【ボクシング】4.15 FUJI BOXING 村田諒太 初防衛戦 | ~‡コキュートス‡~

【ボクシング】4.15 FUJI BOXING 村田諒太 初防衛戦



『FUJI BOXING MURATA vs BLANDAMURA』

[4/15.神奈川・横浜アリーナ]


「オリンピック金メダリストからプロボクシング世界チャンピオン」という日本人初の快挙を成し遂げた村田諒太がイタリアのエマヌエーレ・ブランダムラを相手に初防衛戦に臨んだWBA世界ミドル級タイトルマッチ、そして比嘉大吾vsクリストファー・ロサレスのWBC世界フライ級タイトルマッチの2大世界戦が行われた、帝拳プロモーション主催『FUJI BOXING』横浜アリーナ大会☆



※フジテレビ系列地上波ゴールデンタイム生中継を鑑賞
MC:三宅正治、中村アン
ゲスト:香川照之
実況:森昭一郎、竹下陽平
解説:長谷川穂積(3階級制覇王者)
解説:浜田剛史(元WBC世界スーパーライト級王者)
ゲスト解説:井上尚弥(2階級制覇王者)
ゲスト解説:八重樫東(3階級制覇王者)



( ̄ー ̄)えー…

ジャンルを問わず、基本的に “今更感” が常に漂っている当ブログのプロレス・格闘技レビューですが…(笑)

地上波ゴールデンタイムで放送されたボクシングの話を書いたりしてる時は、特に「今頃何を語ってんだろな…」という気持ちが、より強くなります(苦笑)

ですが、せっかく下書きメモ書いてるんで、とりあえず記事仕上げま~す(笑)




■WBC世界フライ級タイトルマッチ
比嘉大吾vsクリストファー・ロサレス


プロデビューから15戦15KO勝ちの王者・比嘉大吾(15戦15勝[15KO])が、世界初挑戦となるWBC世界フライ級2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア/29戦26勝[17KO]3敗)の挑戦を受けた、WBC世界フライ級タイトルマッチ☆

…のはずだったんですが、王者・比嘉が前日計量でフライ級の契約体重から900gオーバー、再計量でもクリアー出来ず、「体重超過のため王座剥奪」という失態を犯してしまいました★(汗)

試合そのものは、大会当日朝8:00の当日計量で試合成立のためのリミット55.3㎏をクリアーした事で、ロサレス側も試合する事には了承しましたが…比嘉の肩書きは “前王者”、「ロサレスが勝った場合は新王者、比嘉の勝ち・引き分けの場合は王座は空位のまま」という、昨今よく聞く変則的なタイトルマッチとなりました★

( ̄ー ̄)まあ…

このパターンはこれまで何回も見てきましたし、「またか…」って話なんですが、これまでと違うのは…大事なタイトルマッチで体重を合わせられずベルトを剥奪されたのが、外国人ではなく日本人選手だったって事ですね(汗)


( ̄ー ̄)とりあえず試合を振り返りましょうか。


1R
両者アグレッシヴにパンチを打ち合うが、まだ様子見か?

ややロサレスが前に出てる感じだが、比嘉も対抗する☆


2R
よりアグレッシヴに打ち合う両者!

比嘉のパンチがヒットするが、ロサレスも負けていない◎


3R
前に出るロサレスがやや押し気味の展開☆

比嘉も反撃するが、ロサレスのペースか?


4R
ペースを握りたい比嘉だが、ロサレスがプレッシャーを掛けてペースを渡さない◎


4R終了時のオープンスコアリングは、2-1でロサレス優勢


5R
比嘉のボディブローにも、真っ向からやり返して退かないロサレス!


6R
近い距離でのボディブローやアッパーの打ち合いとなるが、ロサレスが手数も的確さも優る◎

比嘉も意地を見せて退かないが、ロサレスが圧倒!


(ーAー)7Rに入り…

実況していたフジテレビ竹下アナウンサーは、ロサレスの話を織り交ぜて来ました☆

計量失敗した比嘉を気遣い、試合を受け入れたロサレスは、「苦労を掛けてきたお母さんに楽な暮らしをさせたい」と語っていたとの事で…

竹下アナウンサー曰く「心優しい青年です」☆


リング上では比嘉がパンチを振るい、観客が沸いてますが…


( ̄ー ̄)この時…

ロサレスを応援してましたね、私の気持ちとしては(笑)


8R
気持ちでパンチを打ち合う両者!

うーん、どっちも頑張ってます!



8R終了時のオープンスコアリングは、ロサレスの2-0☆


9Rに入ってもロサレスのペースは変わらず…

防御のみになった比嘉に、師匠・具志堅用高会長の指示でセコンドがレフェリーにストップを要請(汗)

比嘉のTKO負けが宣告されました★


この結果、世界タイトル初挑戦のクリストファー・ロサレスが新王者に輝きました◎


( ̄ー ̄)うーむ…

ちょっとタオル投げるのが早いというか、タイミングが違う気がしたなー(汗)

これ以上ダメージ受けるのを防いだわけですから、具志堅会長やセコンドの判断は批判出来ないだろうけど…

体重超過の禊じゃないけど、倒されるまでやらせるべきだったんじゃないでしょうか?


…なんて、酷い事を試合直後はついつい思ってしまった人でなしの私ですが(苦笑)、冷静に考えれば、契約体重まで落とせなかった、つまり調整に失敗してるわけで、それだけ比嘉の体調が悪かったからこそ、あの段階でストップを要請したんですよね(焦)


( ̄ー ̄)うん。

何か、結果的にはロサレスが勝って良かった気が気がしますね。

比嘉には悪いけど…仮に比嘉がKO勝ちして、16連続KOの日本記録更新を果たしたとしても、素直に「凄ぇ!」とは思えなかった状況なわけだしね(汗)


また…比嘉が本調子だったとしても、勝てたかどうか分からないぐらいいい選手でしたしね、クリストファー・ロサレス♪


試合後、ゲストの香川照之が比嘉に熱いエールを送ってましたので、記しときますね♪

「優れた武士というのは身体に1つだけ傷があると。その1つの傷が次を活かすと。今日傷が出来たんですから、明日から絶対に全勝で行って欲しいと思います。素質あるんですから!誰よりも魅力的な試合を出来るんですから!復活してもらいたいです」

( ̄ー ̄)いい事言うなぁ、香川照之!(笑)


(ーAー)その後…

世界タイトルマッチで日本人初の失態を犯した比嘉に対し、JBCはボクサーライセンスの無期限停止処分という厳罰、更にファイトマネーの20%相当の制裁金を科したそうです★

過去の事例で最も重い処分は “国内試合1年間出場停止” だったそうですが、「世界王者でもあり、日本ボクシング界への影響、ダメージは計り知れない」として、制裁金を科した事も含めて懲罰的な意味合いが強い処分となったとの事でした(汗)

そして、比嘉の処分解除については、「定期的な体調管理報告を受けてJBCが決める」との事ですが…その際はフライ級から1階級以上上げる階級変更を義務付けたそうです。


また、具志堅用高会長と野木丈司トレーナーらには戒告処分が下されたとの事ですが…

戒告処分とは『非違行為の責任を確認し、その将来を戒める処分』、つまり…呼び出されて「こんな事があっちゃ困るよ!これからは気をつけてね!」って怒られただけ。って事ですよね(爆)

そもそも、比嘉の減量失敗の原因て、前の試合との間隔が短かった事でしょ?はっきり言って。

それでも試合決めちゃった具志堅会長には、もっと重い処分があって然るべきだと思うんだけどね。

まあ…素人の意見ですけどね(笑)




■WBA世界ミドル級タイトルマッチ
村田諒太vsエマヌエーレ・ブランダムラ


昨年10/22、疑惑の判定負け(※5/20)で物議を醸した相手アッサン・エンダムとの再戦でTKO勝ちして「
オリンピック金メダリストからプロの世界王者」という日本ボクシング史上初の快挙を達成した村田諒太( 32歳/14戦13勝[10KO]1敗)が、世界初挑戦となるWBA世界ミドル級6位エマヌエーレ・ブランダムラ(38歳/イタリア/前EBU欧州ミドル級王者/29戦27勝[2KO]2敗)を相手に初防衛戦を行った、WBA世界ミドル級タイトルマッチ☆


この日リングアナウンサーを務めたのは、名リングアナとして著名なジミー・レノンJr.氏◎

その名調子は勿論ですが、冒頭で「ミナサンコンバンワー!」と片言の日本語で挨拶して一気に日本のファンを盛り上げる辺りもさすがですね♪


1R
プレッシャーを掛ける村田に対し、ブランダムラはサークリングしながらジャブを出していくが…

村田は強烈な左ジャブやボディブローを打ってプレッシャーを掛け続ける◎


2R
前に出ながらパンチを出していく村田、距離を取りながら打ち返すブランダムラという展開☆

前に出続ける村田が優勢に見えるが、ブランダムラも負けていないか?


3R
村田の右のパンチが度々ヒットする中、実況のフジテレビ森アナウンサーがブランダムラについて紹介します……


小さい頃に両親が離婚し、祖父母に育てられたというブランダムラ☆

他界したお祖父さん、90歳で健在だというお祖母さんの元へ、ベルトを持って帰ると誓って日本にやって来たと……。


( ̄ー ̄)くっそ…

森アナウンサー、いい話織り込んで来やがるな(汗)

ブランダムラを応援したくなっちゃうじゃねーか(笑)


(ーAー)そんないい話が語られる中…

試合の方は、村田が完全に圧倒してます!(汗)


4R
常にプレッシャーを掛けて攻撃していく村田◎

ブランダムラも足を使いつつパンチを出してくる☆


5R
変わらず前に出てパンチを売っていく村田だが、ブランダムラも巧みに距離を取りながら打ち返していき、なかなか決定打を打たせない◎


6R
村田のパンチを巧みに防御してきたブランダムラだが、徐々にダメージも蓄積してきたか…村田が圧倒!


7R
村田の攻勢は続くが、ブランダムラも巧みに追撃を許さず凌いでいく◎


8R
ブランダムラの粘りになかなか捕らえるまで行けない村田だったが…残り30秒を切ってから右ストレートから猛追し、右フックでダウン奪取‼️


何とか立ち上がったブランダムラだが、状態を見たレフェリーが試合をストップ!


村田が見事初防衛に成功しました◎

ミドル級での世界タイトル防衛は、日本ボクシング史上初だそうです☆


10月の王座戴冠の際には涙も見せた村田ですが、今回は笑顔で勝利者インタビューに答えます♪


「闘いたい相手はやっぱり…ゴロフキン!目指してやりたいと思います」と、3団体統一世界ミドル級王者ゲンナディ・ゴロフキンの名前を堂々宣言しました☆


( ̄ー ̄)そのゴロフキンなんですが…

6月に指名試合拒否でIBF王座を剥奪されてしまい、去る9/15には1年前に引き分けたサウル・アルバレスと再戦するも判定負けで初敗北を喫し、WBAスーパー&WBC王座からも転落してしまいました★(汗)

とは言え、ビッグネームかつトップ選手である事に変わりは無いですし、村田vsゴロフキンはいずれ実現してもらいたいですね☆


(ーAー)そして…

村田は10/20に米国ラスベガスで、WBA世界ミドル級2位のロブ・ブラントを挑戦者に、2度目の防衛戦を迎える事が決まってますね☆

何はともあれ、防衛していただきたいですね♪


(ーAー)という事で…

今更ながらの村田初防衛戦についてのレビューを終わりま~す☆


( ̄ー ̄)あ、そうそう。

試合後、MCの三宅正治&中村アン、ゲストの香川照之のところに村田本人が来て少し話を聞いたりしてたんですけど…

細かいテクニック的な話を交えて絶賛する香川照之と、その直後に「素人の感想で申し訳ないんですが…ただただ格好良かったです!(笑)」と気取らず語った中村アンのギャップに、思わずホッコリしましたねぇ♪

(ーAー)y‐~クックックッ










『中村アンのドレス お腹が開いてる 色っぽいな』と下書きメモに書いていたAndroid携帯から投稿(笑)