3月31日、神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズ対中日ドラゴンズは、5-2でスワローズが勝利しました。
この試合で、3点リードで迎えたスワローズは再調整で2軍調整中の田口麗斗投手に代わり、星知弥投手をクローザーとして起用、見事1イニングを無失点で抑えました。
星投手は150キロを超えるストレートと高速フォークで抑えるパワー系投手で、2023年は中継ぎで47試合に登板し20ホールドを記録し、リリーフとしての適性を見出されていました。
個人的にはクローザーは「右のパワー系」がふさわしいと思っています。それを思うと星投手のクローザーは適任と思いますが、まだ課題はあって、悪いときにいかにして抑えるかです。
正直「好調時の星投手」と「好調時の田口投手」では、星投手の方が上だと思います。
しかし、田口投手は調子が悪いときは悪いなりに変化球を低めに集めたり、タイミングを外しながら投げたり工夫を凝らして抑えるのに対し、星投手は悪いときにズルズルと失点を重ねるケースがみられます。
それは、ここ数年の防御率をみても「2021年が4.81、2022年が4.38、2023年が3.38」というところからも読み取れます。
ちなみに田口投手は「2021年が4.02(この年は先発中心)、2022年が1.25、2023年が1.86」です。
調子が悪くても抑える術を身につければ、無敵のクローザーになれると思います。
今後の活躍を注目したいと思います。
クイズは星知弥投手です。
【問題】
1 星知弥投手と明治大学の同級生にあたり、Wエースとして活躍した、現在は中日でプレーする投手は誰でしょう?
2 星投手が2023年にブレイクするきっかけのひとつといわれる、2022年に指導を受けたトレーニング施設「SSTC」がある国はどこでしょう?
3 星投手が入団以来登場曲に用いている、GReeeeNの曲は何でしょう?
【解答】
1 柳裕也
2 韓国
3 『愛唄』