リモート疲れでメンタルやられた体験 | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

こんにちは、会議通訳者、EJ Expert代表のブラッドリー純子です。

 

2週間ほど前のこと、リモート禍が1年以上続き完全にリモート疲れでメンタル的にど~んと沈むという経験をしました。

 

症状というか、どんな状況だったかというと、とにかくPC画面の前に座るのがイヤになってしまう。

 

とにかく「飽きたもやもやというのが正直な気持ちでした。

 

そう、飽きた。

 

えっ、この仕事好きな私が??
 

とにかく何日かは会議が始まってもまったく緊張感が持てず、もちろん事前準備のやる気もまったく起きない状態でした。

 

そんな自分に会議の通訳をさせてもらう資格もない、他にやりたい人はいくらでもいるんだし自分じゃなくても全然オッケーじゃないか...とまで考えたり。

 

そんな時に小さなことでもイヤなことがあると、ますます負のスパイラル状態。

 

対面の会議だと、出席者やクライアントとインタラクションが取れますが、リモートだと温かみを感じず

 

対面だったら終了後に慰労の言葉を掛け合ったり、お疲れ様~などと言い合うことができますが、

 

最近のリモート会議は主催者も参加者も慣れてきたのか、アジェンダが予定通りに終わると「ご参加ありがとうございました」で

 

すぐに「ブチ」っと終了してしまうアセアセ

 

...寂しいやん

 

人間ってソーシャルインタラクションなしでは、メンタルがやられてしまうと思います。

 

寂しいと死んでしまう、ウサギと一緒...

 

もちろん家族は居ますが、社会的な人間関係と言う意味で。少なくとも自分にとってどれだけ大事だったかを再認識させられました。
 

そんな時に唯一救われたのが、講座で受講生の方々に画面越しに会えることでした。

 

同じ志を持った人たちと一緒に時間を過ごせるって大切だなと。

 

リモート通訳案件が連続で入り、今朝1つ終了したらまたすぐに午後の会議に備えて事前準備をする、その間にまた来週のブリーフィングが入り、プライベートセッションを教えるという毎日。そして週末は講座が2コマずつ。

 

そういう状況が去年の夏以降ずっとクリスマス休暇を除いてノンストップで続いていましたから。


夕方になると周辺のゴルフ場を家族と散歩。

 

周りからも仕事を詰め込みすぎと言われていたのですが、

 

自己認識はまったくなし!

 

家で仕事をしているとワークライフのバランスが麻痺してしまう危険性があると痛感しました。

 

そういえば昨日同通をしたウェビナーで「リモートワークやハイブリッドワークで最も懸念されるのは、メンタルヘルスだ!」と基調講演者が何度も強調されていたっけ。

 

ちなみにアメリカでは

 

ポストコロナの世界でも、ホワイトカラーの働き方は完全に元通りにはならない

 

ということ前提ですべてが進んでいるわけです。

 

リモート疲れに話を戻すと、

 

私は自分なりに気を付けて日曜は完全オフにするようにしていたし、毎日運動をし、外出をするようにはしていました。

 

それでも休日や時差に関係なく入ってくるメールやSlackやチャットワークやメッセンジャーに対応していたのできっと気が休まる時がないのだと思います。

 

スタッフに「働きすぎ。根っからの頑張り屋なので気をつけないと...」となぐさめられ、ホロリと涙が・・・

 

経理やプロジェクト管理、講座運営などはスタッフ3名に任せていて、私は基本的に指名案件と担当講座のみを担当。

 

なのでそれほど働いているという気がしません。

 

やっていることが苦にならないし、むしろ楽しい。

 

それが逆にいけないんですよね。

 

むしろ今どきカッコ悪いです!

 

会社体制にしてスタッフや通訳者、翻訳者も抱えているので

 

自分がもっと頑張らないと、という意識は常にあります。

 

コロナ禍でビジネスが成り立っているんだから、クライアントの期待に全力で答えて当然じゃないか、とも。

 

いかに自分の価値観が凝り固まっているかがわかりますガーン

 

好きな仕事、やりたい仕事だけができる、やらせてもらえる環境、というのも働きすぎのマイナス要因になることがわかりますね。

 

あと、これは皆さん同じだと思いますが、日常から離れられるバケーションや出張がいかに自分にとってリフレッシュになっていたか、というのも実感しました。

 

全米はすでに経済再開に向けて明るい雰囲気なので、油断してしまっているのもあります。

 

なんだか取り留めのない記事になってしまいましたが、

 

あれからマイオフィスの模様替えをし、朝夕は近所のゴルフ場でランニングと散歩。

 

家族でスキーに行ったり、アウトドア用品のお店を物色したり、冷蔵庫2台分とウォークインパントリーをオーガナイズ

 

さらに日本のアマゾンからKindle版の本、好きなイノベーション分野の書籍を何冊か早読みしたら

 

元気が戻ってきました!

 

今はなるべく通訳者として入る会議は一日一件にしぼって、後は優秀な通訳チームに任せるようにしています。

 

それくらい余裕があると、事前準備も楽しみながらできることがわかりました。

 

通訳業はヒマすぎても忙しすぎても良くないということも改めて再確認できました。


少しペースダウンすると、気持ちに余裕が生まれるのか自分自身もご機嫌でいられることもわかりました。


休日は娘とチーズボードを作ったりもします。

 

アメリカも初夏くらいからハイブリッドワークに突入すると言われていますが、

 

リモートとのバランスを取りながら、もっともっとフィジカル面とメンタル面も整えていきたいですキラキラ


なるべく自然の中に身を置こうと、最近は家族で春スキーに。

 

そう考えるとニューノーマルな今後が楽しみになってきますね!色々と工夫して新しい働き方を改革してみたいです。

 

まだまだ大変な時期が続きますが、皆さまもどうかコロナ禍でメンタルのバランスを崩されませんよう... ではまた!