- 嘘喰い 12 (ヤングジャンプコミックス)/迫 稔雄
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また社員さんに借りた。
いやいやいや…
おもしれいよ。
おもしれいYOこの漫画。
なんだYOこれ。
箕輪の存在感ヤーバイ…。
何度も書いてるけど、わくわくするような頭脳戦とともに本格的なバトルもしっかりとしたリアリティをもって描かれているのが、この漫画は贅沢だよね。ジョジョの非公式継承作品ってところでしょうか…。いやジョジョ終わってないけど。
既刊もコンプリートして、いっぱい読み込んで、熱く、長く、重い書評を書きたくなる。
以前借りたやつはすでに社員さんに返してしまったのだけど、「休憩時間読もうとおもうので」ということで、バックルームのロッカーに置かせてもらっている。しかしじっさいには毎回漫画を(しっかりと)読む気分にはなれないので、ぜんぜん開いてない。ほんとうにおもしろい物語って、読むのにすごい体力をつかうのかもしれないね…。
だからこの⑫巻を読んでもこの勝負がどんなルールだったか思い出すのに苦労した。
そういうわけで、手元に⑪巻以前がない以上(またあたまのなかでも微妙である以上)、ちょっとそういうのははばかられる。
とはいえ、それはたとえば「ウシジマ」の感想を書くときとはちがったものになるだろうなという感じはある。
どこまでもコントロールされ、つくりての意志が明確である作品…いわば批評家気質の作家が書くものって、フレキシブルな、テクスト論的な読み方をそれほど寛容に受けないところがあるようにときどきおもう…。『嘘喰い』がそういう物語だというわけではないけど(それはスリリングな物語に圧倒されているだけの現時点ではまだよくわからない)、すくなくとも斑目獏をはじめとした登場人物たちの多くはそういう種類の理知の持ち主なので。
もちろん「読み方」はこちらの「姿勢」の問題なので、これは“感じ”にすぎないのだけれど。
箕輪と遭遇した獏は、相手が最低ラインの1MPつかうことを読んで2MPを使用したけど、これだって箕輪がそうする「確証」があったわけではない(「確信」はあったろうけど)。
箕輪の「そうする」か「そうしない」かのアナログなさかいめに「確信」をもって立つのが斑目獏なのだとしたら、ここにはコントロールだとか物語の意志だとかを超えたなにかがある。
『嘘喰い』のもっと深い層を読み込むとしたら、たぶんこんなとこから入っていくといいのだろう。
- 嘘喰い 1 (ヤングジャンプコミックス)/迫 稔雄
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