オールドが逝去いたしました | 鳥の保護活動/TSUBASAみらくる日記

オールドが逝去いたしました

突然ではありますがタイトルの通り、ご報告申し上げます。

 

8月24日に、TSUBASAでは最高齢のオールドが亡くなりました。

享年60歳(以上かもしれません)でした。

通常、TSUBASAでは亡くなった鳥さんのご報告はしておりませんが

私たちの団体のシンボルのような鳥さんでしたのでご報告させていただきます。

この子のことを初めて知るという方もいるかもしれませんが、

オールドはキエリボウシインコという種類で、30歳代からTSUBASAで生活をしています。

長きにわたり、高齢ゆえのケアを続けてきた鳥さんです。

 

お世話の中でこれが最後になるかもしれない、と思う時が何度もありました。

もうがんばらなくてもいいよ、と思う時も何度もありました。

それでも毎回もち直しては、私達にお世話を続けさせてくれました。

 

そして危機の乗り越える度に、私たちのしているお世話を肯定してもらっているような

オールドに育ててもらっているようなそんな気持ちになる特別な鳥さんでした。

最期の日も、お気に入りのメロンやみかんを自分で食べています。

苦しそうな姿もたくさんみましたが、最期まで自分で食べてくれていたことに救われる思いです。

 

長寿だけが幸せを表す指標ではないので、長く生きればいいということではないと重々承知しています。

オールドの60年が実りの多いものであったかは、オールドにしかわからないとも思います。

ですが、ここまで一緒に私たちといてくれたことに今はただただ感謝したいです。

あの綺麗な瞳も、歌声も、噛まれると意外と痛い力強い嘴も

全部大好きでした。思い出が多く、まだまだ言葉にはできませんが

取り急ぎ皆様にご報告を申し上げます。

 

最後に。

オールドならびにTSUBASAを応援してくださった皆様へ

彼女に掛けていた長い看護と介護のケアは、皆様のご支援のおかげでできているものです。

深く御礼申し上げます。

50歳前後の鳥が多数生活しているとり村では、これから複数の鳥が

介護に入ることが予想されます。オールドを通して得た経験を活かして

他の鳥たちも支えていきたいと思います。

もちろん、里親様を探すことも諦めずに継続していきます。

 

亡くなる1か月ほど前の写真です。

光の当たった瞳がとてもきれいでした。

オールドは在籍期間も長かったので、お写真もたくさんあります。

また機会があれば掲載させていただきます。