(ーAー)という事で…
今回は、ある意味 “格闘技ファン的にも” 長年ちょっと気になっていた、こちらの邦画を紹介します。(ニヤリ)
■'20.7/7鑑賞
『シムソンズ』
(2006年公開)
(ーAー)☆☆☆★
2002年のソルトレイクシティ冬季オリンピックにも出場した女子カーリングチーム “シムソンズ” をモデルに、その来歴を題材にした加藤ローサ主演作品☆
(ーAー)本作は…
実話を基にしたストーリーではありますが、その内容は大きく脚色されているそうで…実際の関係者の中には、描かれ方に不満がある人もいたようで、まあ気持ちは分かるんですけどね、個人的には面白かったんでOKです。(←他人事w)
■ホタテとカーリングが名物の街、北海道常呂町。
地元の高校に通う伊藤和子(加藤ローサ)は、特に将来の夢も無い毎日を過ごしていたが…ある日、高校の先輩でカーリングでオリンピックにも出場した憧れの人・加藤真人(田中圭)が地元の試合に出場すると知り、興味無いという幼馴染の林田史江(星井七瀬)を連れて応援に出かける。
大会終了後、偶然会場の外で真人と出くわして挨拶すると、「カーリングに興味あるの?チーム作ってみる気無い?」と声を掛けられ、仲間を集める事となる。
運動音痴で受験勉強もあるため渋る史江を誘い、和子と史江の会話を聞いていたクラスでもあまり目立たない畜産農家の娘・小野菜摘(高橋真唯)もカーリングのファンだったため自分から志願する。
真人からは「1人は決まってる」と聞かされていたが、その1人はホワイトエンジェルスという有力チームの元メンバーでもある尾中美希(藤井美菜)だった。
そんな4人の前に現れたコーチは、真人本人ではなく…真人から頼まれたという、むさ苦しい漁師・大宮平太(大泉洋)だった。
憧れの真人がコーチでないと知り、モチベーションの下がった和子だったが…『シムソンズ』というチーム名を発案し、いきなり初試合に臨むも、1点も取れないまま惨敗してしまう。
美希以外は初心者、かなりの腕を持つ美希も他の3人に馴染もうとしないためチームワークもバラバラ、更にコーチの平太も元カーリング選手だったらしいが何か訳有りでかつてのチームメイト等から疎まれている等、問題は山積みのシムソンズだったが…「1点も取れずに終われない!」と練習に励んでいく。
その後も問題が噴出する中、徐々にチームワークも良くなっていったシムソンズは、無謀と思われた北海道大会で破竹の快進撃を見せて決勝進出!
しかし、明日は決勝という時に、平太がカーリング業界から離れている間に制定されたルールにより、コーチの資格が無い事が発覚、シムソンズは大事な決勝戦をコーチ無しで闘う事を強いられてしまったが……。
(ーAー)y‐~
上記の粗筋に書いてませんが、平太の元チームメイトで決勝で対戦するホワイトエンジェルスのコーチ役の丸山智己が、見事な “ヒール” を演じてますね◎
「こいつ(怒)」と思っちゃうような憎まれ役無しには、話は盛り上がりませんからね(笑)
その他、何故かシムソンズを結成当初から注目して撮影していた北海道文化テレビのディレクター高松康文を松重豊が好演◎
また、常呂カーリング協会初代会長がモデルだという石神保役で、夏八木勲が渋い存在感を見せつけています。
(ーAー)そして…
シムソンズのメンバーたちがよく行く喫茶店『しゃべりたい』の店主・本島則之として、我らが髙田延彦が特別出演しております♪
これは、以下に紹介する話に関連しての出演でしょうね、おそらく。
(ーAー)本作を制作した…
ドリームステージピクチャーズ(DSP)は、当時 “我が世の春” を謳歌するが如く絶大な人気を博していた格闘技イベント『PRIDE』を主催していたドリームステージエンターテインメント(DSE)が、'04年に「映像媒体の製作業務等を行う子会社」として設立した会社でして…
その第1回作品は、格闘技イベントの会社が絡んだ映画らしく格闘家も多数出演した異色時代劇『殴者 -NAGURIMONO-』(2005年)という作品だったんですが…
そのドリームステージピクチャーズの第2回作品が、格闘技には程遠くアクション物ですらない “女子カーリングチームの話” と聞いて、ずっと気になってたんですよね、実は(笑)
なので「PRIDE人気を見込んだ映画制作ではなく、映画会社としてそっちにも本格的に進出するつもりかな?」と思ったものですが…
'06年2月に本作が公開された後の6月かな、フジテレビが突如『PRIDE』との契約解除、映画どころでは無くなったのか、以降の映画制作は無いまま…翌'07年の “PRIDE崩壊” で、本作が2作目にして最後のDSP作品となりました★
(ーAー)正直なところ…
気になっていたとは言っても「DSEの映画進出」という部分で気になっていた作品なので、カーリングや作品内容自体に興味があったわけじゃなく、地上波深夜枠で放送したものを録画してたんですね、私(笑)
(゚∀゚)ところが奥さん!
これ、メチャクチャ良い映画だったんですよ!(爆)
いや、マジで。
すっかり見入ってしまいましたよ♪
カーリングについても何となく分かる作りになってましたし…何をさておいても、加藤ローサが非常にですね、可愛かった事は強調しておきたいです。
(ーAー)y‐~ムフフ
TVディレクター役だった松重豊さんですが、彼の顔見ると『孤独のグルメ』の五郎さんにしか見えなくて…「五郎さん、北海道出張か。何食べるのかな?」という事ばかり頭に浮かんでました。とAndroid携帯