塾生紹介(たかはる・あいり) | TSM(トータル・スポーツ・マスター)のブログ

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陸上クラブの全体の目標として、「全員で県大会へ出場!」を掲げています。

そして、6年生陸上クラブメンバーは全員県大会に進出できました。

今回のトピックスは、4年生の時からチャレンジし続けながらも出場が叶わず、6年生となった今春、初めて出場権を掴み取った[あいり]と[たかはる]の我々コーチ陣も一番気になっていた2人を紹介したいと思います。


[あいり]は、1年生の時に現中3の兄(としき)に連れ立って入会して頑張ってきました。

入会当初は、弱音を吐く、バテてへこたれる場面もしばしばでした。

学年が上がるごとに頑張ることを意識できるようになっていきましたが、能力という点では周りに1歩も2歩も劣るレベルでした。

それでも、講習や練習会には積極的に参加し続けて、3年生からの合宿も皆勤で参加しています。

運動に関してはまだ消極的なところが見え隠れしますが、合宿のレクリエーションでは、前に出て、続けているダンスの演技の披露をしてくれています。(兄貴がいつもフォローしてくれていますが…)

競技会へは低学年の時から参加してきました。ただ、レースでは最後方が定位置と言えるほどで、4年生になって県大会出場を目標として挑んでいきましたが、50m(9.90)・ジャベリックボール投げ(16m67)ともに標準記録へは中々に険しい道のりでした。

5年生になっても、100m(1818)では標準記録のクリアは難しく、ハードルでクリアを目指すことにしました。

最初のレースでは2027と厳しい状況からのスタートとなりましたが、練習の積み重ねは裏切りませんでした。競技会ごとに徐々にタイムを縮め、この春の予選でついに1752を記録して出場権を掴み取りました。


一方の[たかはる]は3年生の時に入会しました。

入会当初は、とにかく何もできない、とても今回の結果を想像できる子ではありませんでした。

学校の運動会などでもビリが当たり前という状況だったようです。

秋には初競技で100m走に挑戦し(2019)、4年生の時からは本格的に競技会に参戦してきました。

もちろん、県大会を目標に取り組んできましたが、50m(1040)・ジャベリックボール投げ(14m)

と、とても出場には程遠いと言えるレベルでした。

5年生になってからは、可能性を求めてハードルにトライ。初レースは1835という結果でしたが、それでも基礎項目の習得レベルが低かったこと、精神的な成長を促すために他の5年生とは別行動で4年生グループの中での練習をする期間もあったほどです。

自分だけ下の学年という、悔しい気持ちがあったと思いますが、くさらずに続けた甲斐もあり、講習や練習会でも以前は自信の無さからいつも後ろに並ぶという状態でしたが、今は積極的に前に出てくるなど、精神的にも成長が伺えるようになりました。

そして、今季の春の予選を迎えて、なんと1587という見事なタイムで県大会への出場権を掴み取りました。


二人に共通して言えるのは、県大会にみんなと一緒に出場したい強い思いがあったこと、家族やTSMの仲間からの心強い応援が、あきらめることなくコツコツと練習を積み重ねられてきた原動力となったことです。

そして我々コーチ陣の声掛けを信じて、ここまで来てくれたことが何よりうれしく思いました。

ただ、県大会出場がゴールということではありません。まずは県大会で今をまた超えてほしいと願っています。

(コーチ奥山)