こんにちは。ただの地理好きです。

 

読みが難しい、読み間違いしやすい市町村を

紹介してきました、このシリーズも

今回で最後となりました。

 

軽い気持ちで始めましたが

意外に大変だったなあ。

途中で、「別に全国やる必要ないか?」

とも思いましたが、妙な義務感と責任感が

芽生え、最後の北海道編に辿り着きました。

 

これまでは、1つの都府県から

1~3つ程の市町村を取り上げましたが

北海道は、アイヌ語由来の地名が多く

読み間違いやすい市町村も多いので

10市町村をご紹介します。

 

①苫小牧市(難易度★☆☆)

知名度は高いので、難易度は星1つ。

社会の地理でも製紙・パルプ業などで

目にします。

高校野球好きな人にとっては

駒大苫小牧は有名です。

(ドラフトの結果を全12球団

チェックする位には野球好きです。ハイ。)

 

アイヌ語由来の地名。

山奥に入っていく小さい川を

表す「マコマイ」に、沼を表す

「ト」がついたようです。

 

⇒とまこまいし

 

 

②稚内市(難易度★☆☆)

こちらも有名な市です。宗谷岬には

最北端の碑があります。

 

「ヤム」(冷たい)「ワッカ」(飲み水)

「ナイ」(川)というアイヌ語が由来。

 

最北端のお店がたくさんあります。

マクドナルド、ロッテリア、すき家、

ケーズデンキ、しまむら、セイコーマート、

ローソンなどチェーン店やコンビニも

たくさんあります。充実してますね。

 

⇒わっかないし

 

 

③留萌市(難易度★★☆)

かつてニシン漁で栄えました。

アイヌ語の「ルルモッペ」

(汐が奥深く入る川)が由来。

 

日本の夕日百選「黄金岬」、道北最大の

海水浴場「ゴールデンビーチ留萌」など

があります。

 

⇒るもいし

 

 

④長万部町(難易度★★☆)

温泉が有名ですね。

東京理科大の長万部キャンパスもあります。

(経営学部の国際経営デザイン学科が

1年次のみこちらで学ぶようです。)

 

アイヌ語の「オ・サマム・ペッ」

(川尻が横になっている川)に由来。

 

⇒おしゃまんべちょう

 

 

⑤積丹町(難易度★★☆)

積丹半島にある町。

アイヌ語「シャク」(夏)「コタン」(村)

に由来。

 

積丹半島の海の色は本当にきれいで

【積丹ブルー】と呼ばれます。

ぜひ画像検索してみてください。

 

⇒しゃこたんちょう

 

 

⑥倶知安町(難易度★★☆)

蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山は

山容が美しい。

ニセコリゾートやスキー場で有名。

 

アイヌ語で「クッ・シャン・イ」

(くだのようなところを流れ出るところ)

が由来。

 

⇒くっちゃんちょう

 

 

⑦新冠町(難易度★★★)

競馬のサラブレッドの有数の産地。

レ・コードの湯、レ・コード館など

現在はレコードの町を推しているようです。

 

アイヌ語「ニカプ」(木の皮)が由来。

 

⇒にいかっぷちょう

 

 

⑧興部町(難易度★★★)

オホーツク海に面し、冬には流氷も

見られます。流氷岬もあります。

 

アイヌ語「オウコッペ」(川尻の

合流しているところ)が由来。

 

⇒おこっぺちょう

 

 

⑨標津町(難易度★★☆)

鮭の日本有数の産地で、サーモン科学館

やサーモンパークがあります。

 

アイヌ語「シ・ペッ」(大きな川・本流)

が由来とのこと。

 

隣の中標津町には、(根室)中標津空港が

あります。日本最東の空港ですね。

 

⇒しべつちょう

 

 

⑩音威子府村(難易度★★☆)

北海道内で最も人口が少ない自治体。

人口は少ないですが、音威子府駅には

特急が止まり、かつての交通の要衝。

 

アイヌ語「オトイネプ」(河口が泥んこの川)

に由来。

 

⇒おといねっぷむら

 

 

というわけで、日本全国の難読市町村も

これで最後です。

※アイヌ語の由来には、いくつかの説がある

場合があります。

 

地名には、それぞれの意味が込められていて、

やはり面白いなと思いました。

(機会があれば、難読地名とその由来なんかも

調べてみたい)

いやー、地名ってホントウに面白いですね。