House☆Disney | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

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私事ですけれど、パートナーとの半年記念になにかディズニーのCDを買おうということになって、ヴィレッジ・ヴァンガードで見つけた。僕はハウスにまったく明るくないけど、クレジットに「Shinichi Osawa」の名前が見えたので、これに決定。May j.やCOMA-CHIが参加しているR&BリミックスのCDもあったのですけれど、流れていたものを聴いた感じでは、正直すぐ飽きそうな内容だった。いや、もちろんちゃんとした環境で聴いてみないことにはわかりませんが。



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ディズニーに限らずなんらかの映像作品にインスパイアされて書かれた音楽というものは、すでに物語性を孕んで誕生してくるから、ふちどりが明確で、それじたいとしてもわかりやすく、さらにおもひで再生装置として、記憶のなかで作品に添付するかたちで二重に楽しむということもできるので、なにかとオトクだ。つくりて側としても、前言語の、無意識の領域にあるなにかを引き出してくる、純粋な音楽的作業よりはかなりやりやすいのではないかとおもう。



僕はそれほどディズニーの音楽がくわしいわけではないので、なかにはよく知らない曲もあったので、リミックス・アルバムとしてきちんと過不足なく楽しめているかというとよくわからないが、それでも、好きな曲もいくつかある。リトル・マーメイドのアンダーザシーはほんとに大好きな曲で、リズムからしぼりだされて生成されていくような楽しいメロディがすばらしいのだけれど、ということは、この曲の肝はリズムからメロディに至るそこのダイナミズムにあるので、解体‐再構築を旨とするリミックスにはむいてないかなーとおもったが、やっぱりそうだった。いや、これはこれでアリだともおもうけど。

リトルマーメイドからはもうひとつ、アリエルがうたうパートオブユアワールドが入っているけれど、これはきれいでした。


個人的にツボだったのは、パイレーツオブカリビアンの主題曲でしょうか。以前からかっこいい曲だとはおもっていたけれど、ピアノの低音を駆使して勇往邁進するさまには圧倒された。もともと三拍子の音楽なので、ハウスの四つ打ちとの微妙な絡みあいがまた中毒性の高いものとなっている。



大沢伸一さんはエレクトリカル・パレードでトリをつとめています。これも、まあ行進曲ですから、非常にクラブミックスのしやすい曲なんですけど、それだけにどこをどう崩してオリジナリティのあるミックスにするかというのはやはり腕の見せ所というもので、さすがだとおもいます。



あとはトイストーリー2の「When She Loved Me」ですね。ええと、ウッディの相方として生産されたジェシーという女の子の人形が、持ち主に捨てられてしまった過去を回想する場面で流れる音楽だったとおもうんですけど、今回英語の歌詞を読んでみて(うたのあるものは、全曲歌詞つきです)、けっこうじーんときてしまった。



とにかく楽しめるアルバムだとおもいます。



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