こんにちは。ただの地理好きです。
「朝ラーメン」略して「朝ラー」
朝からラーメン屋さんに行って
ラーメンを食べる習慣のある地域が
日本にはいくつかあります。
そしてラーメン屋さんも早朝から
開店している。
朝からラーメンってなんか贅沢ですよね、いや
その精神性というか、どうしても健康のことが
気になって朝からラーメンを食べるのは憚れる
ところですが、「朝からラーメン食ってやるぜ」
というその潔さというか心意気が羨ましく
感じられます。
今回は、そんな朝からラーメン文化がある地域
について調べていきたいと思います。
(ひとり旅プラン静岡県編の途中ですが、
ちょっと気になったもので、考察して
いきたいと思います。)
【静岡県藤枝市周辺】
前回の[非推奨ひとり旅プラン静岡県編①]の
中で、静岡県藤枝市の朝ラー文化を
ご紹介しました。そのときは、朝早くから
茶畑で作業をされて汗をかき、その塩分補給
もかねて、朝にラーメンを食べる文化が出来た
のではないか、と考察しました。
⇒藤枝市のすぐ近くに、焼津市があります。
焼津といえば漁業が有名。
焼津漁港で早朝から働く方々のために
ラーメンを提供し出したのが始まり
という説もあるようです。
上記のように早朝から茶畑で働き
その後、ラーメンを食べにくる方が
たくさんいらっしゃったので、
ラーメン屋さんが開店時間を早めた
という説もあります。
朝早くからの仕事、漁業や農業あるいは
市場などがあると、朝早くから食事を
することになります。さらに体を使って
汗をかけば、塩分を欲しくなる、ということで
「朝ラー」文化につながりそうです。
【青森県青森市】
青森市も、朝にラーメンを食べる文化がある
地域です。だいぶ前になりますが、
青森市で朝ラーをやっているお店の密着を
テレビでみたことがあります。
出勤・登校前の人々が次々とラーメンを食べ
に来ていました。
青森県民は、大のラーメン好き。
カップラーメンやインスタント麺の
消費量は全国トップクラスで、とにかく
塩辛かったり濃い味が大好きと言われます。
(平均寿命が短い原因になっているとも
言われますが、さて真相やいかに?)
とにかく、朝からでもラーメンを食べたい
というか、しょっぱい濃い味付けのものを
食べたいということで、朝ラーの文化が
根付いたのでしょうか?
⇒市場付近のお店から始まったようです。
市場で朝早くから働いて その帰りに
ラーメンを食べる、ということですね。
そこに青森県民のラーメン好きの県民性が
合わさり、根付いたのでしょうか。
(近年は健康志向ですから、やや衰退気味?)
(都内でも朝からジョギング等されている方も
たくさんいますから、朝ラー始めたらどうなん
でしょうか? 健康のために走っているのに
朝からラーメン食べたらチャラになってしまう
どころか、マイナスになりそうだから
流行らないか? と思って調べてみると
かなりの数の「朝ラー」をやっているお店が
あってビックリ。いろんな時間帯に働いて
いる方がいらっしゃいますし、ラーメン好きな
方はたくさんいらっしゃるので、確かにニーズは
あるんですね。)
【福島県喜多方市】
喜多方ラーメンは有名ですね。
テレビ番組の某路線バスの旅で、喜多方へ
朝ラーを食べに行っていたのを見た記憶が
あります。(うるおぼえですが)
福島県といえば、桃などの果樹が有名ですし
お米もたくさんとれます。
そんなわけで、早朝から農作業をされた
方たちに、ラーメンを提供し出したのでは
ないかと考えました。
⇒その説もあるようですが、「朝ラー」
が始まった理由については、いくつかの説が
あるそうです。 工場の夜勤明けの方たちに
提供した説もあります。
1つの要因とは限りませんし、美味しい
ラーメンを朝からでも食べたいというニーズが
大きかったのは確かでしょう。
日本各地にその地方・地域独特の食文化があります。
気候・風土・県民性などなど、様々な要因による
ものだと思います。「朝ラー」以外にも気になった
食文化があれば、また調べてみたいと思います。