私は幼稚園、保育園で働いている時、子供たちへの絵本の読み聞かせがとても好きでした。
仕事の中で一番好きだったかもしれません。
保護者から「先生から読んでもらう絵本や手遊びをよく家で話してますよ〜」って言われたりすると嬉しいものでした。最初こそ聞く習慣がついていなくても日々読み聞かせを続けることで、次第に集中力もついてきて、我がクラスの子は絵本好きだったと思います。
自分の読み方で、騒いでいた子も静かになり、徐々にお話の世界に入っていきて、一緒に笑ったり、泣いたり(←感情移入しすぎて😅)読んでいる私も癒されていました。良いものは何度読んでも聞いても良いのですよね〜子供も何度聞いても飽きないようです。
なので、本屋さんに行くと絵本コーナーは立ち寄って、読んで聞かせたいものは買い集めていました。
クスッと笑えるものから、先の展開が読めないワクワクもの、あとは、子供たちに伝えたいこと、教えたいこと、そんな基準で選んでいました。
今回紹介したいのは、先日、本屋さんで絵本コーナーを見ていた時に発見したものです。(今も職業病が抜けきれない^^;)これは、子供たちに伝えたい、教えたい【性教育】に関する絵本です。とってもよく出来ているなぁと思いました。
かなり売れているみたいなので、子育て中の方や保育関係者ではご存知の方も多いかもしれません。
現役だったら、また母親だったら、すぐに読んで聞かせてあげたい絵本の一つだと思い、とりあえず購入しました。
『だいじ だいじ どーこだ?』
性犯罪のリスクは、抱っこ紐から離れたその時から始まると言われています。
子供を性犯罪から守るのは親と子供自身です。
親元を離れたら子供自身に自分を守る術を身に付けてあげなければなりません。
親元を離れるって、すぐにやってきます。”お母さんの抱っこ紐を離れたら”ですからね。
昨今、小児性愛者による事件も多いし、スマホを持つようになったら、彼氏や人に頼まれて、安易に裸の画像を他人に送ってしまうかもしれません。そうして、トラブルや事件に巻き込まれる、なんてことも多くなっています。
それは決してしてはいけないことだと教えてあげなければなりません。
こちらは、小さな子にもよく分かるように可愛らしい絵と短い言葉で、大事なところをしっかり伝えています。
小さい頃から、こういった、教育は必要ですよね。この絵本が理解できる対象は、個人差はありますが3.4才以降っていうところでしょうか。もちろん、小学生にも是非読んで聞かせたいものです。
日本は恥じらいの文化があるからか、私は親からも学校からもどうしたら子供が出来るのか、また避妊できるのかなど、よく分からないまま思春期を迎えました。(注:絵本には書かれていません)
中学の保健体育での授業はボヤっとしか教えてくれず、何がどうなっているのか全然意味が分からなかったし。授業で理解した人っているのだろうか‥‥
なので、中2の時に彼氏がいる友達から子供がどうやったら出来るのかをこと細かく教えられて衝撃を受けた記憶があります。
今の性教育がどうなっているか分かりませんが、当時の私は友達から教わるって、結構ヤバいですよね。
これがもし間違っていたり、変な伝わり方だったら、興味本位でSEXをしてみるなんてことにもなりかねません。避妊をしていなかったら望まぬ妊娠をして産まれてきた子を殺めてしまうなんて、最悪の事態にもなりかねません。
正しい知識や避妊方法、きちんとした性教育は子供を守るため、必要不可欠だと思います。
これはその性教育の最初のステップによいなと思いました。
良かったらこの絵本探してみてください。
書店だと1,200円+税です。