毎年決まった区分でこういう、備忘録としてのまとめ記事をつけているが、ブログをはじめた当初活気のあった「映画」と「音楽」はもはや記事を書けるほど触れていないので、今年は(去年もか?)なしにして、宝塚については書いたから、あとはマンガ、ゲーム、読書について書こうとおもう。あくまで自分用のメモみたいなものだから、あまりおもしろいエントリにはならないとおもいます。まあ、普段からおもしろいエントリなんてなかなか書けないけど。
とはいえ、今年はもう正直いって時間がないので、それほど長くはならないだろうしということで、マンガとゲームはひとつにまとめてしまいました。
さて、まず漫画ですが、今年もたくさんのものを手に入れたし、またたくさんのすばらしい作品に出会った。漫画に関しては、読み終えていちいち記録したりしてないので、冊数まではわからないが、どのくらいだろう、100冊くらいは読んでるのかな。100冊とすると、月に8冊くらいということになり、そんなはずはないので、少なくとも100冊以上、200はいかないという程度だろうか。ばかみたいだね。漫画大好きなひとみたいだね。大好きだけど。
そんななかで、もちろん継続して読んでいるものもたくさんあるのだが、今年の出会いで印象に残ったものというか、ひとにおすすめできるものということで、まず浮かぶのは、小学館のスピリッツ系のギャグ漫画で『拝啓、旧人類様。
』、『大喜利まみれ
』、講談社『ZUCCA×ZUCA』、秋田書店『空が灰色だから
』、スクエニで『どーにゃつ
』、『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
』、それに最近読んだ『ハイスコアガール
』というところだろうか。僕はセンスが大味なのか(と、こんなことを書くと作者の方々に失礼なのだが)、こう見るとわりとメジャーな、あるいは「このマンガがすごい!」とかでメジャーになったものが多いのだが、げんにおもしろいのだからしかたない。
最初の三冊はほんとうに人生の救いというか、つくづく、漫画があってよかったとおもえる作品で、どれもくりかえしの読書に耐える稀有のギャグ作品である。といっても『拝啓・・・』と『大喜利まみれ』では傾向がぜんぜんちがうので、甲乙つけることはできないのだが、たとえば僕では、『拝啓・・・』はパソコンの横に置いてあって、うちのぼろいノートパソコンが起動するのを待っているあいだいっつも読んでいるし、最近新刊が出たばかりの『大喜利まみれ』は携行したい感じだ。どちらもかなりおすすめです。
『ZUCCA×ZUCA』は、もちろん一般のひとにもおすすめだが、とにかくまず宝塚ファンはまじでぜったい読んだほうがいい。宝塚ファンの生態を描いた四コマ的な作品なのですが・・・。宝塚ファンの彼女(彼氏)ができた男性(女性)で、何度もくりかえし同じ作品を見に行く意味がわからないひとや、劇団の会議に提出されるわけでもないファンどうしの議論になぜあれほど熱中できるのか理解できないひとなんかも、とりあえず読んでみればいい。それで理解できるかどうかはわかりませんが。
というようななかで、今年いちばんの作品を、もし選ばなければならないとしたら・・・非常に難しいが、記憶が新鮮ということもあるし(ついこのあいだ3巻が出た)、『ハイスコアガール』になるかもしれない。『空が灰色だから』も捨てがたいけど。
それから、今年は8月に、20年連載の続いた範馬刃牙が完結したのだった。
それ以前より毎週感想を書いてはいたが、特に習慣にしていたわけではなかったから穴があいているところもあり、きちんとナンバーをふって毎週更新するようになったのは第100話から、2008年2月のことである。ピクルが四つんばいになって烈に突撃した回である。バキは優れた感想サイトの多いマンガで、毎週書くようなところではない、ときどき考察をするようなところも含めたら、バキ党のサイトというのはかなりの数にのぼるとおもう。そういう熟練のファンからしたら、僕なんかはわりと最近読み始めたひよっこのわけだが、しかし四年半も毎週、きちんきちんと記事を書いてきたわけで、それだけに最終回のさびしさというのはたいへんなものがあった。バキはほんとうに考察しがいのある作品である。毎回、微力ながら、誰もおもいついていないような解釈をひねり出してやろうと腐心し、その結果として、バキ読解とともに、ぼくじしんのさまざまな面も深化していったのだった。
板垣先生じしんがいっていることだが、この続きも、いずれ描かれるということのようである。バキ対勇次郎は作品としての課題みたいなものだった。ひとまずそれが果たされたいま、むしろ物語は解き放たれて、自由な展開が可能になってくるんではないかとおもう。その前に、板垣先生の自衛隊時代の自伝漫画が描かれるということのようだが、そちらも、また感想を書いていきたいです。
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次にゲームのおはなしであるが、なにはともあれ、11月のあたまに購入したプレステ3が、生活を一変させてしまったのだった。
はっきりいって、僕にはゲームをやっている暇などない。最近帰宅は毎日深夜だし、日課となっている筋トレを欠かすとストレスになるし、枕元には読まなければならない本が100冊くらい積まれているし、書かなければと考えている記事のネタもつねにたまっている(しばらくするとそれらは消えてしまう)。そういうのをぜんぶなしにしても、小説でも批評でも、僕にはほんらい真剣に書かなければならないものがあるはずなのである。
しかし、おもしろいのだからしかたない。
ともかく、僕には無双というゲームが憑いている。
なにしろ、プレステ3を入手する前から、プレイできないにも関わらずソフトを購入してしまうくらいなのである。それは無双オロチ2
というゲームである。プレステ2版の無双オロチ、そして無双オロチ・魔王再臨も、僕はついこのあいだ、というか、プレステ3を手に入れる直前までやっていた。なにをそんなにやることがあるのかと多くのひとは疑問におもわれるかもしれない。なぜなら、僕もそこのところが疑問だからである。たしかに、やりこみ要素はあった。全員の熟練度を上げなければ見れない壁紙、出てこないキャラクターとかもあった。しかし僕は、たいへんおそろしいことに、すでに熟練度マックスのキャラクターで遊んで、なるべくその「終わり」がやってこないよう努めていたのである・・・!
無双に関してはそういうわけで、僕では一種の病気、あるいは憑き物のようなものだから、もうあきらめるほかない。
そして、ちょうどそんなタイミングで、僕らの贔屓にしている宝塚歌劇団花組で戦国BASARAが舞台化されるというニュースが入ってきた。これは一種の宿命なのであろう。われわれはあきらめて戦国BASARA3をも入手したのである。
うわさには聞いていたが、なんともいえない不思議な作品である。ゲームのシステムとしては、無双とほとんどいっしょなのだが、ともかく世界観が変わっていて、その印象は、はじめて少女マンガを読んだときのものとよく似ていた。プレイヤーには女性が多いようだし、作り手も女性が多いのかもしれない。つまり、わりと違和感があった。キャラクターのいやに長い膝から下、肘から先。美しいのだがあまり魅力的には見えない(要するにエロくない)女性キャラクター。関係性よりも人物の人柄そのものがデジタルに自律している感じ。そしてギャグのセンス・・・。こうしたところに当初違和感を覚えたというのが、正直なところである。しかし、ゲームというものも、芝居とか音楽同様、クリアしたからおしまいというものではなくて、僕では体験的な、時間的な遊びである。プレイするごとに高まっていく愛着、やっている最中はその世界に没入するが、なるべくそれを外には持ち出したくない感覚、つまり、外部のリアルな言語のもとには曝したくない感覚・・・。これはなにかに似ているとおもっていたのだが、要するに、宝塚歌劇に対する愛着とそっくりなのである。
基本的には、相方がストーリーをすすめていて、そこに僕が黒田官兵衛でついていっている。すばらしい造形である。史実の黒田官兵衛がどのような人物であったかはわからないが、追放されて穴倉に住まっていたという事実などから膨らむ妄想が、しっかりと自律する人物として具現化したという感じ。ずっとプレイしていてもまったく飽きがこないのである。
プレステ3を購入していちばんうれしかったのは、プレイ中の人物やメインとなる敵味方以外のものたちもまた、それぞれに活発に動いているというところであった。無双、BASARA、ともにまだクリアできていないなか、バイオハザード6まで購入してしまい、僕の帰宅後の「やるべきこと」はいよいよ居場所を失っていく。おもしろすぎる・・・おもしろすぎるのである!
バイオハザード6に関してはまだ記事にしていないので、来年、折りを見てひとつにまとめるが、いまちょうど、レオン、クリス、ジェイクのストーリーを(アマチュアモードだが)クリアして、エイダを出したところである。このゲームが発売したころ、知り合いの中一の男の子もこれを購入していた。しかし聞いてみると、まだレオン篇の途中だというのである。バイオ大好きな子のはずだったが、どうしたのかと聞いてみると、「忙しくてゲームやる時間がない」とのお応えである・・・。彼よりずっとあとに買って、しかもいろいろ並行しながらやっているのにすでにエイダまで出している僕は、いったい・・・。
(ちなみにゲームがすすまないもうひとつの理由として、「レオンがおじさんになっちゃってあんまりかっこよくないんだもん」というようなこともいっていた)
というわけである。いろいろあるが、とりあえず漫画とゲームがあればなんとかなりそうな29歳である。
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