ヘレンケラー・サリバン先生の教育 躾について 小学校受験 | 親子で取り組む小学校受験!TSUBASA通信教育

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次回の願書添削募集は、9月1日21時からです。1分程度で完売しますので(いつも本当にありがとうございます)ご購入されたい方は、時間になったらすぐにお買い求めくださいね。

 

 

夏期休暇をいただいておりました。通常運転になりましたので、またブログ等綴っていきたいと思います。よろしくお願いします。

 

 

さて、今日は、ヘレン・ケラーはどう教育されたか、サリバン先生の記録、の中からお話したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さまがご存じのように、ヘレンケラーとは、視覚、聴覚に障がいを持って生を受け、サリバン先生との出会いによって、指紋法や発声法を学びます。その後、現ハーバード大学を卒業し、教育者、作家、社会運動家として活躍をされました。

 

 

私も小さい事、ヘレンケラーの本を読んだ事がありますが、サリバン先生の立場にたって教育の事を読む機会は今までになかったです。

 

 

この本は、もしかすると、今、教育の事で悩んでいる方の指針となるかもしれません。ぜひ手にとってほしいなと思います。

 

 

さて、本書には冒頭、このように書かれています。

 

 

ヘレンケラーが決して奇跡の人などではなく、すぐれた教育の結果であることが分かるだろう、と。

 

 

 

今日は私が読み進める中で、感じた事を共有できたらと思います。

 

 

甘やかす事、厳しくする事について、です。

 

 

サリバン先生がヘレンと出会った時は、それはそれは、わがままし放題だったという事です。両親のあまやかしは度をすぎていて、思いのままにふるまう事を許していました。あらゆる人に暴君のようにふるまい、わかってもらえない事からさらに、かんしゃくをおこす、という結果になっていたという事です。

 

 

そしてまず、サリバン先生がした事は、思い通りにさせない、という事です。

 

 

ほめる教育、といいますが、サリバン先生は、厳しくする事の中に愛情があり、信頼がある事を本書で深く読み取れました。

 

 

私自身、それこそ最近の考えですが、物事は、2極化しても答え出ないと思っています。例えばワクチンを打った方いい派と、打たない方がいい派にわかれたりする事や、ほめる教育がいい派や、厳しくする教育がいい派があったり、早期教育反対や、早期教育派だったり・・・・沢山ありますよね。

 

 

でも、そこには個が存在します。

 

 

この子は、こっちの方があっているかもしれないし、それこそ環境や要件が違いますから、よく観察して、最後は自身で決めなければならないのです。

 

 

だから、何派がどうで争う必要はない。あなたはそうだけれど、私はこう、という事が多様性だと思っています。

 

 

多様性という言葉は願書でよく見かけますが、本当に多様性を重んじてるかどうか、私自身も1つ1つ問うていかなければならないと思っています。

 

 

そうでなければ、やっぱりサリバン先生の教育は間違ってなかった!という考えに至るからです。

こういうやり方もあるのか、我が子はどうなんだろう、全部は難しいけれど一部は取り入れようかな、そういう風に考えていかなければ、世の中迷宮入りになります。

 

 

さて、話をもどして、サリバン先生はどのようにこのヘレンを扱ったか。

 

 

まずは、両親に、どんなことがあっても私に干渉しないでください、と言いました。そして、何でもヘレンの思い通りにさせておくことが、まったく彼女のためにならないことを全力で尽くしました。という事です。

 

 

しかし、ここが重要で、

 

 

すべてが自分の思うままになるはずがないことを子どもに教える過程は、子どもにとってもまた教師にとっても苦しいものになりがちだということを指摘しました、という事です。

 

 

サリバン先生は語ります。時には、本当にやってはいけない事をした時には罰する事も必要だし、不本意に物事をさせられて悲しんでいる子どもをみるのはつらいですと。

それでも、サリバン先生は、その道を信じて、ヘレンとご家族を離して暮らします。

 

 

 

厳しいとは、つらい事ですよね。受験においても、そうでしょう。甘やかして、今日はやらないと言って、「先生、今日はやらないと言っています」という方が楽ですし、可哀そうな姿をみずにすみます。

でも、やる時は、やる、という事を教える厳しさと覚悟は、私は受験には必要だと思っています。

 

 

 

ただ、ダメな事もあります。

それは、常々いっているように、わからないから叱るという事です。できないから叱るのは、サリバン先生の指導をみていても1つもありません。サリバン先生は、その度に、試行錯誤して教育されるのです。

でも、我がままや、約束を破る事は決してゆるさなかった事がみてとれます。

 

 

さて、そんな調子で、言葉も通じませんから、ダメな時は手をぴしゃりとたたく事もありました。と。

ヘレンと大ゲンカをしたというエピソードもありました。ヘレンは寝っ転がって蹴ったり、叫んだりする、その度に、それは悪い事だと伝える、こんな事が長時間も続きます。

でも、いつも甘やかしてくれている人は誰もいません。

 

 

ここで、このように綴られています。

 

 

私は(サリバン先生)思いきり泣いて気分がさっぱりしました。私が教えることのできる二つの本質的なこと、すなわち、服従と愛とを彼女が学ぶまでには、この小さな女性と今日のような取っ組み合いのけんかを何回もやることでしょう。さようなら、ご心配なく。私は最善をつくすつもりです。あとは人間にできないことをうまくやってくれる何かの力にお委ねするだけです。私はケラー婦人が大好きです。

 

 

忍耐を感じますね。受験の指導も、忍耐が必要なのではないでしょうか。綺麗事だけではできない事もあると思います。だけれど、すがすがしいまでに、服従と愛、と書かれています。

 

 

厳しさと愛、厳しさの中の愛を学ぶ、という事でしょうか。

 

 

受験の中の、絵画だったりペーパーだったり・・・は私自身はすごく表面上の事だと思っています。もっと深いところは、親子関係を真剣に見つめてみるところにあると思っています。

 

 

こんなにも、向き合って、こんなにも悩み、だからこそ、こんなにも成長する姿をみる事ができる。

 

 

それは、厳しいという覚悟もあってだと感じています。

ただし、厳しいにも質があります。

 

 

さて、この愛の話をしましょう。

 

 

この大変な教育の中で、こうつづられています。

 

 

 

彼女が私に服従することを学ぶまでは、言語やその他のことを教えようとしても無駄なことが、私にははっきりわかりました。考えれば考えるほど、服従こそが、知識ばかりか、愛さえもがこの子の心に入っていく門戸であると確信するようになりました。と。

 

 

服従というと、現代の教育からするとちょっと強すぎるワードではないでしょうか。

だから、すがすがしいまでに、と思うのですが、服従というのは、信頼だとも考えていて、それは約束でもあり、躾でもあると思っています。

 

 

確かに、ここができないと、物事はうまくすすみません。

 

 

 

そして、数週間を家族から離してすごす事にするんですね。

 

 

 

そして、なんと変わっていきます。さわる事さえ許さなかったヘレンが、サリバン先生のキスをうけいれます。こう書かれています。

 

 

この小さな野生児は、服従という最初の教訓を学び、そして、拘束が楽なものだと気づきました。今や、この子どもの心の中で動き始めている美しい知性を方向づけ、形づくることが、私の楽しい仕事となりました。

 

そこから、どんどん物事を吸収していきます。言葉や、生活の事、ステッチまで。

 

 

 

言葉を覚えるたびに、表情が豊かになっていく様子が綴られています。

 

 

 

厳しさって、なんだろう、という事を考えました。

 

 

ヘレンは我がままという孤独から、サリバン先生という信頼を手に入れたのではないでしょうか。信じるものができた事は、こんなにも変化があるのか、と思いました。

 

 

もう1つ、大事な事があります。

 

 

サリバン先生は、懸命に単語を教えますが、単語をヘレンの手に綴るのが、学習の時間だけとお考えにならないように、とあります。一日中、です。一日中、私たちのするいろいろなことを彼女の手に綴っているのです。

きめられた時間より、折にふれて物事を教える方がずっと容易なことを知っていますと。

 

 

 

この役割、誰の役割でしょうか。そう、ご家族ですね。

ここまで、やってくれる方こそが、厳しくしつける事ができるともいえるかと思います。なぜなら、適度な厳しさは、信頼がなかったらできるものではないからです。

 

 

 

たまにくるお祖母ちゃんが厳しく勉強を教えてくれるけれど、嫌でいこうとしない、という話があったりもしますが、それは、ご家族のような日中の出来事を共にする信頼の深さが違うという事なのかもしれません。

 

 

 

子どもには、ほめて伸ばす方がいい、厳しくしつける方がいい、そんな二極化でお話はできないと思っていますが、受験の中で学ぶ事は、真剣に子どもと向き合う事だと思っています。

 

 

 

このブログやYOUTUBEだけでは語り切れないので、ぜひ読んでいただきたい一冊ですね。

 

 

 

 

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