道の歴史やエピソードを道内在住の鉄道博士「黒羽君成」が担当。

今回は、予定を変更いたしまして、本シリーズ6回目、
岩見沢・美唄間の美唄市域の二つの駅、<峰延と光珠内>の御紹介です。


30年の間に、峰延の駅舎が更新されました。

この区間は、今までご紹介してきた駅勢人口が増加している区間と違い、
石炭産業を中心に発展した沿線であります。

ですから、「炭鉱」がほぼ閉山した現在、いまだ沿線人口の流出が止まりません。

たとえば、次回詳しく御紹介予定のピーク時の美唄市には
(もちろん「峰延・光珠内地区」も含まれますが)、
昭和29(1954)年には約91400人(☆22)も住んでおりましたが、
平成22(2010)年は約26000人、
さらに平成20(2008)年での「平成47(2035)年の人口予測値」は約17000人(☆22)と
一層の減少が見込まれる厳しい未来が待ち受けているようです。

また、あまり知られていませんが、
峰延地区にも明治37年(1905年)から明治40年(1908年)まで
石炭が採掘されていた時期がありました(☆24)。

その峰延地区もごく一時期湧き立つような華やかな時代があったと伺います。
しかし、今は隣の光珠内地区ともども、人口が漸減していく静かな農村地帯となっています。

そのためか、札幌発道東・道北まで足を延ばす特急列車をのぞくローカル輸送について、
岩見沢は、札幌方と、旭川方とでは明らかな輸送密度の相違する結節点と捉えられており、
同駅を境に列車本数に相当数の違いがあります。

札幌方(小樽・手稲・札幌)から進発し、岩見沢を経由地として以遠まで足をのばす列車本数は、
旭川行き2本、滝川行き5本のみで、うち旭川行きの1本は岩見沢に30分停車いたしますので、
考えようによっては岩見沢で分離できる別列車ともとれるダイヤ編成です
(平成25年3月16日現在、以下の列車時刻も左記時点のものを参考にしました)。



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30年前に撮影した、札幌圏の駅(6)<美唄市の二つの駅、峰延・光珠内>


(写真・図・文/黒羽君成)