上段回し蹴り一考 | tss2011aのブログ

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「みんなの知らない体の話」

過去の私へのリベンジ的な意味合いを含めて書き連ねます。
あまり事細かくは書きません。

単純な思考だけの方は単に「上段回し蹴り」の話と解釈し、「空手?やってないから関係ない」でお終いになるでしょう。(一次元アリ)
逆に空手をされている方はこの話を「技術」として捉えてしまうでしょう。(二次元アリ)
本質を捉えれば、気付く人は気付き、気付かない人は一生気付かないはずです。
柔軟な思考で考えてみてください。

上段回し蹴り1
この写真の方の上段回し蹴りには、相手はいません。
だから、上段回し蹴りをする目的がどこにあるのか?は本人に聞かない限り判りません。
少なくともこういった事は、考えられるでしょう。
・高く蹴り上げる
・渾身の一撃の蹴り
・綺麗な形を見せる
大事なのは、それぞれ毎に「どう違うのか?」に目線が届くのか否かなのです。

上段回し蹴り2

今度は人形で上段回し蹴りを再現した写真です。
この人形で再現した上段回し蹴りには、先ほどの写真と違い「上段回し蹴りをする目的」は存在しないんです。
だから、この人形で上段回し蹴りを再現する為に必要な事は「何なのか?」と考えた場合、ある答えが浮かんできます。

浮かんできた答えを空手にどう生かすのか?技術で無い要素に気付けるでしょうか?(三次元アリ)
その答えは、空手をだけに限らず、あらゆる事にも相通ずる答えでもある事に気付けるでしょうか?(四次元アリ)

私が気付いて欲しいのは、まさに「あらゆる事にも相通ずる世界」
空手をやっている方は、その答えがまさに「空手道」という「道」を極める一つの答えだと気付かされるはずですよ。



 文章の「一次元~四次元アリ」って何?


文章の「一次元~四次元アリ」って何?
思考レベルに応じて今回のお話の答えは自ずと変わってきます。
私が伝えたいのは「四次元アリの世界」、あなたはどの答えに辿り着こうとしていますでしょうか?
あなたがどの次元にいるのか気になるのでしたら、以下の文章を読んで改めて今回の「上段回し蹴り」について改めて考えてみてください。

野口聡一氏が語る蟻(アリ)の話(クリック)



 <追記>今回の上段蹴りのお話が難しいと感じる方へ



今回のお話が難しいと指摘を受けたので、機会があれば第2弾を書こうと思いますが、それまでの間はこのヒントを手掛かりに考えてみてください。

人形には動きが存在しません。
故に写っている写真は静止画でしかありません。
一方上段蹴りをするヒトは、写真という静止画であれど、動きの一瞬を切り取っているのです。
人形はポーズを取っている状態でしかないのですが、ヒトは動きの一瞬であるという違いがあります。
じゃあ、ヒトの場合上段蹴りの目的を変えるとどうなるのでしょうか?
上の写真をもう一度よく確認してください。
実際に空手や格闘技をされている方は実際に自分で確かめてください。
何かが変わっているはずですよ?
それは、上段回し蹴りという「技術」では決して気付かない何かです。



 <各目次>このお話は1話で完結です


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