”島” 。四方が海に囲まれている陸地。

昔だったら、船で渡るしかなかったわけですが

(あるいは命がけで泳いでわたる)

現代では、橋が架かり陸地とつながっている

島も多数あります。

 

こんにちは。ただの地理好きです。

日本には14,000余りの島(国土地理院の統計上)

があり(そもそも日本自体が島なわけですが)

本州、四国、九州から、車や徒歩で渡れる

島も数多く存在します。

 

今回は日本各地の、橋で渡れる島々の中から

比較的小さめの島を中心に、いくつかを

簡単にご紹介していきたいと思います。

それでは、いってみましょう。

 

 

【神奈川県城ヶ島】

三浦半島の目と鼻の先にある有人島、城ヶ島。

度重なる隆起によって誕生し、波の浸食による

自然の造形美を見ることができる島です。

 

城ヶ島大橋で、自動車、自転車、徒歩で渡ることが

できます。

太平洋に面した岸壁の「四畳半」、「馬の背洞門」

などの景勝地や灯台、展望台などがあります。

景勝地に行くための道に少し危険なところが

あるようなので、履いていくクツなどに

注意した方が良さそうです。

 

 

【岡山県鹿久居(かくい)島・頭(かしら)島】

瀬戸内海の日生諸島の中で、最大面積の島、

鹿久居島。

島に渡る橋の名前が特徴的です。その名も

「備前♡日生(ひなせ)大橋。」

この名称、正式名称です(遊び心満載ですね)。

正式名称にハートマークはインパクト大です。

名付けるのに勇気が入る名称ですね。

 

”鹿が久しく居る島”の名称が表している通り

島には、野生の鹿が生息しているそうです。

 

鹿久居島から、さらに頭島大橋で「頭島」に

渡ることができます。

頭島は小さな有人島ですが、郵便局や

信用金庫があり、民宿や食堂も多いです。

日生諸島の中で人口が一番多いそうです。

 

なお、備前♡日生大橋は歩いても渡れるよう

ですが歩道はないので、注意が必要です。

 

 

【高知県柏島】

宿毛湾に面し、高知県大月町に属する柏島。

近年、youtube・SNSで目にする機会が

増えてきました。その理由は、とにかく

海の水の透明度が高いこと。

エメラルドグリーンの透明な海は

まさに地中海のようです。

 

東京から行くとすると、全国屈指の

時間がかかる地域でもあります。

でも、船が浮いて見えるほどの透明度の高い

海を見たり、潜ったりしてみたいという

ことで、訪れる人がかなり増えているようです。

 

注目度が高まっていることにより

観光客が増え、路上駐車やゴミなどの

問題が起きているようです。

地元の方としては、人がたくさん来てくれて

活性化するのは嬉しい反面、そういったこと

があると頭が痛いでしょうね。

ルールやマナーに気を付けたいですね。

 

 

【山口県角島(つのしま)】

当ブログでも以前に角島大橋の絶景を

ご紹介しました。青い海と白い砂浜の景色は

まさに映えスポットです。

全長1780mの角島大橋、歩いても渡れるよう

ですが歩道がないため、危険を考えると

歩いては渡らない方が無難かもしれません。

 

さて、角島ですが、灯台、海水浴場やリゾート

食事処など観光にも適した場所になっています。

 

 

【山口県青海島(おおみじま)】

山口県の長門市にあります。「海上アルプス」

とも称され、様々な地形や奇岩がみられます。

「波の橋立」という「天橋立」を彷彿とさせる

砂州もあり、その遊歩道を歩くことができます。

 

長門市の仙崎から青海島大橋を渡って行くことが

できます。歩道があり歩いて渡れますが、

仙崎の道の駅で自転車が借りられるので

島を巡るなら、その方が良さそうです。

 

 

東日本には、橋で渡れる島があまりなく

(島の数自体も少ないですが)

瀬戸内海をはじめ、西日本には橋で渡れる

島が多いです。ですので、次回も西日本

(瀬戸内海や九州の島々)をご紹介して

いきたいと思います。よろしくお願いします。