【格闘技】3.21 K-1 K' FESTA.1 ③ | ~‡コキュートス‡~

【格闘技】3.21 K-1 K' FESTA.1 ③






『K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~K' FESTA.1~』

[3/21.さいたまスーパーアリーナ]


“-60㎏” の『第4代スーパーフェザー級王座決定トーナメント』、ヘビー級、スーパーウェルター級、ウェルター級、スーパーライト級、ライト級、スーパーバンタム級の6階級のタイトルマッチが行われた “新生K-1史上最大のビッグマッチ” 『K' FESTA.1(ケーズフェスタワン)』☆



※Abema TVの見逃し配信を鑑賞
実況:矢野武、市川勝也、高橋大輔
解説:中村巧巳
ゲスト解説:魔裟斗、関根勤、久松郁実



チケットは完売、15000人超満員札止めの観衆を動員した新生K-1としては初進出となるさいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催された今大会は、プレリミナリーファイト4試合を除いても全20試合(※オープニング前のトーナメント・リザーブマッチ1試合を含む)という大ボリュームの興行となりまして◎(汗)

今更ながらではありますが、記事を3回に分けて紹介しております★()


前回記事のラストでは今大会2回目の休憩に入るとこまでを書きましたので、今回はその続きという事でお願いします☆




■2回目の休憩開け、大会オープニングにも登場したヒップホップミュージシャンのAK-69が再び登場し、歌を披露♪

その2曲目の途中で、“GOLDEN FIST” 山崎秀晃がリングへ向かい、挨拶を行いました☆


山崎は昨年のゴンナパー・ウィラサクレック戦で膝を痛め、その後思うような試合が出来なかったわけですが…6月大会で『K-1』のリングに復活する事を宣言しました◎




■ウェルター級
木村"フィリップ"ミノルvs平山迅



スーパーウェルター級から階級を下げて臨んだ『初代ウェルター級王座決定トーナメント』では久保優太に敗れるも、その後11月に城戸康裕に勝利した “戦慄のブラジリアンフック” 木村"フィリップ"ミノル(24歳/ブラジル)と、「勝っても負けてもほとんどがKO決着」の “反逆のハードヒッター” 平山迅(28歳)が激突したウェルター級マッチ☆


1R、プレッシャーを掛ける平山ですが、木村はやや変則的な動きを見せて入らせず、試合の流れを掴み…

右フックで2度のダウンを奪い、1R KO勝ち‼️


宣言通り、格の違いを見せつける完勝を収めました◎




マイクを取った木村は、「俺は俺のスタイルでKOで倒しましたけど、67.5のチャンピオンの久保選手は世界のトップを完封する姿にそれはそれで刺激を受けました。次、名前のある奴と闘って勝ったら挑戦させて下さい。誰でもいいんで、ヤバい奴、どれだけヤバい奴を連れて来ても大丈夫なんで。やっぱり俺がいないと始まらないよ!俺以外みんなカスだ!」と、王座挑戦に向けてアピールしてみせました◎


( ̄ー ̄)うーん…

勝ちっぷりは文句無かったし、「名前のある奴と闘って勝ったら挑戦させて下さい」という謙虚なアピールも良かったんだけどさ…最後の一言は余計でしたね。(苦笑)
 





■ウェルター級
城戸康裕vsイッサム・チャディッド



スーパーウェルター級から階級を落とした昨年11月のウェルター級初戦では木村"フィリップ"ミノルに完敗した “キング・オブ・エンターティナー” 城戸康裕(35歳/『K-1 WORLD GP 第2代スーパーウェルター級王座決定トーナメント』準優勝)が、『K-1』初参戦の “スペインの砂嵐” イッサム・チャディッド(23歳/スペイン/28戦27勝[25KO]1敗)を迎え撃った、ウェルター級マッチ☆


1R、プレッシャーを掛けるチャディッド、距離を取って闘う城戸という展開となりますが…城戸が前に出てローキックやパンチを打つ場面も◎


2R、チャディッドが距離を詰めてパンチを打ってきますが、城戸はしっかりと対処し、ローキックを中心に攻撃☆

チャディッドのパンチやハイキックを喰らう場面もあったものの、ペースは握らせません◎


最終3R、近い距離での闘いが多くなり、ややチャディッドのペースとなりますが…

終了間際、城戸の左ハイキックが炸裂してチャディッドがダウン!

立ち上がったチャディッドを城戸が追撃する中で本戦3R終了のゴング☆


判定は3-0…城戸がウェルター級初勝利を飾りました◎

“スペインの砂嵐” を封じ込め、ダウンも獲ってのしっかりした勝利でしたね♪


マイクを取った城戸は、「はい、どうも “きいちゃん” がやってきました。ウェルター級に慣れたわ。何で(階級を)変えたかっていうとチンギス(・アラゾフ)とやりたくないから。日菜太君、強いのに…。裏で観ていてよかったと思いました。(階級を)変えたのはベルトを獲るためなので」と、笑いを呼びながら語り…

新ネタだという野杁正明の物真似を披露し(笑)、改めて「そんな(スーパーウェルター級王者の)チンギス・アラゾフから僕はダウンを獲ったんですよ。久保君、1時間後試合出来ますかね?無理?じゃあ6月待ってます!」と、 この日防衛に成功したウェルター級王者・久保優太に挑戦をアピールしました♪




( ̄ー ̄)結局…

6/17の大会ではタイトルマッチは組まれませんでしたけどね(笑)






■スーパーライト級
ゲーオ・ウィラサクレックvs平本蓮



'14.11/3の “新生K-1旗揚げ戦” の『初代スーパーライト級王座決定トーナメント』に優勝して以来無敵を誇るも、昨年6月に野杁正明に判定負けしてスーパーライト級王座から転落した “ムエタイ新最強伝説” ゲーオ・ウィラサクレック(33歳/タイ)と、新生K-1旗揚げ戦で『K-1甲子園2014』に優勝した事から “新生K-1の申し子” と言われる平本蓮(19歳/『K-1 WORLD GP 初代ライト級王座決定トーナメント』準優勝)が激突した、スーパーライト級マッチ☆


1R、ゲーオを相手に互角にやり合う平本!

鋭い蹴りにも対処し、パンチの打ち合いでも負けていません◎

(゚∀゚)凄ぇな♪


2Rに入っても互角にやり合う平本◎

やがてパンチの乱打戦となり、平本がダウン奪取!

立ち上がったゲーオですが、平本の追撃を凌げず…レフェリーがストップ!

平本があのゲーオにKO勝ち‼️(汗)




(° Д °;)凄ぇ!(汗)


マイクを取った平本は 「いつも試合が終わった後、言う事を考えているんですけど、今回はとりあえず勝ちたかったので考えていませんでした。お父さん、お母さん、(師匠の梶原)龍児さん、彼女や応 援してくれる皆さんにありがとうを伝えたいです。これから僕がスターとして『K-1』の本物のスターになって世界最大のイベントにしたいと思うので、皆さんもよろしくお願いします」と、感謝の挨拶◎


( ̄ー ̄)いやはや…

新生K-1旗揚げ戦で圧倒的強さを見せたゲーオを、同じ日にK-1甲子園を制した平本が3年4ヶ月を経て開催された “新生K-1史上最大のビッグマッチ” で倒すという、ドラマチックな結末でしたねぇ☆






■K-1 WORLD GP ライト級タイトルマッチ
ウェイ・ルイvs卜部功也



昨年2月の『初代ライト級王座決定トーナメント』に優勝し、中国人初のK-1王者となった “中国の怪物” ウェイ・ルイ(26歳/中国)に、階級を上げて臨んだ同トーナメントでは残念ながら1回戦で敗退した “アンタッチャブル” 卜部功也(27歳/初代K-1 WORLD GP  スーパーフェザー級王者)が挑戦した、K-1 WORLD GP ライト級タイトルマッチ☆


その後、ゴンナパー・ウィラサクレックを相手に初防衛を果たし、今回2度目の防衛戦を迎えた王者ウェイ・ルイでしたが…前日計量でライト級リミットの62.5㎏を700gオーバーでクリアー出来ないという、体重別の格闘技には付いて回る問題ながら最近特によく耳にする事態に★(汗)

しかし、双方が試合をする事を希望したため…ウェイ・ルイは10オンス、卜部功也は8オンスで闘うのグローブハンデ、計量をクリアー出来なかったルイは減点1からスタートするポイントハンデの上で、タイトルマッチとして予定通り開催される事となりました◎

しかし、挑戦者の功也が勝った場合は新チャンピオンとなりますが、王者ウェイ・ルイは勝ちあるいは引き分け、または無効試合など如何なる結果になっても試合後に王座は剥奪されます★

ボクシングなんかだと試合前に王座を剥奪、前王者として試合に臨む形になるのが慣例ですが、そうではなく…あくまで「試合が終わるまではチャンピオン」という形ですね☆


1R、お互いバチバチと攻撃を出しながら探り合う展開となりますが…

右ミドルキックを中心に攻める功也がやや優勢な雰囲気です◎


2Rに入っても優勢な流れをキープした功也は、左ストレートでダウン奪取!

ルイは大の字となり…功也が見事なKO勝ち‼️




( ̄ー ̄)いやはや…

体重オーバーなどからもルイが本調子ではなかったとしても、これまでの試合では “超絶技巧” で相手を翻弄してきた感じだったルイと全く危なげなく闘ってKOしてしまった卜部功也…

(゚∀゚;)凄ぇな!(汗)


初代スーパーフェザー級王座に続き、2階級制覇を達成した功也は、以下のようにマイクで挨拶しました☆

「『初代ライト級王座決定トーナメント』初戦でゴンナパー選手に顎を折られて、そこから這い上がって来ました。これも応援して下さるファンの皆様、支えてくれるスポンサーの方々のお陰だと思います。2階級制覇出来ましたが、ここからがスタートだと思います。まだまだ挑戦します。もっともっと強い選手と闘いたいと思います。応援よろしくお願いします」
 





■K-1 WORLD GP スーパーバンタム級タイトルマッチ
武居由樹vs久保賢司



初代王者・武尊の王座返上に伴い行われた昨年4月の『第2代スーパーバンタム級王座決定トーナメント』に優勝し、更に『K-1』の2017年・年間最優秀選手にも選ばれた “壊しのベビーフェイス” 武居由樹(21歳)のベルトに、同トーナメントで2年ぶりに現役復帰し決勝まで進出も武居に判定負けして準優勝に終わった “狂気の貴公子” 久保賢司(28歳)が挑戦した、K-1 WORLD GP スーパーバンタム級タイトルマッチ☆


1R、両者がいい動きを見せて互角の展開かと思われましたが…武居がボディブローから左ハイキック、前蹴りからパンチとラッシュして、早々にダウン奪取!(汗)

久保は「まだまだ!」と言わんばかりの笑みを見せながら立ち上がりましたが…

武居の勢いは止まらず、右フックで再度ダウンさせてKO勝ち‼️


1R 1分27秒…王者・武居が圧勝して初防衛に成功しました!(汗)




(゚∀゚;)……強いな!(汗)


マイクを取った武居は、「こんばんは。足立区から来たパワーオブドリームの武居です。久保選手、ありがとうございました。こんな大きな会場で試合が出来て、たくさんの人に応援してもらって、本当に僕は幸せです。もっともっと大きい会場でやりたいので、皆さん、『K-1』の試合毎回観に来て下さい。これからも応援よろしくお願いします」と、謙虚に挨拶しました◎






■『K-1 WORLD GP 第4代スーパーフェザー級王座決定トーナメント』決勝戦
武尊vs小宮山工介


1回戦でスタウロス・エグザコスティディスに判定勝ち、準決勝で郷州征宜をKOして勝ち上がった “ナチュラル・ボーン・クラッシャー” 武尊と、1回戦ではスアレック・ルークカムイを1R KO、準決勝では皇治に判定勝ちして上がって来た “孤高の空手家” 小宮山工介が激突した『K-1 WORLD GP 第4代スーパーフェザー級王座決定トーナメント』決勝戦☆


1R、プレッシャーを掛ける武尊、距離を取ってサークリングしながら蹴りを出す小宮山という展開となり…

小宮山の前蹴りも巧みにカットしながら自らも前蹴りを出しつつ、武尊はガシガシ前に出て行きます!


2Rも、前に出る武尊、サークリングする小宮山という図式は変わりませんが…「武尊が攻めて、小宮山が凌ぐ」という展開に☆

武尊の強いプレッシャーに小宮山が距離を取りきれない感じです(汗)


最終3R、小宮山も意地で得意の蹴り技を出していきますが、武尊のペースは変わらず…ボディブローからコーナーに詰めてのパンチ連打で武尊がダウン奪取!

立ってきた小宮山に、左ミドルキックからパンチで2度目のダウンを奪った武尊は…それでも立ち上がった小宮山を追撃し、3度目のダウン奪取!

3ノックダウンにより、武尊がTKO勝ち‼️


第4代スーパーフェザー級王者に輝くと共に、『K-1』史上前人未到の3階級制覇を達成しました◎




(ーAー)今回のスーパーフェザー級トーナメント…

小宮山の活躍も素晴らしかったんですが、そんな小宮山を武尊の凄味が上回った感じでしたね☆


(゚∀゚)やっぱり凄ぇわ、武尊君♪


特大ボリュームだった今大会ですが、これで全試合終了◎

出場選手たちがリングに上がり、トーナメントの表彰式が行われた後…武尊が挨拶しました☆ 

「今日は応援ありがとうございます。初めてさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに来たんですけど超満員になって、最初 “新生K-1” が始まった時は世代的に『K-1』を知らない人たちもいて、僕は子供の頃からK-1ファイターになりたいと思って、アンディ・フグに憧れてやってきました。『K-1』にはそういう力やパワーがあって、その『K-1』が無くなっちゃって…それから『K-1』を知らない世代も出てきて『今もK-1やってるの?』とか何も知られてない事が悔しかったです。でもこうやってさいたまスーパーアリーナのメインアリーナに戻ってこれて、超満員になって嬉しく思います。今日からは “新生” はいらないと思うんで、(今後は “新生” 無しの)『K-1』でお願いします。『K-1』は希望とか夢とか与えられるパワーがあるし、それだけの力があると思います。地上波のゴールデンタイム放送は僕が現役中にやりたいと思っている事なので、そのためにはたくさん応援してくれる人たちがいないと出来ません。応援してもらえると嬉しいです。ゴールデンタイムの実現に協力よろしくお願いします」


(ーAー)そして…

「僕は勝ち続けているんですけど、僕と対戦したいっていう人はいっぱいいるし、やりたいっていう選手もいます。僕は立ち技最高のリングは『K-1』だと思ってるので、僕とやりたいなら『K-1』に上がって来て下さい。逃げも隠れもしないので。『K-1』が立ち技最高のリングです。K-1最高‼️」


( ̄ー ̄)うん。

『K-1』への想い、地上波ゴールデンタイム生中継への夢を語り…そして多くのファンが実現を望む “神童” との対決への自分のスタンスを堂々と宣言した、素晴らしい挨拶でしたね♪ 




(ーAー)という事で…

3ヶ月以上遅れましたし、3回に分けちゃいましたけど、やっと3.21さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K' FESTA.1』レビュー、完了しました◎(笑)


(ーAー)ちょっと蛇足になるかも知れませんが…

武尊vs那須川天心という格闘技ファンなら誰もが観たく、当人同士だってやりたいはずの夢のカードが実現に向かわないのは、はっきり言って『K-1』と『RIZIN』がいつの間にか対立構造に入っちゃった事が問題なんですよね(汗)

『RIZIN』旗揚げ当初は武尊が出場してK-1ルールの試合を行ったり、木村"フィリップ"ミノルが出場してMMAルールにチャレンジしたりと、協力関係にあったはずなんですけどねぇ。(苦笑)

K-1はK-1で独自のブランド力を高めたいため、出場選手とは独占契約を結び、K-1グループ以外のプロモーションへの出場を認めない。みたいな方向みたいになっちゃったようですし…

RIZINは旗揚げ時にも掲げてましたが「世界中のプロモーションから選手が出場してくる舞台にしたい」という、ある意味 “上部イベント” みたいな指針があるのに加えて、那須川天心という “武器” を手に入れた事で独自に立ち技ルールの試合をやりだしたりして、結果的にK-1と距離が出来てしまった気がしないでもないというか(汗)


いずれにしろ、両者のバックに両プロモーションの
思惑が乗っかっちゃってる状態になってしまったため、武尊は「やりたいなら、K-1に上がって来い!」というスタンス、天心は「やりましょう!待ってます」とある種の平行線を辿ってますよね(苦笑)

単なる格闘技ファンでしかない私が言える事は、両プロモーションの大人たちに「お互い上手く協力して盛り上げてくれよ」って事だけですね(苦笑)


(ーAー)閑話休題。


今回3回に渡ってお送りした『K' FESTA.1』レビューでは、画像を減らして公式動画を全試合貼ってみました。

まあ、たくさんの画像の中からチョイスするのよりも面倒臭くないかな?という事で、こういう構成にしてみたんですが…どうですかね。(笑)


(ーAー)y‐~クックックッ










3月度プロレス・格闘技レビューが終了しないまま7月に入る事がほぼ確定したAndroid携帯から投稿