なぜ日本人は英語をちゃんと発音できないのか?(その2) | カリフォルニア 会議通訳・翻訳会社 EJ EXPERT代表のブログ ザ・トランスレーター

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40歳過ぎて専業主婦からプロの同時通訳者と起業家に転身。会議通訳の仕事、翻訳や通訳スキルの習得、通訳翻訳会社の経営、独自のプロ養成コースなど、北カリフォルニアはシリコンバレーを中心に発信しています。

その1に続いて、英語の発音をテーマに記事を書いています。

海外に出ると学校で習った英語の発音が通じない、

英語ネイティブの人の発音が全然違う、

そう思ったことがあるのは私だけではないはず。それもそのはず、発音の習得方法が全く違っていたんですむかっ

アメリカの子供はどうやって英語の発音を覚えるんでしょうか?女の子男の子

通常の初等教育ではフォニックスと言う方法が用いられ、3~5歳の間で英語の発音の仕方を習得しますリンゴ

フォニックス(英: Phonics)は、つづりと発音に一目的な整合性の見えにくい英語の発音に、規則性を見出して学習を容易にさせる方法のひとつである。英語圏の子供や外国人に原則的な読み方を学習する方法として用いられている。』ウィキペディアより

フォニックスのアルファベットの原則は、いわゆる私たちが学校で習ったアルファベットの発音とは全く違います。つまり、A「エー」、B「ビー」、C「シー」とは発音しません。

Aは「アとエの間」、Bは「ビッ」、Cは「クッとカッの間」、Dは「ドッ」、Eは「エァ」、F「フッ」、Gは「グッ」・・・・を完全にマスターします。

例えば、CATを発音するには、C「クッとカッの間」A「ア」T「ツッとテッの間」のそれぞれを合わせて「クッ(カッ)・ア・ツッ(テッ)」=「キャット」となるわけです。

COMPUTERだと、「クッ・ア・ム・プッ・ユ・ツッ・エァ・アー」をつなげると「カンピュウター」となるわけですね。

英語と日本語の音は違うので、文字にすると伝わりにくいですが・・・。

この「フォニックスのアルファベットの原則」を一度マスターしてしまえば、どんな英語でもきちんと発音できるようになるんですね~目

子供が通っていたモンテッソリ教育の幼稚園でこのフォニックスのワークショップを受けたことがありますが、リーディングの第一段階としてとても大切であることを強調されていました。これさえしっかりマスターすれば、リーディングが上達するとのこと。もちろん、公立のキンダーガーテンでも最初に教えられる方法です。

アルファベットにこんな原則があることを知らなかった私は、まず自分がマスターすることから始めました。そうすると、なるほど、難しい単語の発音が暗記なしでできることが分かりました音譜

フォニックスのアルファベットの読み方はけっこう難しいので、必ず英語ネイティブからか、オーディオなどで習得します。私も完璧ではないので、分からないときは8歳の息子に聞いてます(涙)。彼もこの方法で、読めない単語が出てきても、ひとつひとつの音をつなげることで発音ができます。

ちなみに、綺麗な英語の発音をマスターするには、やはり英語を母国語とする先生から学ぶことが大切だと思います。帰国子女は別ですが、海外に長く住んでいる人でもやはり完璧に発音することは不可能だからです。それだけ、英語の発音って難しいってことですね~汗

このように便利な方法があるのにもかかわらず、日本の学校ではなぜにローマ字を教えられていたのか・・・不思議に思いました。ローマ字読みを覚えてしまうと、正しい英語の発音ができないじゃないか?宇宙人

フォニックスに関する洋書やDVDやオーディオなど、あらゆる教材が市販されています。正しい発音をまず基本からマスターしたい、子供に正しい英語の発音を身につけさせたい方は、チェックされて見てはいかがでしょう合格

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