'23.10/27【観戦記】東京女子 後楽園大会 ④ | ~‡コキュートス‡~

'23.10/27【観戦記】東京女子 後楽園大会 ④

(−A−)という事で…

毎度の事ながらタイムリーさを無視してマイペースでお送りしている東京女子プロレスの10.27東京・後楽園ホール大会『ALL RISE '23』観戦記(&私の行動録)…翌日の特典会についても改めて書きますけど、大会についての記事は今回で終了しますので、奇特な方はお付き合い下さいませ。

今回は、全7試合中の残り2試合、セミファイナルとメインイベントについて紹介しますね。



■10.27後楽園大会のセミファイナルに組まれたのは、王者チームの "ふりーWiFi" 乃蒼ヒカリ&角田奈穂に空手出身の共通項を持つ "真拳空勝" 宮本もか&長野じゅりあが挑戦したプリンセス・タッグ選手権☆



これまで「空手タッグ」とざっくり称されてましたが、今回の王座挑戦にあたり "真拳空勝(シンケンクウショウ)" という空手出身同士のコンビらしいチーム名となった宮本もか&長野じゅりあが入場。

↓伝統派空手の元世界王者(※形の部)にして現役の看護師、更にはアクション女優、タレント等多岐に渡って活躍…プロレスラーとしてはキャリア1年7ヶ月にして初のタイトル挑戦となった "黒帯天使" 長野じゅりあ。

↓こちらも空手出身、キャリア3年3ヶ月の "大和撫子ファイター" 宮本もか。昨年10月に当時のインターナショナル・プリンセス王者・渡辺未詩に挑戦した事がありますが、それ以来約1年ぶり2度目のタイトル挑戦となります。
この2人の関係は、昨年3月の長野じゅりあデビュー戦のタッグパートナーを宮本が務めた事に始まり、お互い空手出身という事もあって組む機会も多く、今年1月〜2月に掛けて開催された『第3回ふたりはプリンセス Max Heart トーナメント』では1回戦で東洋盟友(上福ゆき&桐生真弥)、2回戦ででいじーもんきー(鈴芽&遠藤有栖)というコンビとしてのキャリアで優るチームに勝利し、ベスト4まで残る活躍を見せました◎

その後の活躍も期待された宮本&長野でしたが、121000000(山下実優&伊藤麻希)に敗退した1.29春日部での準決勝で長野が指を骨折…長野は長期欠場を強いられるも、7.8大田区で約半年ぶりに復帰。同大会でシングルマッチを闘った長野と宮本は、バックステージにて異口同音にタッグ王座挑戦をアピールし、今回の初挑戦となりました。


受けて立つ王者チーム、乃蒼ヒカリ&角田奈穂のふりーWiFiは、坂崎ユカ&瑞希の王座返上(※6月に坂崎にドクターストップが掛かり、防衛戦が行えないため返上)で空位となっていた事で開催されたプリンセス・タッグ王座を10.9たま未来メッセで行われた東洋盟友(上福ゆき&桐生真弥)との王座決定戦に勝利し、ふりーWiFiとして初戴冠を果たしました。

↓キャリア9年にして悲願の王座初戴冠となった"ラットチェイサー" 角田奈穂。
(゚∀゚;)紙テープの量、凄えな!(汗)

↓アップアップガールズ(プロレス)の乃蒼ヒカリは、インターナショナル・プリンセス王者だった事はありますが、タッグ王座獲得は初。
これは私が東京女子を観るようになる前の話ですが…タッグパートナーが出来るたびに「このコンビでベルト目指して頑張ろう」と思っても、パートナーがことごとく東京女子を離れたりして "居なくなってしまう" という事が続き、タッグチームを組む事に関してトラウマみたいなものがあったらしいんですね(汗)。ですが今回、角田と共にベルトを巻いた事で、そんな過去を払拭出来たそうですね◎

( ̄ー ̄)それにしても…

乃蒼さんも凄えな、紙テープ!(笑)
今大会の観戦を終えて写真を見返した時に、一番紙テープの量が凄かったのがふりーWiFiの2人でしたね◎

↓試合前、対峙する両チーム。
お互い緊張感を漂わせながら、ガッチリ握手を交わします。

乃蒼vs宮本で試合開始となりますが、すぐに角田が手を出して奇襲を仕掛けるふりーWiFi!しかし、控えの長野もこれを察知して動き、真拳空勝が見事に対応してみせるスタートに!

 

奇襲を止めた事で真拳空勝が先手を取りましたが、反撃されてキャリアの浅い長野が捕まってしまいます。


何とか反撃した長野が宮本にタッチ、流れを変えたい宮本ですが、キャリア豊富な角田はペースを渡しません。


しかし、宮本と長野は角田の首筋に交互に袈裟斬りチョップを連発!


角田vs宮本、角田vs長野を経て長野vs乃蒼の顔合わせとなり…得意の空手で攻める長野に、乃蒼もプロレス流の打撃で対抗します!


途中お互いパートナーのフォローはありつつも、見応えある攻防を見せる乃蒼と長野!


長野が乃蒼に腕固めを決めると、宮本が卍コブラで角田を抑えますが…乃蒼はロープに逃げてピンチを脱出。

キャリアで優る乃蒼を相手に食らいついていった長野が攻勢に出ますが…角田のフォローで逆転、ふりーWiFiは連係技5Gで宮本を排除!

それでも長野は乃蒼にブリジリアンキックを決めますが、カウントは2!

ならばと必殺の旋風脚を狙うも…これをかわして逆転した乃蒼が必殺ブリザードスープレックス・ホールド!

喰い下がる真拳空勝を振り切り、ふりーWiFiが王座初防衛に成功しました◎


勝利を決めた乃蒼に角田が駆け寄り…
宮本も惜敗した長野に駆け寄り労います…。
ふりーWiFiが勝ち名乗りを受け、祝福の紙テープが舞うリング上…敗れて座り込んだままの真拳空勝の2人との残酷なコントラスト★

(−A−)正直なところ…

「ふりーWiFiの初防衛は堅いかな?」と予想した人が多かったでしょうし、結果的にはやはり1枚も2枚も上だった防衛戦でしたが…真拳空勝の善戦健闘も予想以上で「あわや⁉」と思わせる場面もあって、非常にスリリングなタイトルマッチでしたね。



■10.27後楽園大会メインイベントは、王者・山下実優に北欧フィンランドから初来日した巨漢レジーナが挑戦したプリンセス・オブ・プリンセス選手権☆


(↓メインイベントの呼び込みを行う難波小百合リングアナ♪)


挑戦者の "北欧の未確認モンスター" レジーナは、身長は166cmながら体重105kgという巨漢で…今回が初来日を果たすと10.20会津若松で鳥喰かや、10.21仙台でHIMAWARIに圧勝してみせた "未知の強豪" です。
持参したベルトは、かつてTAJIRIが主宰していた『SMASH』等に参戦した "北欧の神" スターバックが設立した地元フィンランドの団体『FCF(ファイト・クラブ・フィンランド)』の無差別級王座のベルトですが…このFCF無差別級王座は女子王座ではなく、男子選手から奪取したものだそうです◎

…しかし、凄えケツだな。(←失敬・汗)

受けて立つ王者は、10.9たま未来メッセで瑞希を破って同王座4度目の戴冠を果たした "桃色ストライカー" 山下実優。
これがプリンセス・オブ・プリンセス王座初防衛戦となりますが、持参したもう1本のベルトはイギリスの団体『プロレスリングEVE』のEVE王座のもので、昨年11月に奪取以来長期間保持しているベルトです◎
最近は海外での試合も多く、様々な選手と対戦している山下ですが、レジーナとの対戦経験は無く…また、レジーナが参戦した10.20会津若松、10.21仙台も海外遠征中で不在だったため、前哨戦無しの初対決でのタイトルマッチとなりました。

ゴング前にレジーナが奇襲するも、一旦分けられて改めて試合開始!

レジーナのラフファイトに山下も応戦しますが…

エプロンで右足を取られて鉄柱にぶつけられ、更に場外の客席に放り投げられてしまいます!(汗)

 

リングに戻ると、体重を利した攻撃で一方的に攻めるレジーナ!


加えて山下の痛めた右足を攻めるクレバーさも見せ、山下も反撃を試みるものの、レジーナのペースが続きます。


そんな流れのまま、一気にフィンニッシャー(ダブルアーム・パイルドライバー)を狙ったレジーナでしたが…抵抗した山下は、蹴り技を軸に反撃開始!


何度か投げようとトライするも未遂に終わりますが、蹴りから投げ捨てジャーマン・スープレックスで遂にレジーナの巨体を投げる事に成功!


しかし、直後にラリアットを決めたレジーナは、必殺技フィンニッシャー!


山下がカウント2でフォールを返すと、レジーナはコーナーに登りますが…山下はハイキックで阻止し、レジーナを肩に担ぎます!


投げは抵抗されて不発にに終わり、蹴りを連発するも…レジーナがスピアー!


レジーナは再びフィンニッシャーを狙いますが、これを防いだ山下がスカルキック(上段後ろ回し蹴り)一閃!


更にクラッシュ・ラビットヒート(ランニングニーアタック)炸裂!


大苦戦を強いられながらも、王者・山下が王座初防衛に成功しました◎

( ̄ー ̄;)いやはや…

山下が勝つだろうとは思ってましたけど、レジーナが予想以上の強豪でヒヤヒヤしましたねえ(汗)
(−A−)山下実優、格好いいですね♪

敗戦ショックか、茫然自失のレジーナに近付いた山下は握手を求めましたが…レジーナは山下の手に唾を吐いて拒否し、憮然としたまま退場(汗)

(↓退場するレジーナに一瞥をくれつつ、ベルトを掲げる山下さん)

マイクを取った山下は「レジーナ…おうほく?おうほくの未確認モンスター、未確認も何も試合して分かったよ」と、北欧を "おうほく" と反対に言いつつ(笑)レジーナは強かったと英語で語り、また闘おうと呼びかけました。


( ̄ー ̄)山下さん、試合は格好いいけど…

それ以外は天然です(笑)
「こっからチャンピオンとして東京女子を盛り上げていきます。…お家に帰るまでがプロレスなんで、みんな気をつけて帰って下さい、私も気をつけて帰ります」と語り、最後に決め台詞「限界、自分で決めんなよ!」と叫んで、大会を締めました。

山下さんのマイクアピールの動画はこちら↓…是非「おうほく」を確認して下さい(笑)

 

↓右手にプリンセス・オブ・プリンセス王座、左手にプロレスリングEVE王座のベルトを手にポーズを取る山下実優♪

(−A−)そんなこんなで…21:30頃、大会は終了。


この後、荒井優希と赤井沙希、水波綾の3選手のみのサイン会が展示室とロビーで行われましたが…私は不参加。


何しろ急遽観戦を決めましたからね、荒井さんや赤井さんのポートレートは事前予約で完売しちゃってたしね(汗)。



後楽園ビルの1階に降り、コインロッカーから荷物を取り出して、水道橋駅へ向かいました。


↓は東京ドームホテル。ここに泊まれるぐらい余裕がある生活を送りたいものですが…今のところ、完全に高嶺の花ですわ(苦笑)


(−A−)そうなんです…

これから今夜の宿を探さねばならないわけで、一抹の不安を抱えつつも、この時点であれこれ検索したりするのも面倒臭かったし、とりあえず想定していた快活CLUBの神田駅南口店に行ってみようと、水道橋駅から中央線に乗って神田駅へ向かいました……。


(−A−)という事で…今回はここまで。

果たして私は無事に泊まる場所を見つけられたのか?等々、次回記事に続きますので、よかったらまた読んで下さいませ。

(−A−)y~ムフフ










「北欧の未確認モンスター」というニックネーム、私の知る限り誰もツッコんでなかったように思いますが…未確認なのに身長・体重はおろかプロフィールもはっきりしていて、未確認なのに日本に呼べてしまうという辺りのテキトーな感じ、嫌いじゃないです(笑)