【書籍】プロレス社会学のススメ | ~‡コキュートス‡~

【書籍】プロレス社会学のススメ

(−A−)という事で…

今回紹介する書籍は、私が毎月買っている雑誌『KAMINOGE』で1番楽しみにしてる連載を書籍化した、こちらの一冊。

■'22.3/1 読了

『プロレス社会学のススメ  コロナ時代を読み解くヒント』

斎藤文彦、プチ鹿島 著

(2021年12月20日 第1刷発行)


(−A−)◎


 

『プロレスを語ることは今の時代を語ることである――。』


ベテランのプロレスライター、コラムニストにして社会学講師でもある斎藤文彦と、世相を独自の視点で斬る "時事芸人" プチ鹿島が、COVID19の感染拡大により社会全体が混乱している現代をプロレスを切り口に読み解くヒントを語り尽くす、雑誌『KAMINOGE』の人気連載を初書籍化した対談集☆



( ̄ー ̄;)えーと…


発売から約13ヶ月、読み終わってからも10ヶ月以上経っちゃいましたが…「こんな本読んだよ」という紹介だけでもブログに残しとこう。という事で、ざっくり行きますね。



(−A−)先ず、著者について紹介しますと…


斎藤文彦
1962年東京都杉並区生まれ。プロレスライター、コラムニスト、大学講師。オーガスバーグ大学教養学部卒業、早稲田大学大学院スポーツ科学学術院スポーツ科学研究科修了、筑波大学大学院人間総合科学研究科体育科学専攻博士後期課程満期。在米中の1981年より『プロレス』誌の海外特派員を務め、『週刊プロレス』創刊時より同誌記者として活動。海外リポート、インタビュー、巻頭特集等を担当した。著書は『プロレス入門』『昭和プロレス正史 上下巻』『忘れじの外国人レスラー伝』他多数。


プロレス関連の識者はそれこそ玉石混交で、数多いますけど「この人が言ってる事なら間違いないな」と思えるぐらい信頼出来るのが、この斎藤文彦さんですかね◎

…とは言いながら、興味はあってもなかなか著作までは読めてない私なんですが(汗)、近年読んだ中ではこちらが斎藤文彦氏によるブルーザー・ブロディについて書かれた1冊ですね。(↓) 

↓の【備忘録】の中に私の書評もどきがあります(笑)


(−A−)そして、もう1人の著者が…


プチ鹿島
1970年長野県生まれ。大阪芸術大学放送学科卒。「時事芸人」として各メディアで活動中。新聞14紙を購読しての読み比べが趣味。2019年に「ニュース時事能力検定」1級に合格。2021年より「朝日新聞デジタル」コメントプラスのコメンテーターを務める。コラム連載は月間17本で「読売中高生新聞」など10代向けも多数。『KAMINOGE』は第2号から連載。著書は『教養としてのプロレス』『プロレスを見れば世の中がわかる』『芸人式新聞の読み方』『芸人「幸福論」格差社会でゴキゲンに生きる!』他。ワタナベエンターテインメント所属。


斎藤文彦さんは『週刊プロレス』誌上で長く連載を持ってた事もあり「プロレスライター」のイメージが強いですが、こちらのプチ鹿島さんはWikipediaにあるように「お笑いタレント、コラムニスト」と紹介すべきなのかな?

そんなプチ鹿島氏がプロレス界隈に名を馳せたのが↓の名著ですね◎

 ↓記事内に私が書いた簡単なレビューあります。


この斎藤文彦氏とプチ鹿島氏に加えて、豊富なプロレス知識を持ちプロレスを面白く語れる堀江ガンツ氏が司会という形で関わってるので…「対談集」とはなってますけど、実質的には3人による鼎談(テイダン)と言ってよい1冊かと思います◎

そんな本書の目次は、以下の通り。

【目次】


第1回

 プロレスにおける無観客試合


第2回

 WWE史から学ぶ “社会集団” としての組織論


第3回

 NWA史から見る “権威” とはいかにして作られるのか?


第4回

 “権威” とは、歴史の対立構造や価値基準によって作られる


第5回

 情報の確認と検証がされないまま “真実らしきもの” が作られていくネット時代


第6回

 女性の地位向上や男女平等が叫ばれている現代社会とプロレスの関係性


第7回

 “ウォリアーズ世代” はイチから自己プロデュースができた時代の最後のスーパースターたち


第8回

 “ガチ” という言葉の意味


第9回

 プロレスから学んだマイノリティの意識


第10回

 アンダーテイカー完全引退で考える “怪奇派” のルーツ


第11回

 馳浩と山田邦子の和解から振り返る『ギブUPまで待てない!!』


第12回

 独自の発展を遂げた日本の活字プロレスメディア


第13回

 プロレスから学ぶ「疑わしい情報」の取り扱い方


第14回

 “企業プロレス” 全盛のいまこそWCWの歴史を紐解く


第15回

 ヘイトクライムとプロレス社会


第16回

 プロレスラーと引退


第17回

 東京五輪とは何だったのか?



これらは『KAMINOGE』101号から117号…何月号という言い方をするなら、2020年5月号から2021年7月号に連載されたものです。


一言で言えば「プロレスを通じて社会を考える」というテーマで、その時々の時事ネタ的な事象をプロレス界における似たような事象から解説していったり、逆にその時のプロレス界で話題になってる事を分析していきつつ現在の社会の問題に繋げたり…まあ、とにかく毎回興味深いし、面白いです(笑)



(−A−)という事で…


全く紹介になってない "レビューもどき" ですが、細かく内容について言及したりとかする気力は無いので(笑)、こんな本がありますよ。って事だけお伝えして、この辺で終わりますね。


(−A−)y~











本来なら以前のように "それなりのレビュー" を書きたいところなんですが、それやるとかなりの時間や労力取られちゃうので…読み終わった本や観終わった映像作品なんかも溜まってるんですけど、気が向いた時にざっくり紹介する感じで行きたいと思ってます。(笑)