今週の闇金ウシジマくん/第137話 | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

第137話/スーパータクシーくん③



「屋上は私の日焼けサロン。


日焼けするには人肌恋しい季節です」




勤務明け、諸星信也は会社の屋上に上半身はだかでつったっている。…やっぱナイスキャラだよこのひと。

はだかで、なにを、してんの。


視線の先にはカーテンのおりた隣ビルの一室。やがて女の子があくびをしながら顔を出し、諸星はにんまり。半裸の色黒がにやにやすぐ目の前のビルでこちらを見ていることに気付くと女の子はカーテンをしめてしまう。当たり前だ。しかも諸星の言い方では日課となってるっぽい。


服をきて建物のなかに戻った諸星は、江美ちゃんという内勤の娘をのぞきみる。女の子の絵、うまくなったなぁ…。この子と前のページの子は、別人ですよね?いずれにせよ、諸星は妙に「化粧」にこだわっている。


風呂入っていっぷくしているところに、出会い系の「まみりん」からメールだ(ロッカーのうえには「ブラック」コーヒーが置かれてある)。内容は以下の通り。



「来月、都内のホテルで
秘密のパーティやるョ!
会費3マンだけどどう?
10代の娘3人くるョ!
みんなイイ娘だし
可愛い娘ばっかりさ!」



それを読んだ諸星はこれまで見せたことのないようなエロ丸出しのすさまじき笑みを浮かばせる。気付かなかったけど、このひとものすごいケツアゴだなぁ…。


新入りの新庄祐紀の歓迎のため、諸星と、こないだ怒られていた今井宏志、先輩格の木村耕司が集まる。薄本はいない。新庄は今月の売り上げが80万いったんだとか。ぎりぎり60万の(ほんとは達してないけど)諸星とは大きな差だ。

四人はスーパーに向かい買い物をはじめる。飲みにいくというからてっきりどこかの店に行くものとおもっていた新庄は訝しむ。木村のいう「奢り」とは、買い込んだ缶ビールやらつまみやらをスーパーの広場に設置されたテーブルで飲み食いすることだったのだ。


戸惑う新庄をよそに席についた他の三人はとたんになにかを痛がり、尻を浮かせる。タクシードライバーの職業病、痔である。いちばん年上らしい今井などはそのうえ腰も痛いようだ。あまりに貧乏くさく幸薄い彼らにいらつきながら、じぶんの未来も重なるのか、新庄が怒りだす。おれにはまだ先がある、いつまでもこの会社じゃないし痔も腰痛も関係ないと。そしてひとりで昼キャバ行くという。諸星がそのことばに過敏に反応する。いちいち書かないけど、この描写も独特だなー。



「なんつーかあんたらさ…


それでイイ訳?」



新庄は捨てぜりふを残して帰ってしまう。

がっくり元気を失ってしまった三人だが、リーダー格の木村が肉(生ハム)を取り出すといっきに活気づく。諸星はいつも持ち歩いているのか、マヨネーズやらソースやらといった調味料をテーブルに広げる。今井がさきほどの新庄のことばに愚痴をこぼすのを木村は黙ってきく。諸星はなに考えてんのかわかんない。三人は「妖怪710(ひちてん)童子」という客のうわさばなしをする。ひどくみすぼらしいかっこうの女の子が、710円で行けるところまでと乗りこんでくるのだそうだ。なんかあれみたいだな…。ヤンマガの…妖怪ギャグ漫画の、主人公の妹。げんにある都市伝説なのか、今後ストーリーにからんでくるのか?

今井は女のいる店に行こうかと提案するが三人とも金がない。「金はなんとかなる」と今井が取り出したのは、諸星も見覚えのあるカウカウファイナンスのティッシュなのであった。


それ、なんとかなってなくない?



つづく。



ふーむ、諸星と丑嶋のラインがもうひとつできましたね。今井も勤務中にもらったんだろうか。あのとき丑嶋が車をおりたのは、カモがおおいタクドラにはちょっとしたことでも声をかけるという、丑嶋の営業活動の一環だったりして。



今回は人間の二面性ということが描写の中心かもしれないなー。勤務中や同僚たちといるときの諸星は、おそらく「キリッ」とした“白”人格にある。第一話の勤務開始前の白への言及がそれを示唆する。同様にして、勤務明けの今回は黒色の描写が目立つ。メールを見ているときの諸星の人格がそれなのだろう。女の子の化粧うんぬんという諸星のことばは、社会の成員として機能するとき程度の差はあれすべてのひとが装着する仮面=ペルソナを暗示するものなのかもしれない。


そして出会い系の娘がいう「秘密のパーティ」とはなんだろうか。室内で催されるもののようだが…。いずれにせよ黒人格の諸星が参加するものなので、ノーマルなものではないだろうけど。

…ニューリッチかッッ?!


まあ、丑嶋とパーティの描写があるまでは即断は避けたほうがよさそうですね。…というようなことを言ってるあいだに出会いカフェくんは終わってしまってあわてることになったのだけど。


それにしても13巻はどうなってるんだろう?いつもこんなに遅かったかな。まだAmazonでも予約はじまってないし、発売のめどがだってないってことですよね?出会いカフェくん編をおおはばに書き改めているとかだろうか…。


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