在地球宇宙人
かぶき者 たかふみです。
かぶき者と名乗る理由は
こちらをお読みください。
キリがいいところまでやめるのと、
キリが悪いところでやめるのでは、
どちらが時間効率が良いのだろうか。
これは、
学生時代にふと思ったことです。
学生時代、
特に国家試験を控えた時期は、
一日16時間程度勉強していました。
今の私視点で振り返ると、
「それって効率的にどうだろう？」
ということもあるけど、
当時はそれが良かったのかもしれません。
その後、
社会人になってから勉強する場面で、
冒頭の疑問を検証実験してきました。
というわけで、
今回の話は、
【時間の使い方のコツ】について
私の思うことを書きたいと思います。
「キリのいいところまでやったら、休憩しよう。」
「あと〇ページやったら、休憩しよう。」
こういう経験って、ありますよね。
なぜ、そう思うんだろうか？というところから、
観察していきました。
そうすると、
キリがいいところまでやることによって、
≪やり残した感≫
みたいなモヤモヤを残さない、回避したい、
という思いが理由だろうと答えが出ました。
では、
≪このやり残した感≫は、
どんなルーツからやってきたのでしょうか。
多くの場合、
幼少期に親や先生等、大人から
「キリがいいところまで、やりなさい。」
と言われ続けていて、
それをやり遂げることによって、
褒められる、
愛してもらえる、
といった思い込みが生じたのでしょう。
では、それを言う大人たちのルーツは？
きっと、
またその大人たち（親が幼少期のときの）
からでしょう。
つまり、
順送りで起きている連鎖であって、
実は大した理由ではないのです。
というわけで、
「キリの悪いところでやめてみる」
という検証実験をすることにしてみました。
検証実験を進めていく中で、
わかってきたことがありました。
中断していた作業を再開しやすい、
中断前のペースに戻しやすいのは、
キリが悪いところでやめる方だったのです。
キリがいいところでやめると、
脳は「この作業は終了した」と認識します。
作業的には中断からの再開だけど、
脳はイチから始めている状態なのです。
だから、
中断前の作業のペースに戻るまでに、
「これで良かったっけ？」
「これ、どんな風にやればいいんだっけ？」
と確認すること、思い出すことが増えて、
時間やエネルギーが必要になるばかりで、
なかなか前進しません。
つまり、時間の浪費です。
一方、
キリが悪いところでやめると、
≪やり残した感≫というモヤモヤが残り、
そのモヤモヤを取り除きたがいがために、
中断中も、脳は待機している状態です。
だから、
作業を再開したときも、
確認や思い出すことが圧倒的に少なくなり、
作業前のペースに戻りやすいわけです。
パソコンで例えるならば、
こんな感じです。
キリがいいところでやめる
→
脳は電源OFFになる
キリが悪いところでやめる
→
脳はスリープ状態
（再起動しやすい状態）
このキリの良し悪しの最たるものが、
テレビ番組です。
連続ドラマだと、
次回に繋がる部分は全部オープンにせず、
続きが氣になるくらいまで盛り上げておいて
続きは次回…
というパターンがよくありますよね。
そして、
連続ドラマ中はその連続。
もっと言えば、
放送中でも、CM前はモヤモヤを誘発しますね。
これは最近始まったことではなく、
ずっと昔からあることです。
つまり、効果が高いから長く続いているわけです。
これは、テレビに限ったことではなく、
普段の生活においても応用は出来ます。
普段の生活に応用することが出来れば、
もっと時間を有効に使えるのではないでしょうか。
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