前回書きましたが、キーボードは非常に満足がいくものでした。
ただし標準の状態では99点でした。


まず真上からキーボードを見るとすぐに分かると思いますが、キーが大きく、またキーがフラットに見えるのが特徴的です。


キーピッチ(キーの中心から隣のキーの中心までの長さ)17.5mmは通常のキーボードのキーピッチ18mmに0.5mm違うとはいえほぼ違和感を感じないぐらいの大きさです。
全てのキーが大きい訳ではなく、あまり使われないと思われたらしいキーが小さくなっていますが、あまり使わないので大した問題ではないように思われます。
ただし、後述しますがctrlキーが小さいのはマイナスでした。


先ほどキーがフラットと書きましたが、本当にフラットなのは最上段と再下段の二段だけです。
真ん中の三段は横から見るとキーの上端と下端が盛り上がっており、真ん中に行くにしたがって窪むようになっています。
説明で分かると思いますが、これで期待できる効果は上のキーと下のキーの同時押し防止です。
それなりに期待はあるのではないかと思います。
思います、というのはキー自体が大きいので同時押しがあまり発生しなく実感した事がないんですよね。


では左右のキーはどうかというと、1mm程度の隙間があるのですが上記のように端に盛り上がりがあるわけでもないので簡単に指を引っかけられそうです。
そこで同時押しを試してみました。
丁度左右のキーの真ん中に指を置いて押し込むとさすがに同時にキーが押せてしまいました。
次に指を左側に6割、右側に4割ぐらいになるようにキーに置いて押し込んでみたところ、左側のキーだけが反応し右側のキーは反応しませんでした。
何度か素早く押してみたところたまに右側のキーも反応しましたがほとんどは反応しませんでした。
という訳で隣のキーに多少指を引っかけたぐらいでは隣のキーが反応しないため、ある程度ラフにキーを打っても大丈夫という事になります。
これは嬉しいですね。
確かにミスタイプし難いとは思っていましたがこういう工夫がしてあったんですね。


キーの表面ですが、多少ざらついているため滑り止めになっています。
安心できていい感じです。


HP Mini 1000を買われたみなさんが口ぐちにキーボードを褒めるのも分かる気がします。



さて褒めてばかりでしたがここで残念な点を書かなくてはなりません。
先ほどキーが小さいと言っていたCtrlキーですが、小さいのも確かに問題なのですが、それとまた別の問題もあって非常に残念です。


ctrlキーはたまに反応しない事があります。


なぜかなーと思っていたのですが、原因が分かりました。
他のキーはゆっくり押し込んでいき、カクッと止まるところまで行くと押されたと認識されます。
ところがctrlキーはそこまで行っても押されたと認識してくれないのです。
そこからさらに押し込むとやっと押されたと認識してくれます。
これは難点ですね。

もしかして私のマシンは外れだったのでしょうか。
某サイトの方がレビューされた際にキーボードの不備をHPさんに報告してくれたらしいので対応を待ち・・・・ませんでした。


私はすぐに何とかしたかったのでCaps LockキーにCtrlキーを割り当ててしまいました。
Caps Lockキーは大きく反応も良いためミスタイプが無くなり非常に良いです。
ちなみにctrlキーは無効にしてしまいました。
ctrlキーの隣にfnキーがあるのですが、ctrlキーが有効だとfnキーを押す時に邪魔になってしまうのです。
fnキーはhome、end、pg up、pg dnを使うためにしょっちゅう押すのですが、たまにctrlキーが引っ掛かっていたのが気になっていました。


キー入れ替えにより一挙に問題が解決してしまいました。

キーの入れ替えですが、KeySwap for XP というツールを使わせていただきました。
素晴らしいソフトを公開して頂いた 愛とゆり様、ありがとうございます。

http://www.asahi-net.or.jp/~ee7k-nsd/


個人的にはこれをもって100点とさせて頂きたいと思います。
あくまでノートPCの範疇ではとさせて頂きますが、非常に満足できる内容でした。

長くなりそうなのでまた次回です。
次は評判の悪い速度面ついて個人的な感想を書いてみようと思います。
速度面に関しては残念ながら不満が残りました。