'23.9/18⑦【観戦記】DDT 名古屋大会 ③ | ~‡コキュートス‡~

'23.9/18⑦【観戦記】DDT 名古屋大会 ③

(−A−)という事で…

月も変わって数日過ぎちゃってますけど、9/18(月)のDDTプロレスリング名古屋国際会議場イベントホール大会『DRAMATIC EXPLOSION 2023』の観戦記(&私の行動録)、今回で終了しますので、奇特な方はもうしばらくお付き合い下さい。




■電流爆破マッチ終了後のリング調整が終わり、大会は再開…迎えたセミファイナルは、HARASHIMA&納谷幸男と "The 37KAMIINA(サウナカミーナ)" の上野勇希&小嶋斗偉が激突したタッグマッチ☆


先ずは青コーナー、9.24後楽園で全日本プロレスの青柳亮生&田村男児を迎え撃つThe 37KAMIINAの上野勇希&小嶋斗偉が入場。

↓The 37KAMIINA入りしてから、徐々に実力を伸ばし、今ではセミファイナルに登場しても違和感の無い存在となった感のある小嶋斗偉。

↓米国『AEW』でトップを獲るためにヒールとなった(?)盟友・竹下幸之介の誘いを断り、The 37KAMIINAとしてDDTのトップに立つ事を改めて決意した上野勇希。
( ̄ー ̄)しかしまあ…

男の私から見ても惚れ惚れするようなイケメンですね、上野勇希選手♪…何なの?この王子様感(笑)

対する赤コーナーは、"ミスターDDT" HARASHIMAと "大鵬3世" 納谷幸男が組んだちょっと珍しい顔合わせのコンビ。(※HARASHIMAは "DISASTER BOX" というユニットのリーダー、納谷は火野裕士とタッグを組んだりしてましたが特定のユニットには所属してません)

↓全日本プロレスの9.23後楽園大会に高鹿佑也、瑠希也とのトリオで参戦し、諏訪魔&田村男児&井上凌と激突する対抗戦を控える納谷幸男。

↓8月で正式デビューから22周年を迎えた「DDTの長男」的存在にして精神的支柱とも言えるHARASHIMA…49歳にして、この若々しさを見よ!(笑)

試合前、上野は相手チームとしっかり握手をしましたが…小嶋はThe 37KAMIINAの決め台詞「熱波wer!」(ネッパワー)と叫びながら決めポーズを取り、握手はしません。

試合はHARASHIMAと上野の顔合わせでスタートしましたが、思わず見入ってしまうような見応えのあるグランドレスリングを展開!

 

そんな攻防を経て、納谷と小嶋に交代…小嶋はドロップキックを決めて場内にアピールしますが、納谷のショルダータックルに吹き飛ばされてしまいます!(汗)

 

その後、HARASHIMAと納谷が連係を狙ったものの、小嶋は巧みに回避し…逆に上野&小嶋がチームワークを駆使してHARASHIMAを捕まえて攻める展開に。


やっと反撃したHARASHIMAから納谷へタッチすると、納谷が豪快な攻めで流れを変えてみせます!


納谷は上野を逆エビ固めに捕らえると、助けに入った小嶋の胸板へのチョップにビクともせず…ならばと小嶋は後ろからのチョップで一矢報いますが、納谷はお返しのショルダータックル!

 

体格が圧倒的にデカい納谷を上野が投げてみせた後…上野&小嶋の連係が決まり、小嶋は「名古屋、カモーン!」と得意のアピールで気勢を上げます!

 

小嶋をキャッチした納谷に上野がボディアタックを決めて倒しますが、その上野にHARASHIMAがダイブしてカット!


つまり、上野と小嶋の下敷きになってた納谷にもダメージを与えた形となり…「納谷、ごめん!(汗)」と、かなり後輩の納谷に普通に謝るHARASHIMAさん、とても良い人ですね♪(笑)

 

終盤、小嶋と納谷の一騎打ち状態となり、納谷がコブラツイストを決めますが…これは上野がカット。


そこから混戦模様となりますが、再びリング上は納谷vs小嶋の闘いとなり…納谷の2mの長身から繰り出すチョークスラムこそカウント2で返した小嶋でしたが、続いて必殺バックドロップを喰らって万事休す。


納谷が小嶋をフォールし、HARASHIMA&納谷幸男が見事勝利を飾りました◎

↓フォールを獲った納谷を労うHARASHIMAさん♪


■DDT名古屋国際会議場大会メインイベントは、KO-D無差別級王者クリス・ブルックス&MAO&アントーニオ本多と、"Eruption" の坂口征夫&赤井沙希が鈴木みのると組んだ異色トリオが激突した6人タッグマッチ☆
今大会開始前に公開調印式も行った9.24後楽園でのクリスvs赤井のKO-D無差別級選手権の前哨戦でありつつ、"プロレス王" とも "世界一性格の悪い男" とも言われる鈴木みのるがメンバーに入っている事や、コミカル担当的な選手であるアントーニオ本多が名を連ねてたり、DDTらしさが詰め込まれたような予測不能なカードです◎


先ず最初に、"Eruption" の坂口征夫&赤井沙希が入場。

↓赤井はこの日の昼に同所で行われた東京女子プロレスの大会に続き、同日2興行連続でのメイン出場です♪
坂口征夫、岡谷英樹とのEruptionトリオで6人タッグ王座2冠王に君臨する赤井沙希…腰に巻いているのはKO-D6人タッグ王座のベルト、肩を掛けているのは全日本プロレスTV認定6人タッグ王座のベルトです◎
( ̄ー ̄)美しいですね♪
↓Eruptionのリーダー、坂口征夫…DDT入団当初「私といると他の選手やファンに誤解されたりして迷惑かかるから…」と同じ団体の選手たちからも距離を取らざるを得ずにいた赤井に「関係ねえよ。強くなりたいんだったら、いっしょにやろう」と仲間に誘ってくれたのが征夫さんだったそうで、赤井沙希にとってはプロレスや格闘技の師匠でもあり、恩人と言っていい存在ですね◎
坂口征夫自身も「父は坂口征二、弟は俳優・坂口憲二」という境遇の人なので、デビュー当初は「赤井英和の娘」という事が強調されがちだった赤井沙希にシンパシーを感じて手を差し伸べたのかも知れませんね。


そして、坂口征夫と赤井沙希、岡谷英樹のEruptionは、9.30京都でクリス&高梨将弘&駿河メイの挑戦を受けてKO-D6人タッグ王座防衛戦も決まっているため、その前哨戦の側面もある試合でした。(※クリスの負傷欠場で挑戦者がHARASHIMA&高梨将弘&駿河メイに変更されましたが…)

坂口&赤井の入場の後、DDT参戦は久しぶりとなる鈴木みのるが『風になれ』が流れる中を単独で入場。

(−A−)かく言う私…

ほぼ完璧に『風になれ』の歌詞をマスクの中で口ずさんでたんですが…↓のリングインのタイミングで会場中がいっしょに叫ぶ「かっぜっに、なれ〜!」のとこで、他のお客さんたちの音程?に引きずられそうになって、叫べませんでした(汗)。
何か違うのよね、歌としてそこまで歌ってきての「かっぜっに、なれ〜」の音程と、その部分だけとにかく大声で叫びたい人の「かっぜっに、なれ〜」の音程が。(苦笑)

( ̄ー ̄)それはさておき。

鈴木みのるは所属はパンクラスMISSIONになりますが、言わば実質フリーの大物ですね。ここ数年は新日本プロレスを主戦場にしながら日本の他団体にも参戦したり、海外からのオファーも多く、世界を股に掛けて闘ってる選手ですね◎
ちなみに…鈴木みのるはこの日、東海道新幹線の車内で行われた史上初の『新幹線プロレス』で高木三四郎と闘いながら、ここ名古屋にやって来ました♪(笑)

そして、鈴木は'21.12.26代々木第2体育館大会に参戦した際は赤井や坂口とタッグで対戦し、バチバチにやり合っていただけに…今回は異色のトリオ結成でもあります。(汗)

その後、赤コーナーのクリス・ブルックス&MAO&アントーニオ本多が入場。

↓普段は大会前半でコミカルな試合を行う事が多いアントンことアントーニオ本多。
↓9.24後楽園で赤井沙希との防衛戦を控えるKO-D無差別級王者クリス・ブルックス(右)と、同じく後楽園で『AEW』で闇堕ちした(?)竹下幸之介との一騎打ちに臨む "The 37KAMIINA" のMAO(左)。
赤コーナー側は、クリスとアントンはタッグを組む事もあって仲間のイメージが強いんですが、クリスやアントンとMAOが組むのは珍しいですね。

なので、このメインでパッと目につくのは「鈴木みのる出るのか!しかも坂口&赤井と組むの?大丈夫か(汗)」という事ではあるんですが…その相手チームにMAOやアントーニオ本多が入ってる事で「一体どうなるんだ、これ?ただのクリスvs赤井の前哨戦では収まらんぞ?(ワクワク)」という、変な期待感があるカードでした◎


試合は、クリスvs赤井でスタート!

 

互角の攻防から坂口vsMAOの顔合わせに変わり、MMA仕込みの坂口の技術にMAOが独特の動きで対応していくという見応えのある攻防を披露します。


そして、アントーニオ本多と鈴木みのるの初遭遇が実現!


ロープに引っかかって転倒→マイクを取って "ごんぎつね" というお馴染みのネタをやろうとしたアントンですが…鈴木は待ってくれず不発!(笑)

 

( ̄□ ̄;)ああ〜


何事も無かったかのように試合は続行し…

赤井のビッグブーツが鈴木に誤爆してしまい、声を荒げる鈴木に緊張感が走りましたが…一転して鈴木と赤井はダブルのビッグブーツを放つ連係を披露し、仲良くハイタッチを交わすという、まさかの展開♪

 

手でTの字を作り、タイムを要求したアントンは…油断した赤井にそのTの字の手で突きを放つタイムアタック!


( ̄ー ̄)いや、このタイムアタックね…


私のツボなんですよね。分かっちゃいても「タイムアタック!」て言いながらアントンさんがこれやると、笑ってしまうんですよ(汗)


この日も、そこまで笑ってる人はいなかったっぽい会場で、爆笑してました、私。(爆)



捕まって劣勢な展開から持ち直した赤井がMAOとやり合った後、坂口へ交代…坂口とMAOがまたまた見応えのある攻防を見せれば、今度は鈴木vsMAOという異色の対決も実現。


鈴木を相手に、変則的な動きと打撃で渡り合うMAO!

 

( ̄ー ̄)いやぁ、MAO君いいねえ♪



また、2018年にロンドンでRPWタッグ王座を賭けて闘った事のあるクリスと鈴木も、退かずにやり合います!


そして、クリスを立体的な動きで攻めた赤井は、打撃でも真っ向勝負!

 

( ̄ー ̄)来ました…


アントンさん、この日2度目の転倒から、今度こそ "ごんぎつね" を披露しようとしますが…構わず攻撃しようとする鈴木!


そんな鈴木を、仲間の坂口がなだめながら「俺は聞きたい!」とか言ってるというカオス…(爆)

 

このカオス状態から、鈴木、坂口、赤井が場外に落ち…クリス、MAO、アントンは3人で場外ダイブを狙いましたが、ここでアントンが3回目の転倒!(汗)


そしてまたまたマイクを持って話し始めますが…襲い掛かろうとする鈴木、鈴木を止める坂口(笑)

「俺はこれで飯食ってんだ!」と開き直るアントン(笑)、坂口に耳打ちされ「ごんぎつねが聞きたくないなら、あんたが好きな話してやる……ONE PIECE!」
( ̄ー ̄)いや、あの…

説明無理なんで、とにかく↓を観て!絶対観て!(笑)

 

ごんぎつねからシャイニングごんぎつねを決めたアントンは、赤井に欧州式ツームストンドライバーという荒技をいきなり繰り出します!(驚)


ごんぎつねの流れから急にやる技じゃないよ!(爆)


更にコーナーに登ってダイビングフィストドロップを狙いますが…これは迎撃されて不発。


再びリング上は混戦模様となるも、やがて赤井とアントンの一騎打ち状態となり…


赤井の必殺技ケツァルコアトルが炸裂!


赤井がアントンをフォールし、鈴木みのる&坂口征夫&赤井沙希が見事勝利を飾りました◎


勝ち名乗りの後、睨み合って対峙するクリスと赤井…タイトルマッチまで待ったなし!

マイクを取った鈴木は、引き上げるクリスに向かって「これがKO-Dチャンピオンか?こいつ(※赤井)だけじゃねえ、鈴木みのるがいるのを忘れるな」とアピールし、館内がどよめきます。

そして「おい、赤井!お前、もうすぐ引退するらしいな?引退する前に記念に、チャンピオンとか獲ろうとか思っちゃったりしてんの?ねえ?」と、ちょっとニヤリとした表情で問い掛けます。

赤井(※マイク無し)
「違います、向こうから挑戦指名を受けて…」

鈴木
「で?余裕だから獲っちゃおうとか思ってんの?」

赤井(※マイク無し)
「強さを求めてるんで」

鈴木
「強さを求めてる。(だったら)何でやめんだよ?」
思わず泣き顔になる赤井に「お前、泣くと、本当にブスだな。(※客の声に)ブスにブスって言ってんだからしょうがねえじゃねえかよ。何か言い返してみろ」と、鈴木はマイクを突きつけます。
赤井は一転、笑顔で観客に向かい「名古屋の皆さん、今日はありがとうございました。自分は11月に引退するという事で、今日が自分が参戦するDDTのラストの名古屋大会になりました。坂口さんがいつも通り隣で立ってくれて。鈴木選手とは…(今まで)対峙する事がほとんどだったんですけど、まさか組むとは思わなかったんですけど。途中でちょっといざこざはあったんですけど、プロレスという共通点があったので、最後はうまく行ったのかなあと思います。今日も身体は痛いとこがある気がするんでけど、皆さんの声があると自分は何度でも立ち上がれます。プロレスラーなんで大丈夫です!」
観客からは拍手が起こり、鈴木も笑顔で拍手しています◎

「あと、もう1つ、どうしても、これだけ言わせて下さい♪……誰がブスじゃコラァ!」と叫ぶと同時に鈴木にビッグブーツ!(笑)

(↓赤井とクリスの対峙、鈴木のクリス挑発、鈴木の赤井へのマイク、赤井のマイクから鈴木を蹴るまでの動画はこちら)

 

場外に落ちた鈴木は、赤井に向かっていく素振りを見せつつも、松井レフェリーに制される形で退場して行きました。

赤井は鈴木に「うちがKO-Dのチャンピオンになったら、いつでも挑戦してこい」と言い放った後、改めてお客さんに挨拶。

「という事で、私は今回がラストの名古屋大会になってしまったんですけども、DDTはまだまだ進化してプロレス界を盛り上げていきます。皆さんDDTを、これからも見届けてください。今日はありがとうございました!」

 

自身のDDT名古屋大会参戦がラストなのに、自分の事よりも、これからもDDTをよろしくと最後に語って締めた赤井さん…本当にDDTが好きなんですね◎
そんな赤井さん、信頼する坂口征夫選手と共にポーズを取ってから、最後の名古屋のリングを後にしました……。

↓終盤のアントンさんのツームストンドライバーからフィニッシュとなった赤井さんのケツァルコアトル、試合後の鈴木選手と赤井さんのマイク等はこちらのYouTube動画でまとめて観れます。是非♪


( ̄ー ̄)いやあ…面白かった♪


(−A−)そんなこんなで…

大会は20:10頃に終了しまして…何となく様子を伺ってみたんですが、やはり終了後は赤井さんのサイン会は無さそうなので、帰る事にしました。


会場出口で樋口一貞選手が募金を募ってたので、頚椎に大怪我を負って未だリハビリ中の髙山善廣選手の募金箱へ僅かながら久しぶりに募金を…。


こうして誰か選手でも募金箱持っててくれると、募金もしやすいんですよね。グッズ売場の端っこに置かれてるだけだと、見過ごしてたり「今日はいいかな…」と思ったりしがちですしね(汗)


(↓イベントホール前のロビーから外に出たとこでスフォルツァ騎馬像をご挨拶代わりに撮影)


20:30頃?駐車場を出発し…六番南ICより名古屋高速へ。


名古屋高速→伊勢湾岸道→東名高速と経由して、浜名湖SAまで一気に走りまして…


この時間でもやってるフードコート内の店で、あおさそばと鰻飯を注文し、遅めの夕飯。

…難波さんのFSKも写ってるのは、気にしないで下さい(笑)

次の日は出勤というのもあり、あまりゆっくりせずに浜名湖SAを出発。


静岡県某所に到着したのは、23:10頃でした。




(−A−)という事で…


昼夜観戦に加えて、興行の間には東京女子のサイン会に参加と、休む暇が無いのは毎度の事ながら…やっぱり身体は疲れますね(汗)


とはいえ、名古屋まで出てきて夜はDDTがあるのに昼の東京女子だけで帰るのは勿体無いですし…まあ「楽しまずんば、これいかん」と独眼竜政宗も辞世の句に書いてますからね(笑)、楽しかったんでOKです♪


(−A−)y~ムフフ











楽しかった名古屋昼夜連続観戦ですが、唯一の心残りは赤井沙希さんに今回はご挨拶出来なかった事ですね。チケット取り置きのお礼も直接言いたかったんですけどね、そういう時もありますわな(笑)


9/18の話で結構な時間が掛かっちゃいましたが、それには5日後の9/23にもお出かけしてた事も影響してまして。次回記事からは9/23の話になりますので、また数回に渡る記事になるかと思いますが、更新されたら見てくれると嬉しいです。