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書くにこと欠いてこんなファンダメンタルな内容に走る…。
とはいえ、この記事はほとんどの男性には無意味なものでしょう。
・すっぴん
(ウィキペディアから)
ファイナルファンタジーV
(1992年
、スクウェア
→スクウェア・エニックス
)でのジョブ(職業)。ただし、他のジョブをマスターするとそのジョブ固有の能力が付加されるので、厳密にはすっぴんとは異なる。
僕もすごいこのゲームをやりこんでるわけじゃないし、微妙に内容も忘れかけているので、細かいところはかんべんしてほしいのですが、こう、「ナイト」とか「にんじゃ」とか「しろまどうし」とか、冒険しながらクリスタルを手に入れると、同時にこういう「ジョブ(職業)」にしゅうしょくする権利が得られるわけ。
たとえば「ナイト」になったら、「エクスカリバー」みたいな強力な武器を装備できるし、「モンク僧」になれば、すごい体力(HP)の高い戦士になれる。
で、そのジョブでたたかい続けてレベルをあげていくにつれ、キャラクターはそのジョブ特有の、いろいろなアビリティ(能力)を修得していく。
「すっぴん」というのは、たくさんあるそういうジョブにない状態。
レベルをあげてアビリティを身につけていくと、やがてそのジョブを「マスター」することになる。そうすると、ジョブのリストみたいなトコの当のアイコンに王冠がつく。
ちゃんとしたことは当時から理解していなかったので、もちろんいまも理解していないが、そういったアビリティは、ジョブからはなれてすっぴんになったときも反映される(ばあいがある?)。だから、いくつかジョブをマスターしたあとならすっぴんの状態のほうが強かったりするのです。(加えて、すっぴんはすべての武器を装備できたはず…)。
30個くらいあるすべてのジョブをマスターすると、最後にある「すっぴん」という、「無職という職業」のうえに王冠がつき、これを俗に「すっぴんマスター」という(らしい)のです。
僕がはじめてやったファイナルファンタジーはⅥで、こちらはキャラが多く、それぞれに物語でもバトルのうえでも個性があった。
いっぽうでジョブを選ぶゲームというのは、当然没個性に陥りやすい。ぜんいんすっぴんマスターになっちゃたら、もう見た目とじっさいのレベル以外、差なんかなかったんじゃないか。
状況にこちらから意味を与え、手持ちの駒でどうにか目の前の問題を片付けるのがⅥなら、Ⅴには構造主義的なところがあった。
ファイナルファンタジーⅦなどは、実存主義的なものと構造主義的なものの対立と読んでもいいかもしれない。FF7についての考察は以下のふたつの記事にくわしく書いてあります。
・FF7進捗状況①
・FF7進捗状況③
このブログタイトルを決めたとき、僕はまだそれほど哲学書を読んでいなかったので、「構造主義」なんてことも知らなかったが、もちろん直観としてはあった。
「すっぴんマスター」という単語そのものは、ホテルで仕事をしていたとき先輩が教えてくれたもので、それまでは聞いたこともなかったので、このことばがどこまで一般的かは知らないが(彼がかってにそう呼んでいただけという可能性もだからあった)、いずれにせよ「すっぴん」を「マスター」しちゃうという、アイロニックな手触りはおもしろかった。
「ジョブ」と「アビリティ」という概念も、よくよく考えるとおもしろいものだった。
そういうわけで、なんとなく意味をもたせているようで、「ツッキーニ」というID同様、じつはこのタイトルにはなんの意味もない。
ブログ開始も、新人賞の選考に落選して、ちょっとやりかた変えてみたほうがいいかもしれない、みたいな、そもそも衝動的なものだったし、コンビニのバイト中に、なんかすっと胸のなかに落ち着くタイトルないかなーとぼんやり考えて、そのときちょっとひっかかっていたこの単語が出てきたってだけなのです(ツッキーニというのも、あだなの変形。ただしこれだけは、「じぶんだったらMCネームはこれだな」というふうに夢想して以前から決めてありました)。
はじめた当初は、検索ワード履歴などから「すっぴんマスター」でたどりついているらしいひとがいるのを知って、ちょっと申し訳ない気分になったものだった。そのひとは「すっぴんマスターとはどういう意味か」とか、ゲーム用語として検索してきているにちがいないわけですけど、僕のブログにはそういうかたが喜びそうな記事はひとつもない。だからトップページにわざわざ「ゲーム攻略サイトではありません」と記して注意を促してあるのです。
現在一日の平均PVは約1000というところですが、検索語句「すっぴんマスター」はいまでは月100件くらいある。ただ、なかには「ウシジマ すっぴんマスター」とか、「バキ すっぴん」みたいな、ゲーム用語としての「すっぴんマスター」ではなく、明らかにここを目指して検索されているらしいかたも増えてきているので、これはほんとうにうれしいです。
なんにしても、このタイトルはかなり気に入っています。
IDも、もうこれ以外考えられないですね。
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