『D通とOプトが業務提携』 | 誠のつぶやき

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ここ最近で一番力の抜けたニュース でした。


急速に拡大するWEB広告の分野において、両者の思惑が一致したとあります。


D通は、あれだけのリソースがそろっていながら、とりそこねていた

WEBの広告取扱いをカバーしシェア確保。

一方専業のOプトは、ナショナルクライアントの余剰予算を獲得することで、

一気に売上高を伸ばす戦略に出たということでしょう。


確かに目先の販路が大きく広がったことで、

Oプトは短期の売上拡大につながり、D通としても業務提携をしている会社が

シェアを伸ばせば、侵食の弱かった領土確保というミッションに成功する。


一つの経営判断としては正解だと思います。


しかし、これはあくまで私見ですが、

WEBはインフラ側の発展がものすごく早く、

人類の生活様式をいっせいに変えてしまったのですが、

流通の販路の一つにはなっていても、商品・サービスの理解促進をする

広い意味での広告、マーケティングツールには、まだなっていないと思います。


WEBというのは、あくまで便利な手段でしかなく、

中身の影響力は、まだまだ存在感が薄いからです。


日々変わるインフラの上に、人の心を動かすコンテンツや、ユーザーを回遊する仕組みをのせ、

初めて既存の広告大手クライアントが、WEBで広告を実施する価値を見い出すのだと思っています。


まだ、未成熟の産業だからこそ、業界TOPの位置にいても

『規模のメリット』を体感することはまだまだ少なかったし、

だからこそ独自の仕組みや、コンテンツを持った企業がすぐに台頭してくるのだと思います。


じつは、広告主が一番その状況を把握していたりするので、

業界最大手の既存代理店でなくても、未熟ながらも新しいリソースに仕組みや、コンテンツを

考えチャレンジしている若いベンチャー企業をパートナーとして選んでくれるし、

継続的にお取引もいただけるようになった。


実際、あたらしい取組みを幾度と試してきて、大手の会社と取引できる感触を得られているし、

これからもそうやって事例を積み重ねていくしかない。


業界自体が未完成だし、成功のシナリオがない業界だから。


今日のニュースは、ともに力を認めて同じ目線で頑張ってきた

弁慶と牛若丸のようなライバルだった関係の仲間が、一気に生き方を変えて

お代官様に寝返っちゃった。みたいな力の抜けようでした。

(あくまで私見ですが・・・)


まあ、文化の違いを克服し、いままでの勢いが変化しなければ、

それは大成功だったということになるのかもしれませんが・・・



以上長い独り言でした。