なんかなつかしい。
吉田健一ばりに読点の少ない、独特の通奏感をもった文章…。
最近詩集読んでないなぁ。
ちなみに受賞作は「吃水都市」。
しかし高い…。
- 吃水都市/松浦 寿輝
- ¥2,940
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とりあえずおめでとうございます。
こちらは「ドーン」で受賞。
うちは大きい本屋ではないので置いてないけど、これで注文増えたりするかな?
- ドーン/平野 啓一郎
- ¥1,890
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僕の認識では、村上春樹だとか村上龍だとかを除いて、まっすぐに文学(的なこと)に取り組んでいる作家ではもっとも人気の高いひと、というのが平野啓一郎だったのですが、それでもたいして売れているわけではないみたいだった。
けっきょくこうして賞でもとって話題になることが、段階的な売れゆきにつながっていくのかなあ。
まあべつに売れなくたっていいのかもしれないけど、好きな作家にはいっぱいかせいでもらって、もっといいものを書いてもらいたいですから。