最近映画やってる(いやまだか?)
嶽本野ばら、ハピネス。n回目の再読。
なかなか文庫化しなかったので、ハードカバー初版を今だに持ってます。
私が原作厨なのはご存知のこととは思いますが、野ばら節(主人公の心象描写とか)がどこまで映像で拾えるか未知なので、映画は見に行かない予定。
反対に下妻物語はコミカルタッチを割と忠実に映像化されてて良かった。
野ばらは激ハマりした作家の一人で、田舎の図書館にはなかなか入らず、貧乏大学生になってブックオフで舐め尽くすように追い回しました。笑
ジャンルで言うと、多分純文学系の作家さんなんだろうけど、カバー範囲が広い。
初期はシリアスで破壊的なラストが多い作品群でぽっとハピネスみたいな破壊エンドじゃないのが出て意外に思った記憶が。
もちろん当時はロリィタになりたかったとも!
お金なかったから無理だったけどね。笑
余談ですが、私が好きなロリィタブランドは
Baby the stars shine brightでござる。
話は戻り、野ばら節について。
主人公の独りごちるセリフが独特な言い回しなのです。
長文で句点の使うタイミングも絶妙、単語のチョイスも新旧合わせてススと引き込まれて行くのはやはり野ばら節としかいえない。
ロリィタなお洋服の説明なんかは一気に長文で捲し立てるけど、ちゃんとどんな服かは頭に浮かぶ。
歴史考証もしっかりしてあり、博識な方なんだなあと。
いつか私かロリィタで登場したら笑ってください
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