面接の結果はまだ出ませんが、なんにせよ無職であるわけですので、かねがぜんぜんありません。
しかしこう、『ムーン・パレス』の主人公みたいにあらゆる財産を溶かしていくような生き方をせずとも、日常ってあんがいやっていけるのだなーというおもいが強いです。これはもちろん、僕が実家暮しであるということや彼女がいないことが決定的なわけですけど、正直なところ、これまでの生活がどうしてあのようにまったく金のとどまらないものであったのか、よくわからなくなってくるほどであります。いままでもこのペースでやっていたなら、現在でも読書数減らしているというようなことはないのだから、そうとうな金がたまっていたんではないかといまさらながらおもいます。
金をつかわない理由…つまりこれまで金をつかっていた理由というのは、いろいろあるとおもうけど、やっぱ遊びだったとおもいます。これを極端に減らし、魅力的な誘いもことごとく断っていくのはとてもさびしいですし、なにか張りに欠けるようでもありますが、金がないのだからこんなものなのかなというぶぶんもあり、あきらめているみたいなこととはぜんぜんちがうのだけど、これはこれで充実した毎日でありますし、生命に関わりさえしなければ、貧乏などというものは創造的想像力でどうにでもなるものだとおもいます。こういうことは、リアリスティックな女の子には特にわかってもらいがたいことだとおもいますし、無職であることそれじたいや金のないことをやたらと心配してくれるひともいますが、それはそれでなんとか楽しくやっていけるものなのです。まあ中には親切にも侮蔑をこめた「心配」をしてくれちゃう輩もいますから、そういうのに比べたらとてもありがたいはなしなわけですけど。
しかしまあ、金があるにこしたことはないわけで、この生活をしていてもっともつらいのは、さきほど書いたとおり、多くの誘いを断らねばならないということであります。誘うということは、ある催しの際に僕の顔を思い出してくれたということでありますから、仮に人数調整的なものであれ、これを断るのはほんとに心苦しいのです。
…不採用の可能性も高いのだから、他のトコも探すだけ探しとかないとなー。求人雑誌とかに載せず貼紙だけしてるようなところもあるから、本屋巡りしてみるかな~。
↓名作
- ムーン・パレス (新潮文庫)/ポール・オースター
- ¥740
- Amazon.co.jp