先日、ある金融機関に遺産分割協議書を提出すると
印鑑証明書の印鑑と遺産分割協議書の印鑑に相違があると指摘がありました。
私が印鑑証明書と遺産分割協議書を重ね合わせて
ペラペラめくって照合しましたが、
同一の印でした。
若干文字の形が違いますが、
使用による劣化等や素材の変化によるものだと思います。
法務局なら実印としてみてもらえるレベルですし、
何行か金融機関に提出していますが、
指摘があったのは1行です。
印鑑が変化したものだと考えられるので、
市役所で印鑑証明書の印を改印手続きで
実印を押し直すことになります。
私は過去1000件以上は不動産の決済を行い
印鑑を照合していますが、
実印と印鑑証明書の印影が若干異なることはあります。
印鑑証明書の印が滲んでいたり
強く押印したことで伸びたりします。
印鑑の大きさ
文字の一致のレベルを考慮して
印鑑証明書の印鑑と同一かどうかを判断します。
法務局は印鑑の欠けや伸び等に柔軟に判断してもらえる傾向にあると思います。
コピーして作った場合は別として
同一の印鑑が作られることはないです。
個人的に一番、印鑑の照合が難しいのは100均の認印です。
同じ会社の印は同じ形だと思いますが、
他社の印鑑も似たような形状をしています。