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最終学年の6年生
志望校はなんとなく固まって来ましたがどの学校もとても合格安全圏に入っておらず、何なら合格可能性が20%未満
自主的に自宅学習をすることもなく
毎日1枚の計算問題6問をやるかやらないか、という生活が続きました(しかもそれに1時間とかかかったりします)
それでも暗黒期の小学3〜4年を経験している我が家
強く娘に勉強をすることを求めることはしませんでした
「今の成績はこう、この学校に受かるにはこの問題とこの問題が解けないと点が足りない」
という事実だけを伝え、学習する必要のあることを考えさせました
しかしそこはASDとともにADHDの傾向もありますね、と言われるひよこ
自ら毎日机に向かって何時間も集中して勉強することはほぼ不可能
GWや夏季休暇に塾からたんまり宿題が出されたので親がいつ、どこまでやるのかを細かく分割管理して毎日できたところをチェックする形でなんとか体裁だけ整えていました
模試の成績は相変わらずなところはありましたが、武器になりそうなものも見つかってきたのはこのころ
本を読むことは小さい頃から好きで、漫画ではなく小説を多く読んでいました
太宰治や芥川龍之介など小学生が普通に読んで面白いのか?理解できるのか?というものに手を出し始め、彼女なりに理解できないところを何度も何度も読み返したようで自然と読解力がついていきました
このあたりはASDのこだわりがいい方に出た部分だと思います
夏休みにはキャンプにも行ったし、アニメグッズショップ巡りなんかにも行きました
まともな受験組からしたら「やる気あんのか」ですが、うちのスタイルはうちのスタイル
やるときはやらせ、気を抜くときは徹底して気を抜く
出来たところは褒め、出来ないところは寄り添う
とにかくひよこに「出来た」経験を積ませて自己肯定感を高めてほしい
うちの受験のゴールは合格以外にもウェイトが置かれていきました
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