ラブラブ自分を大切にする実験10か月目ラブラブ

 

 

微熱が出てはなが詰まってしまった娘。

 

前日の夜は寝不足で、

 

体も心も少し休んだ方がいいだろうと思い、

 

昨日は学校を休ませて家で二人でゆっくり過ごしましたピンクハート

 

 

コーヒーゼリー、まるごとバナナを買ってきて、

 

お昼寝して、

 

ちょっと充電できたのか、

 

今日は自分から学校に行くと言ってきました。

 

 

私が子供の頃は母が会社員でとても忙しい人だったから、

 

こんな風に家でゆっくり休んだ記憶がありません。

 

体調不良の時いつも一緒にいるのは母ではなくて、祖母でした。

 

 

こういうところも、

 

私は子供時代のやり直しがしたくて専業主婦でいるのかもしれません。

 

ほったらかしにされた子供の頃の私がしてほしかったことを、

 

自分の子供を通してやってあげている気がします。

 

 

 

 

さて、今日は嫌な人の話です。

 

私はあんまり人の好き嫌いってなくて、

 

誰とでもうまくやってきた方です。

 

それは単に自分というものがなかった、

 

自分の気持ちを後回しにしていたということに、

 

35歳を超えてようやく気付くことにはなったんですがアセアセ

 

 

そんな私ですが、「この人は嫌!」と第一印象から嫌いな人がいました。

 

 

それは、夫のおじさんです。

 

 

初めて会った時から苦手で、

 

会うたびに嫌いになる人です。

 

 

初めて会ったのは、

 

夫と結婚する前にお正月に夫の実家にお邪魔したときでしょうか?

 

たばこをバンバン吸い、

 

大きな低い声で、

 

人のことをずけずけと聞いてくる。

 

そういうタイプの大人の男性と接したことがなかったので、

 

怖いと思いました。

 

 

その後も会うたびに嫌いになるようなことばかりしてきました。

 

 

夫と結婚することになった時、

 

そのおじさんが働いているホテルで挙式しなければ、

 

うちの親せきは誰も参列させない!と

 

おじさんと夫の家族から脅され、

 

その通りにしました。

 

その後、

 

夫の妹も、

 

おじさんの娘も

 

結婚するときにおじさんの務めるホテルでは挙式しませんでした。

 

嫁である私一人だけが我慢した。

 

私には他に希望している式場があったんです。

 

でも許されなかった。

 

今でも怒りがわいてきます。

 

 

ついでに、挙式日についても

 

「こんな6月何て雨の多い季節にしなくてもいいでしょう。

 

もっと気候のよい日に変えてしまいましょう。」

 

と私の家にあいさつに来た時に言いました。

 

その時は、私の父が、

 

「私の世代ですら、挙式日は自分たちの思う日にしましたよ。

 

娘たちがその日がいいというならその日にするべきです。」

 

と反論してくれました。

 

 

結婚式の準備におじさんのホテルに伺った時、

 

おじさんは甥っ子である気楽さからなのか、

 

「この中から招待状を選べ。今日中に。」

 

と煙草を吸いながらデザイン表を投げてきました。

 

私の両親が同席にしているにもかかわらず、

 

何の断りもなく煙草を吸いながらです。

 

他のお客さんだったらあり得ない行為ですよね?

 

私は怒りがわいてきて、涙目でデザイン表の1ページ目から最後のページまで、

 

何度も何度も往復しました。

 

それを見た母が

 

「今日すぐに決めると言うのは急ぎすぎではないですか?

 

ネットで他のデザインも見たいですし、

 

金額的に自分たちで作るなど、

 

ゆっくり調べたいことも本人たちにはあるでしょう。

 

それから、ウェディングプランナーに一人女性の方をつけてくれませんか?」

 

と言ってくれました。

 

おじさん相手だと、この子は何も希望できないとわかってくれたんだと思います。

 

 

無事に結婚式はすみましたが、

 

その後お中元、お歳暮、年賀状などは不義理。

 

こちらから送っても届いたともなにも連絡なく、2年目にやめました。

 

私の子供にお年玉・・・もちろんありません。

 

 

 

義妹の結婚式でも、

 

旦那様がサプライズで義祖母からの手紙を紹介すると、

 

「卑怯やぞ!」

 

と大声で叫びました。

 

 

たぶん泣かせる演出をしやがってっていうことを言いたかったんだと思いますが、

 

素直に「ありがとう」でなく、

 

周りを凍り付かせるような言動をする人でした。

 

 

 

そんな義理のおじさんが亡くなりました。

 

 

亡くなったので、通夜、葬式に参列する必要があります。

 

 

私は嫁として、子どももつれて家族全員で参列しなければ、と思いました。

 

でも心がおいつきません。

 

手は震え、すごい頭痛がして、立っていられません。

 

涙も止まりません。

 

葬式に参列している様子、棺をのぞき込む様子を想像すると、

 

吐き気がして、次から次へと涙が出てきます。

 

 

 

 

私は、自分が思っている以上に、

 

この義理のおじさんが嫌いで、恨んでいるんだと、

 

そのときにはっきりわかりました。

 

 

頭では行かなければいけないと思っている。

 

でも心が悲鳴をあげている。

 

 

私は、「無理だ」と思いました。

 

 

そして折よく、息子が熱を出しました。

 

通夜の前日、39度の熱です。

 

息子には悪いですが、私は「ありがたい」と思いました。

 

これで通夜、葬式を欠席できる誰にも責められない言い訳ができたと。

 

そしてこのコロナ禍という状況にも初めて感謝しました。

 

体調不良なら無理して出席しない。

 

風邪の症状があるなら出席しない。

 

おじさんの葬式が営まれるのは、車で1時間ほどかかる場所でしたので、

 

「無理をして車で遠出は無理だから」と、

 

私と子供二人は欠席することにしました。

 

 

その時のなんともいえない安心感が忘れられません。

 

 

義理よりも自分の気持ちを優先したこと。

 

私にとっては冒険でした。

 

 

しばらく経っても、

 

こうして文章にしてるみると涙が出てくるということは、

 

よっぽど嫌だったんだなって思います。

 

本当に行かなくて良かった。

 

 

今までの私だったらそんな選択はできませんでした。

 

嫁としてちゃんとふるまおうと思っていました。

 

でも体に拒否反応が出て無理だった。

 

 

自分を大切にするって決めて数ヶ月。

 

自分の行きたい時にトイレに行く、

 

100円ショップで1つ好きなものを買ってみる、

 

疲れた日に入浴剤を入れる、

 

体調が悪い日にはお昼寝する。

 

そんな些細なことから始めた自分を大切にする行動。

 

もう今では自分の気持ちを無視できなくなってきました。

 

自分が嫌なことをイヤイヤやらない。

 

ここまで勇気のある行動がとれるようになっているとは思いませんでした。

 

 

毎日の積み重ねは小さくても、

 

着実に前に進んでる。

 

1年前の私と比べたら、全然違う私になっている。

 

そう感じました。

 

 

 

最近読んで勇気をもらった本