現在、スワローズで一軍投手コーチを務めている伊藤智仁投手は、現役時代はストレートと代名詞とされる「高速スライダー」を武器に活躍しましたが、その一方で故障に泣かされる現役人生でした。
タイトルの『幸運な男』は、スワローズファンにして12球団ファンクラブ評論家の長谷川晶一さんの伊藤智仁投手に関する著書からとらせていただきました。
伊藤智仁投手は1992年ドラフト1位でスワローズに入団、翌93年は開幕こそ2軍で迎えるも4月中に1軍昇格すると初先発初勝利、その後は救世主的な活躍をみせ、前半戦のみで7勝を記録、そして防御率は驚異の0.91でした。
しかし、7月4日の巨人戦で完封勝利を挙げたのを最後に、肩を痛め長いリハビリ生活に入ります。
ただ、多くの人たちは伊藤智仁投手はここでおわったと思われがちですが、そんなことはなく1996年に復活登板すると、翌97年はリリーフとして19セーブを記録、98年以降はふたたび先発に転じ、98年6勝、99年8勝、00年8勝とローテーションを支えていました。
しかし01年にふたたび肩をいため、その後は復活することなく2003年限りで引退しました。
私は1993年は大学2年生で、よく神宮で見ていましたが、とにかくすごい投手だったという記憶です。
当時は今ほど野球に関する知識がなく分析などはできませんでしたが、スライダーは「わかっていても打てない」という感じなのは素人でもわかりました。
現在はスワローズの一軍投手コーチとして奮闘されていますが、伊藤投手を超える投手を育ててくれることを切に願います。
クイズに参ります。
テーマは「伊藤智仁投手」です。
【問題】
1 伊藤智仁投手の1993年から98年の背番号は20番でしたが、99年から03年までの背番号は何番だったでしょう?
2 1993年6月9日、伊藤智仁投手が16奪三振をあげるも9回2死から篠塚和典選手にサヨナラ本塁打を打たれた球場はどこだったでしょう?
3 2018年に監督をつとめた、BCリーグのチームはどこでしょう?
【解答】
1 21番
2 石川県立球場
3 富山GRNサンダーバーズ