今週のアフロ田中 | すっぴんマスター

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(※注:ゲーム攻略サイトではありません)書店員。読んだ小説などについて書いています。基本ネタバレしてますので注意。気になる点ありましたらコメントなどで指摘していただけるとうれしいです。

あ、あれ?!井上とロボよりもどしたの?いつのまに?!
今回のエピソード、美人は話しづらいってとこ、わかる気がするな~。なんでなんですかね。うれしくないわけないのに…。失敗したくない、みたいな意識が働くのだろうか。だとしたら、成功も視野に入ってるわけで、ずいぶん図々しい考えかただな…。「美人すぎて手に負えない」と思うなら、嫌われたってかんけいないはずだもの。
中退アフロ田中三巻で、田中たちが井上やその友達のイケメンつまぶきくんとともに合コンにいくはなしがあります。相手は井上が大学で仲良くなったヒロミちゃんという女の子とその連れ四人で、これが顔がひきつるくらいかわいい美人ギャルズでした。彼女たちに囲まれ、合コン慣れしてる井上とつまぶきくん以外の三人(田中、村田、大沢)は、かっちんこっちんになってしまい、心の中で「こっ…こわいっ!!」と叫びます。以下引用。
「田中は美人ギャルズに囲まれ…無意識のうちに自分が流行遅れでセンスのない人間だと感じた。瞬間、自分はこのギャルズにどう評価されるのか…と不安になった。それはすぐさま、恐怖へと変わった」
そう、これですよ。評価を気にしちゃうんですね、きっと。僕なんて、他人の評価(ひとの目、ってやつですね)なんて気にしてたらやりたいことなんてできない、ぐらいに思ってるけど、たぶん、少なくとも女の子に関しては、底の底にこういう意識があるんだろうな…。今日駅で、なんの広告かわかんないけど、「空気を読んでたら、いつのまにかただの無口になってた」っていう坂口憲二のポスターが貼ってあって、ふぅーむ、って感じですね。評価は気になる。だけど自分で高く評価できるものが引き出しにない。→結果、硬直せざるを得ない。そういうことなのかなぁ。やだな…。こんなこと深く考えなきゃよかった…。
でもそういうときもうまく立ち回れる人はちゃんといるわけで、そういう人はこの場面を見て「なんで?」ってなるのかな。