先ほどのお話の続き
音は消えましたが相変わらず
「曲がらない、真っすぐに走らない、リヤが巻く(滑る)」現象は変わらず![]()
結果から言うと様々な原因でなっていたという事
順序を追って話すと
マシンを組み立てた際、「EPA=100%が標準」と思い込んで設定していたケースがよくあります
こちらの方がそれでした![]()
しかし、これは大きな勘違い
EPA(エンドポイントアジャスト)はマシンごとに異なる構造的制限があるため、必ずしも100%が正解ではありません
EPAとは、サーボの動く範囲(切れ角)を制御する設定値のことです
初期設定の段階では、マシンの構造的な最大切れ角に合わせて調整するのが基本です![]()
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TT-02系 … 約 70〜80% が適正値(TYPE-S系はもっと多い)
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TA / TB系 … 約 120%前後 が基準値
つまり、マシンによってサーボの動く量(構造的な最大舵角)が異なるため、一律で「EPA100%」に設定してしまうと、本来の切れ角が出ずにハンドルが足りない(曲がらない)状態になります
設定の考え方
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まずは構造的な最大切れ角でEPAを設定する
(サーボがストッパーやリンケージに無理なく当たる直前まで) -
走行して“切れすぎて走りにくい”と感じたら、D/R(デュアルレート)で減らす
EPA=「機械的な限界の設定」
D/R=「走りの感覚を整える調整」
この順番を守ることが、正しい初期設定の基本です
またEPAは左右別々に調整できますがD/Rは左右一緒に切れる量が増減します
つづく



