痛ましい死亡事故が起こってしまいました。
当方管理Xで沢山の反響を頂いておりますが、電線防護の必要性について注意喚起したいとの思いからでした。
https://twitter.com/tsuboi_toko/status/1784371068964401211?t=qDll58H7SBPfELJbOTfnbQ&s=19
この状態は通電を止めているので救出作業に当たっておりますが、電柱に3本のリード線が見えると思います。
— ツボイ塗工@建物に再び命を吹き込むスーパーペイント (@tsuboi_toko) 2024年4月27日
これが6600ボルト高圧線です。
防護していたとしてもこの位置関係はかなり危険。恐らく腰にぶら下げた工具が高圧線に触れて一瞬であったのだと思います。。。… https://t.co/5eE5Qzbw90 pic.twitter.com/hDdrBTBHPP
まず、電線防護には費用が掛かります。
法令で決まっているものの、費用負担が発生することから回避されがちな危険をはらんでいます。
ただ、当方では近接電線については東電と協議し、施主様にしっかりご相談し、防護に向かいます。
本写真は当方現場における電線防護例です。こちらの費用は12万円ほど。
内訳は東電現地調査費、トランス関連防護・中圧線(200V)防護、低圧線(100V)防護、引込線防護です。
高圧線に関しては仮設予定足場を近くに立ち上げず、2メートル以上確保する予定から防護対象外となりました。
このように厳重な防護を行っても接触は許されないため、足場工事業者さんには逐一指示を出し、近接も含めて回避できるように建てて貰うことと、作業中の近接が無いように最大限の注意を払いました。
本来はそのように行わなければならない中、広島では現場管理者、元請けの無知が引き起こした事故でした。
当方では防護された6600ボルト近接地点での作業経験がありますが、防護されていたのての針を刺すような痛みを感じながらの作業。
無防護ではかなりの異常を感じたはずで、若き職人の恐れは想像を絶します。
そんな中での痛ましい事故。
当方ではこうした事故を起こさないために最善を尽くしています。