新しい名前を公開して、10日あまり経ちました。


そして


アーティスト写真ができました!!


こちらです。


撮影:林ユバ


改めまして、京子バラッドです。

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。




活動を本格化するにあたり、まずは私、写真もないのか・・・

これって、告知したい時にパッとできないってことか・・・!

と気が付きました。


じゃあ準備しなきゃと思って、考えました。


まだ活動暦のない京子バラッドとしての最初の1枚は、、

見る人に自然体の私も感じてもらえるようなものが良いな。

ビジュアルイメージは、特定のテーマや世界観を持つものでなくて良い。


そして、やはりこのカメラマンさんでしょうと協力をお願いしたのは林ユバさん。

サロメの唇のころからとてもお世話になっている彼女の写真は、女性目線で女性の内外両面を美しく写し出してくれるなあと、以前から思っていました。


アーティスト写真用にたくさん撮ってもらって、その中から悩みに悩んで選んだ1枚が上の写真です。


他に、すました表情や微笑んでいるような写真もたくさんあったけれど、そういう顔は去年まで橘京子としてお見せしてきたと思うから、ここはひとつ、すごく笑っている顔にしてみようと思いました。


そして、もう1パターン撮ってもらった写真があります。

SNSのアイコン用として、飾らない姿で撮ってもらいました。

撮影:林ユバ


すべて自宅で、リラックスしながらの撮影でした。


第一歩です。




新しい名前の由来のこと。


「バラッド」は「バラード」です。


私は元々、スローテンポの歌の方が得意でした。

ステージに立つようになるよりずっと前からです。

ミディアムとかアップテンポの曲よりバラード曲の方がずっと、テンポ感が掴みやすくて歌いやすい。

でもここ数年で思うようになったのは、これって私自身のテンポ感と合っているのでは?ということです。

歩くのも、食べるのも、話すのも、何にしてもゆっくりな私の性質で以って、そのテンポに近い曲を歌いやすく感じてきたんだなと、今は納得しています。


そんな私自身を表す言葉を用いて、語感も自分なりに考えて、「京子バラッド」としました。



これから私がどんな歌い手になっていくのか、私もまだわかりません。

バラード曲は多くなると思う。

ジャンル、シーン、スタイル等々は決めなくてよくて、手探りで自分なりに試行錯誤するかな。

そうしているうちに、必要なものに出会える。

サロメの唇との出会いもまさにそうだったし。


決まっているのは、歌を歌っていくということです。


ずっとやってきた歌謡曲はもう自分からは切っても切り離せないものだし、去年までもやってきたソロライブではニューミュージックやJPOP寄りのものや、アニメソングだけを歌ったことも実はありました。

そんな曲たちは、ジャンルは違えど私自身が「歌いたいな」と感じるということ自体が十二分な共通点だし、これからも私自身が歌いたい歌を選んで歌っていきます。



ファンの方たちを含むいろんな人たちの力を借ります!

いざ、スタートです!


新しい名前です。


京子バラッド


発表したかったのはこのこと。
この名前で私は新しい歌手人生を歩みます。


サロメの唇のボーカルとして活動していた約17年間、私は橘京子と名乗っていました。
京子という本名は子どものころからからすごく好きで、私がサロメの唇に加入した時に名前をどうしようかという話になって、"京子"は使いたいと伝えたところ、リーダーであったチーフが橘京子と名付けてくれました。
素敵な名前。
とても気に入っていて、美しい名前だなあと思っていたし、長く付き合った名前に愛着もあった。
けれど私は、サロメの唇の解散とともに橘京子としての活動も終えました。


これからは、京子バラッドの名前で活動します。


ということで、実はまた次の発表も控えています。
でもその前に、近々撮影するアーティスト写真を公開できるかな。
みなさんにこの名前が早く馴染むよう、動いていきたいと思います。


是非乞うご期待。
引っ越した。

1月の終わりごろ。

3週間ほどになります。

とても素敵なお部屋に引っ越すことができました。
23区内の引越しだから遠い街への移動ではなく、会いたい人たちとの物理的な距離は近付いて、音楽活動をする上での環境も良くなりました。
これから自分にできることや起こることが本当に楽しみ!
早く動きたい!
その一心で、最初の数日で勢いよくダンボールを片付けて、ひとまず生活できる状態にまでなりました。
ちょっとはりきり過ぎたようで少し腰を痛めてしまったから今は部屋の片付けがスピードダウンしているけれど…、まだまだレイアウトを考えたり足りないものを買い揃えたり、やることはたくさん。
焦らず根気よく、心地よい部屋を作っていこうと思っています。

1月まで住んでいた部屋も大好きな部屋で、7年半ほど住んでいる間、こんなに自分にフィットする部屋は他にはない、と感じながら暮らしていました。
いつも私を受け止め守ってくれる、そんな部屋だった。
だから、荷造りの時もいよいよ去る時も、すごく寂しかった。過去何度か引っ越した時の何倍も。

そして新居。
私はたぶん、物件運が良いのです。
間取りも眺望も、特別な部屋に感じます。


音楽活動も再開できる状態になりました。

ずっと発表しようと思っていたことがあって、まもなくその時が来ます。
(私の匙加減だけれど)


様々なタイミングが重なって、心機一転の今です。

二週間が経とうとしています。


* * *


サロメの唇の解散ライブに来てくださったみなさん、そしてこれまで応援し支えてくださったみなさん、本当にありがとうございました。


たくさんのお花、贈り物、お手紙やメッセージ、どれもすごく嬉しくて有難かったです。

気持ちを込めて届けてくださったのだろうなと思うものばかり。

手元に残るものも残らないものも、みなさんのお気持ちはずっと大事にします。


それからお写真もありがとうございます。

直接メンバーに送ってくれた方、SNSに載せてくださった方、そしてメンバー自身がメンバーを撮ったものも含め、シャッターを切るその人の想いが乗った写真をたくさん見ました。

自分たちが格好良く写っているのはもちろん嬉しいけれど、撮る側の気持ちが多くの写真に写っていて感動しました。


会場に足を運ぶことを迷いつつお越しの方もおられたと思います。

映像の配信期限内になんとか時間を確保くださった方もいらっしゃったと思います。

そんな中でも見届けてくださったみなさん、ありがとうございます。

だからこそ、おそらく『観られてよかった』と感じていただける解散ライブができたと思っています。


* * *


まとまった時間がなかなか取れず、今週になってようやく2度目の映像視聴をしました。

2日間の解散ライブの後1日だけ配信を継続して、そのあとに西永福JAMからメンバー宛に映像データが届いて、今も観られるなんて役得だなあ…あ、自分か。なんて思いながら観ました。


そこには、とても充実した表情で歌う自分がいました。

こんな顔になるんだ…と思う一方で、実際の心境とすごくリンクしているとも感じました。


観たら自然と、あのステージ中の自分の気持ちが思い返されます。

私は、瞬間ごとに自分がどんな気持ちで何を思って歌っていたか、とても細かく覚えています。

目の前にいるお客さんたちからひしひしと伝わってくる想いや配信でのメッセージのこと、歴代メンバーのこと、ツアー先を含めたくさんのライブや関わってくれた人たちのこと、私がサロメの唇にまだ慣れていなかった頃のことや時を経て今が最後となること…様々を感じ思いつつ、サロメの唇を奏でるメンバーの音を心して聞きながら歌っていました。


特に11月22日。

やはりこれまでのサロメの唇のどのライブよりも特別でした。

私は歌いながら、1フレーズごと、1文字ごとを噛み締めていました。

発した1文字1文字が二度と戻らない過去になっていく。そんな感覚がはっきりとありました。

最後に歌ったのはへぱらぺら節で、これで本当にすべて過去になるのだと悟っている中での歌でした。


ものすごくさびしかった。

だから思い残すことのないように歌うことができた。



そういえば…

今ここに書きながら気が付いたことがあります。

私はいつも、歌詞の中のストーリーや景色を大切にしたくてそこに集中するように心がけて歌ってきたけれど、そういえばこの前だけは違った。

解散ライブでは、歌っている時間ほとんど、サロメの唇のことを考えていた。

「サロメの唇の楽曲を歌うこと」そのものが大切で、そこに集中していたように思う。

とても自然なことだった。

それであの日歌い切ったという感覚に繋がったのかと、しばらく経った今になって気が付きました。


* * *


サロメの唇は、ライブやスタジオ練習やチーフとの打ち合わせを毎日のようにしていたわけではないし、私としては、解散の実感はあるものの生活が劇的に変わったわけではなく、二週間では、しみじみ…というものはまだあまりない。

最後のライブの日、本当ならメンバーと朝まで打ち上げをする予定だったのが、今の状況ではよした方がよさそうと苦渋の決断で日を改めることになり、そこだけが延期になっている影響も少しはあるかもしれない。

ただ、さすがに二週間もチーフと事務的な連絡を取らずに過ごすことはあまりなかったと思うから、今ほとんど連絡を取っていないことが、わかりやすく日常が変化した部分ではあります。


もう少し経って、年末ごろになると実感は強まるのかな。

思えば毎年、年末年始にライブとかスタジオとかの予定が入ることが多くて、当然ながらサロメ優先で予定が決まった後に帰省のことを考えて、実家の両親からは滞在日数が短いと言われることもあったりで、、、

まあ今年の年末はそうでなくても様々なことが例年どおりにはならなそうだけれど。


* * *


2日間とも楽屋や舞台袖の映像を、イヴちゃん、ペラ、エミーリーちゃんが撮っていてくれた。(公開しないものだけれど書くだけ書きます)

その映像は、私がライブの日に何度も観てきた景色で、楽屋でメイクしたりイメージトレーニングしたりおしゃべりしたりふざけたり…いつものとおりメンバーが各々に過ごしている様子。そして舞台袖からステージに出ていくメンバーの背中。

観ていて、サロメの唇一座だな、と思いました。

まだあまり穏やかには観られないというか、やはり胸がいっぱいになります。



すぐ届く場所に思えて、もう戻らない場所です。


本番のステージも同じくです。



サロメの唇は解散しました。

最後の日に、しっかりと準備した解散ライブという形で締め括らせてもらえたこと、またその内容がとても素晴らしかったこと。

なんて幸せなことだ。

そんなふうに思うのです。


私の歌手人生は、その前から始まっていてこれからも続く。

そのうちの17年間を共にしたサロメの唇を、私は失ったわけではなくて、これからも私の中で根強く生きるのだと思います。



解散当日の実感を伴う朝。

昨夜はよく眠れました。
よし。

昨夜ご来場くださったみなさん、配信をご覧くださったみなさん、そして昨夜の映像を今日改めてご覧くださっているみなさん、ありがとうございます。
素晴らしいお花や差し入れやお手紙を贈ってくださったみなさん、ありがとうございます。
様々な形で応援してくださるみなさんのお気持ちがとても嬉しいです。

泣いても笑っても今日が最後です。

いつもライブは、会場入りしたらそのあとはバタバタと慌ただしく、リハーサルをしたりヘアメイクをしたりしてすぐに本番が始まり、気が付いたらその日のステージが終わっている。
けれど今日は一瞬一瞬を噛み締めて過ごしたいと思っています。
できれば。

それではみなさん、後ほどお会いしましょう。