日本には様々な伝統芸能が共存しています
思いつくだけで
能、歌舞伎、文楽、雅楽、講談、落語・・・
歌舞伎、落語は割と身近ですし、
能は短大国文科の授業で鑑賞しました
でも 講談、文楽は、全く未知の遠い世界
生で見てみたい、と決意して早や数ヶ月
義妹が神田伯山のファンということもあり、
まずは講談から動き始めました
1ヶ月前に、12時開演の昼の部に申込みました
少し早目に上野に到着
受付の11時半まで、行きつけのお店付近をふらっと散策します
上野といえば、みはし
福島から上京する祖母を迎えて、祖母、母、私の3人でよくあんみつを食べたっけ
今日の講談は4時間の長丁場なので腹ごしらえ
クリーム白玉あんみつ
あぁ♡おいしー
ダイエットは明日から・・・
母がよく買っていた、酒悦の漬物
鈴本演芸場
上野には、鈴本演芸場と上野広小路亭の2つの寄席があります(私が講談を聞いたのは上野広小路亭)
鈴本演芸場で、猫八さんの名前が目に留まりました
見慣れない顔だなと思ったら、5代目江戸家猫八だそうです
3代目江戸家猫八師匠は、私のお得意様でした
師匠のご旅行を担当させて頂きました
普段着の猫八師匠は誰にも気づいてもらえず、わざと隣のお客様に声をかけたりする、お茶目なおじいちゃまでした
頼んでもいない(笑)サイン色紙を、お土産代わりによく持ってきてくださいました
懐かしいなぁ
自社ビルは数年前に移転
旅行会社の店舗は消えゆく運命と感じていましたが、こんなに早く消滅していくとは
工事中の隣の空き地は、アパホテルになるそうです
この路地には、珈琲が美味しい小さな喫茶店がありました
店内で静かに珈琲を飲む、馬風師匠や5代目柳家小さん師匠を何回かお見かけしました
家族へのお土産は、うさぎやのどら焼き
甘味を抑えたあんこ、ふわふわの生地
キモチ小さくなった気もするけど、味は変わりません
アメ横にある、ドライフルーツの小島屋
1番のオススメはトルコ産いちじくです
砂糖不使用、無添加で、おいしくてカラダにも良い
上野広小路亭
会社員時代は何度も通ったビル↓なのに
今までご縁がありませんでした
永谷園カラーしか頭に残っていなかったのですが、
永谷グループだと言うことも初めて知りました
講談と落語の違いがよくわからない・・・
ググってみると
落語は会話によって成り立つ芸
講談は話を読む芸
この日は満席🈵
キャンセル待ちの人たちが、10人くらい並んでいました
そう言えば、3月に行きたくて予約をした時も満席で、やむなく1ヶ月延び延びになったのでした
このビルの3階に演芸場があります
でもエレベーターがありません
高齢者、車椅子ユーザーのかたは厳しいです♿️
古いビルだから仕方ないけれど、残念
38というのは電話の受付番号です↑
当日はこの順番で受付をして、自由席のイス席に座り、私は前から5列目に座れました
スリッパは自分で持参します
不安
① 果たして4時間も集中して聴けるのか
たぶんムリ
② 歴史を知らなくても大丈夫なのかな、、、私だけ話に付いていけず、取り残されそう
実証
① 眠くなると、パパンパンと講談師の叩く張扇の音でハッと目が覚めます
私の前方にはお客様が30人くらい居ましたが、4〜5人くらいは、ずっと居眠りしていました💤
ちょっと安心
② 堅苦しい軍記物語などが延々と続くのかと思ってました
中には桜子さんの「ピクサーを作った男」など現代ネタもあって意外!
お客様の割合は、女性4割、男性6割
私の隣は大学生カップルでしたが前半で退場
70人くらいの定員なのかな
こじんまりとしていて、講談師との距離が近いため、
会場内の皆さんの熱気が伝わってきて、自然と気持ちも盛り上がります
印象に残っているのは3人
神田鯉花(りか)
メガネを取ると美人さん
話のスピードと抑揚が、私にはちょうど良い
熱湯風呂は、その熱さまで感じました
神田伯山(はくざん)
上目遣いの目が妖しいw
話の中で、猪退治の作り話をする場面は特に引き込まれる
居眠りをしている観客が、一人もいなかった
神田鯉風(りふう)
安定感抜群
何回か詰まったり間違えもあったけど、それはそれで味になってる
でも、話の内容よりも板橋区在住という事しか記憶に残ってません
話が終わると、テンポよく次の講談師さんにバトンタッチされます
女性の厚いお化粧と髪型も興味を引きました
まずは短時間の初心者コースがあれば良いな
でも、広小路亭のアットホームな雰囲気と、講談師の流れるような話術に魅せられて、4時間ほぼ眠くならずに聞けました
伝統芸能というと敷居が高い印象だけれど、意外と身近なんだなー
千葉県民のワタシ
次回は、松林伯知(しょうりんはくち)さんの
里見八犬伝をお聞きしたいです🐕🦺
🍀講談へいざなってくださった眉誘亭さろんさんのブログです ありがとうございます
2024年4月30日
上野広小路亭
神田伯山