どうでもいいことだが”フォフォフォ”と言えば、ケムール人だと思っている。
※ガンダムファンの皆様、念のために言っておきますがこれはガンダムにやられて武器を失ったギャンではありません。
ケムール人はウルトラマンシリーズに出てきた宇宙人だ。
きんどーは「マカロニほうれん荘」というマンガを通して知ったのでリアルに声を聞いていないのだが、インパクトが強くて今も宇宙人の声と言えばケムール人の”フォフォフォ”だと思っている。
その後、バルタン星人も”フォフォフォ”を使いだしたので、こっちが主流だという人の方が多いかもしれない。
まあ、それだけ”フォフォフォ”が宇宙人の笑い声として定着したということなんだろう。
ウルトラマンには数多くの宇宙人や怪獣が登場したが、個人的一位は何といってもメトロン星人だ。
メトロン星人はウィキペディアによれば
宇宙の彼方にある紅い星メトロン星から地球に侵入した宇宙人。狡猾な戦略で知られ、地球侵入以前にもいくつかの星を侵略している。
という壮大なスケールの宇宙人なのだが、いざ地球を侵略する段になると
地球上では北川町のとある安アパートにカモフラージュした基地を拠点として黒スーツの人間男性に変身し(中略)アパートに乗り込んできたダン=ウルトラセブンとは本来の姿で対面して朗らかな口調で語りかけ、ちゃぶ台を挟んであぐらをかくという人間社会にすっかり馴染んだ姿を披露する。
溶け込みすぎだろ
スケールのでかい宇宙人が四畳半に座る不思議がステキ。
しかも侵略方法が細かい。
北川町駅前の自動販売機に後述のたばこを補充するなど、暗躍していた。
人類の約半数が吸っているというたばこの中に地球人の感情や理性を奪って発狂させて周囲の者がすべて敵に見える作用を持つ赤い結晶体を混入し、これを吸引した地球人同士が信頼感を崩壊して殺し合うことで、最終的には地球人類が自滅するのを待って地球を乗っ取ろうとたくらむ
・・・北川町の自販機でたばこを買った人達がおかしくなって地球滅亡するまで、メトロン星人は安アパートで待つつもりだったのだろうか?
時間スケールはでかい。
メトロン星人はウルトラセブンに出てきた宇宙人だが、ウルトラセブンは「社会派」という異色の名作シリーズだったので、制作側がたばこ問題に着目した結果だったのかもしれない。
それにしてもメトロン星人の侵略方法は面白い。
これからも甘えびを見るたびにメトロン星人を思い出すだろう。