アクセス解析で見ると、「4スタンス ○○タイプ」という語句で来られる方の多さに驚きます。
そして、検索して訪れる皆さんの目的も何となく理解できます。
「私って何タイプなんだろう?」
という風に調べておられる事と思います。
検索する前に、主催者の言い分である「運動軸」というものが何なのかをもっと考察してください。
そうしないと、あなたは本質からどんどんかけ離れ、間違った世界に足を踏み入れてしまう事になりますよ。
改めて主催者のHPを見てみましょう。
万人共通の動きとは?-運動軸のハナシ-(クリック)
主催者のHPの説明を抜粋しながら説明しますね。
- 抜 粋 -
ヒトは、立つ、歩く、しゃがむ・・・、すべての行為を誰もが同じように行います。
立つという行為は、2本の足で重力に逆らいながら身体を支えるということです。
歩くという行為は、立つ行為をしたうえで、1本ずつ足を出しながら前へ移動するということです。
しゃがむという行為は、立つ行為から下半身を折って上半身を落とし地面に近づけるということです。
すべてのヒトは、これらの行為を行なうために身体に運動軸を作っています。
この文章で生命線になるのは、重力にどう逆らうのか?その重力に逆らう様(軸)はどう動くのだろうか?という点をポイントして挙げています。
運動軸は重力に逆らいながら、もしくは重力の影響下の中でどのような動きを持つのだろうかと捉えたほうが良いかもしれません。
- 抜 粋 -
さて、スポーツの現場などで頻繁に使われる軸という言葉ですが、アナタは一言で説明できますか?
これまで、誰もがなんとなく理解しながら、完全には説明しようとすると、なかなか難しい、それが運動軸です。
難しく考えることはないです。
運動軸はただの「点」です。
完全に説明する難しさなども無く、唯一の「点」でしかありません。
難しく考えることはないです。
運動軸はただの「点」です。
完全に説明する難しさなども無く、唯一の「点」でしかありません。
- 抜 粋 -
ピッチャーにおけるコントロールとは、投げたボールが常に思い通りのところへ行く、ということですね。
つまり、運動軸があれば身体が安定して、常に変わらない動作ができるということになるでしょう。
ではバッターでは?
運行軸がブレると飛距離がでない、ということは、運動軸がブレなければ身体のパワーをより活かせるということになりそうですね。
運動軸が「点」で間違いない理由は、以下の説明で証明されます。
・運動軸の安定→動作の安定やパワーの源
・安定を逸脱(ブレ)→パワーを活かせない
理系出身の方ならこの時点で気付きませんか?
これって、
「物体の安定と不安定」と絡めて考えると面白いと思いませんか?
物体の安定と不安定を元に考えれば・・・
次のダンベルの説明とピッチングの説明は明らかにおかしい事に気付くはずです。
運動軸が存在しないなんてことは、ありえないんです!!!!!!!
いついかなるときにも運動軸は「点」として存在し続けているんです。
だから、運動軸が存在しないという考えは明らかにミスリードなんです。
ダンベルとピッチングにおける運動軸の有る無しと考えるのでは無く、「点」の動きを意図して動かす場合と、意図しない動きに分けて「どのように体を制御するのか?もしくは制御されるのか?」と考えると正しい答えが見えてくるのです。
この点を押さえないまま、○○タイプはこの様な動きをするとか、マイクの握り方がどうだのというのはまったく本質と関係の無い話。
個々の動きを細分化してることにまったく意味は無いのですから・・・
本当ならここで終わるんですが、面白い記事を見つけたので書き綴ってみます
ASIMO-安定した歩行のために-(クリック)
HONDAのASIMO君。
安定歩行のための姿勢制御のメカニズムが、リンク先には書かれています。
何だか難しそうな単語が並んでいます・・・
難しい単語を理解してもらうのでは無く、「転倒リスクをどのように制御するのか?」という点に考えを絞ってみてください。
- 抜 粋 -
・床反力制御
「床反力制御」は、床の凹凸を吸収しながらも、倒れそうになったときに足の裏で踏ん張る制御です。例えば、ロボットがつま先で石を踏んだ場合、「実際の床反力作用点」はつま先側にずれますが、このときに床反力制御は、つま先側を少し持ち上げて「実際の床反力作用点」を「目標ZMP」まで戻します。また例えば、何らかの原因でロボットが前傾してしまったときには、つま先を下げて踏ん張ることにより、「実際の床反力作用点」を前にずらし、姿勢復元力を発生させます。ただし、「実際の床反力作用点」は足裏接地面の範囲から越えることができないので、姿勢の復元力には限界があり、ロボットが大きく傾いた場合には転倒してしまいます。
・目標ZMP制御
ロボットが大きく傾いた場合には、さらに「目標ZMP制御」が働いて転倒を防ぎます。前述のように、「目標ZMP」と「実際の床反力作用点」のズレによって転倒力が発生するのですが、「目標ZMP制御」は、この転倒力を逆に積極的に活用することで安定化を図る制御です。具体的には、例えば左図のように前方に倒れそうな場合には、ロボットの上体を理想の歩行パターンよりも一層強く前方に加速させます。この結果、「目標ZMP」が「実際の床反力作用点」よりも後方に移動し、後ろに倒そうとする力が働き、姿勢の傾きが戻ります。
・着地位置制御
「目標ZMP制御」が働くと、目標としていた上体の位置が、より強く加速した方向にズレてしまいます。このとき、いつもと同じ歩幅(理想の歩幅)で次の足を出すと、上体に対して足が取り残されてしまいます。「着地位置制御」は、歩幅を適切に修正して、上体と足の理想的な位置関係を取り戻します。
赤字の部分に注目してください。
それらは、転倒リスクに対しどの部分を動かして制御するのか?が書かれている部分なんです。
ASIMO君を後ろから押す場合で考えてみましょう。
後ろから押されたASIMO君は、転倒リスクが高まります。
この時ASIMO君はさらに上体を前方に加速させ、歩幅を前に出すという二つのメカニズムで転倒のリスクを回避しようとします。
じゃあ、ASIMO君を後ろから軽く押した場合と、後ろから思いっきり飛び蹴りした場合はどうなるのでしょうか?
どちらも同じ転倒リスクですが、加わる勢いはまったく違います。
後ろから思いっきり飛び蹴りしたらASIMO君は、まず間違いなく転倒すると思います。
なぜなの?
それは、ASIMO君に搭載されているスペックの限界を越えるからに他ならないのではないでしょうか?
ASIMO-人間をモデルにして考えました-(クリック)
後ろから軽く押した場合だと、
上体を前に倒すモーターの出力範囲内、上体を前に倒せるジョイントの可動範囲内、歩幅を前に出すモーターの出力範囲内、歩幅を前に出すジョイントの可動範囲内、これらの条件が揃うので転倒は免れるでしょう。
でも・・・
後ろから思いっきり飛び蹴りしたら・・・
上体を前に倒すモーターの出力のオーバー、上体を前に倒せるジョイントの可動範囲オーバー、歩幅を前に出すモーターの出力オーバー、歩幅を前に出すジョイントの可動範囲オーバーを起こすのではないでしょうか?
つまり、勢いよく前方に飛び蹴りされたら、かなり素早くそしていつも以上に上体を前に倒し、歩幅を勢いよくそしていつも以上に広い歩幅にしない限り、転倒リスクを回避する事は出来ないのです。
これは搭載されたスペックの許容範囲外だと予想されるからです。
このASIMO君の話・・・・先ほど話していた「点」という言葉が噛み合うでしょう?
もう一度話しを「点」の所に戻します。
ダンベルとピッチングにおける運動軸の有る無しと考えるのでは無く、「点」の動きを意図して動かす場合と、意図しない動きに分けて「どのように体を制御するのか?もしくは制御されるのか?」と考えると正しい答えが見えてくるのです。
この点を押さえないまま、○○タイプはこの様な動きをするとか、マイクの握り方がどうだのというのはまったく本質と関係の無い話。
個々の動きを細分化してることにまったく意味は無いのですから・・・
上記のASIMO君と並べて考えてみてください。
・ヒトはモータ-の変わりに何がありますか?
・ジョイントとは、ヒトの場合何なのでしょうか?
・それらのスペックはみな同じでしょうか?
・ASIMO君を量産したら、搭載するモーターとジョイントの可動範囲は一律同じでしょうから、個体差は生まれません。
唯一の個体差は劣化の度合いだけでしょう。
・じゃあヒトの場合は?
生活習慣?
経験?
老化?
筋力?
柔軟性?
病気?
先天的要因だけでなく、後天的な要因で動きは常に大きく変わるのではありませんか?
だとすれば、
型に嵌めて、その細分化に努めても、それらは本質から外れる行為でしかないのではないでしょうか?
「4スタンス ゴルフ」で訪れた方向けに、最後はこの問題を出して締めくくりましょう

上記の写真は、ゴルフ場で見かける何気ない動作。
あなたは、これを見てトンでもない考え違いを起こしている事に気づきませんか?
多くの方が、タイガーウッズ選手の動きを一挙手一投足、忠実に再現しようと試みるんです。
「4スタンス」の横田真一選手もしかり。
「一時は、タイガー・ウッズ選手の真似もしました」
というように、彼もまた、真似る事にだけにしか頭が回らなかったのです。
だからこの様な結果しか出なかったんです。
「ある程度きれいなスウィングになっていたりするんですが、パフォーマンスというか、飛距離なんかも含めて、落ちてしまうんです。それが、どうしても解せなくて。」
そして「4スタンス」と出会ってこう落ち着きました。
「僕のスウィングは、汚くてもいいんだ」
※これを認めたら解剖学を全否定している事になりますよ!!!
みなさんは上記の写真を見て、トンでもない考え違いに気づきますか?
そこに気付けば・・・それはまさに・・・「コペルニクス的転回」ですよ!
<各目次>このお話は1話で完結です
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