
僕は男性なので、ここでは「おじさん」について。年齢不詳とは僕のことだとよくおもいます。
いま24だけど、20代から30代、たぶんどの年齢でいっても通る気がする。
老け顔なので、高校生のころは私服でいるとどうしても年相応に見られなくて、べつにヤンキーでもなんでもないのにろくブルばりに学校ない日もつねに学ラン着てた、なんていうつまらない思い出があります(中三のとき大学生に間違えられたことがある。老けすぎだろ)。だから十代のころ、コンビニで酒買うのはいつも僕の役でした。もちろん私服のときにね。確認されたこといちどもなし。サークルに入ったばかりの、大学一年のころ、いまは仲良しですが、当時知り合ったばかりだった友人YとHは、みんなでどっかにドライブに行ったとき、車のかたわらでひとり腕を組み、軟弱な雰囲気にうまく溶けこめずやや浮いていた僕を見てOBかとおもったそうです。坊主だったから、むしろ若く見えたと思うんだけど…。ヒゲのせいだったのかな…。
うちの高校はわりに服装や頭髪のチェックが厳しく、普段はそんなでもなくても一斉指導の日はみんな髪の毛真っ黒にしてくるのが日常で、当然ヒゲもダメなんですが、生活指導(なつかしい響き…)の日に僕はうっかり伸ばしていたアゴヒゲやクチヒゲを剃ってくるのを忘れてしまい(まわりがデキのいい子ばかりだったのもあって、当時はいま以上にB-BOYにあこがれていた)、部分脱色していた坊主のあたまもそのままで、当然ハサミやカミソリを持ち歩くということもなかったし、髪だってどうにもならず、あきらめて刈るなら刈れ!ぐらいの気分で席につき、三人くらいの教師が教室のなかをぐるぐるまわってチェックするのを待っていました。で、僕の番になって、当然髪の毛のチェック入って、しかし坊主だから黒く染めるというわけにもいかないので、スイマセン、今夜刈るので、ということにしたのですが、なぜか三人の教師は誰もヒゲについて触れないまま、次の生徒のほうに行ってしまったのです。おもいっきり伸ばしてるのに。それどころかハサミで手入れまでしてるくらいなのに。きちんと、ヒゲもチェック項目に入っているはずなんですよね。僕はどういうことかわからず、とりあえず喜んでいたら、教師がひとりだけ戻ってきてやっとこれを指摘しました。その教師いわく、「似合いすぎて生やしてるの気付かなかった」ということでした…。
なんのはなしか。脱線しすぎだろ。
若いころ老けて見られるひとは年とってから若く見られるものだ、というなんの根拠もない通説をむかしは信じていたのですが、そんな普遍性みたいなことはまったくないと最近感じます。たとえば、ついこの前、18の女の子に「24には見えない、若い」と言われて喜んでいたのですが、いっぽうで同じ年齢の別の子の「29くらいかとおもってた」という意見も見逃せない。バイト先の女子高生に「何歳かぜんぜんわからない、見当もつかない、20にも30にも見える」という、どう反応していいのかわからない指摘をされたかとおもえば、よく店に遊びにくるちっちゃい男の子には「空手のオジチャン」と呼ばれている…(その子は極真カラテをやっていて、僕もむかしやっていたので、そのおはなしをよくするのです)。こんな僕は果たしておじさんなのかお兄さんなのか…。いずれにせよtsucchiniであることに変わりはないわけですが。じっさい、オジサンっておもわれてもべつにいいや、みたいなところあるし。
…ブログネタって、こんな感じでもいいのかな??