【映画】スティーヴ・オースティン S.W.A.T.
(ーAー)☆☆☆
『スティーヴ・オースティン S.W.A.T.』
アメリカ・プロレス界のスーパースター、ストーンコールド・スティーブ・オースチンが主演した、'11年のアクション映画(原題『Tactical Force』)
検挙率は抜群ながら、事件解決のために“やり過ぎてしまう”ロス市警のSWATチームが、謹慎中に訓練に向かった場所にはマフィアが居合わせて…というストーリーの作品です
日本では劇場未公開、同じくオースチンが主演した幾つかの作品と共にDVD発売されましたが、そもそもがアメリカにおいても劇場公開作品ではなく、ビデオ映画として製作されたみたいですね
…実際はよく分からない情報ですけどね
(ーAー)主役のスティーブ・オースチンは…
'90年代のWWEの“アティテュード路線”を支えたスーパースターで、ハルク・ホーガン、ザ・ロックらと並び称される“リアル・スーパースター”ですね
いや、わざわざリアルと付けたのは、WWEは所属選手を“スーパースター”と呼称するので、単純にWWEに所属していただけで「元WWEのスーパースター」と紹介されてしまうんですね
つまり、世間一般の感覚のスーパースターとは全く意味合いが違うんですが、何も知らずに「元WWEのスーパースター」と聞けば「そんな凄い選手だったんだ」と勘違いしてしまうという(苦笑)、ややこしい呼び方なんですよ
ですが、本作に主演したストーンコールド・スティーブ・オースチンはWWEで活躍した選手の中でも“本当の意味でのスーパースター”だったと、こういう事です
オースチンについてもっと知りたい方は、Wikipediaのストーンコールド・スティーブ・オースチンでも参照して下さい
(ーAー)それでは…
あらすじを紹介してみましょうか
■ふざけた態度を取る事もあるが戦闘になると頼もしい隊長テート(スティーブ・オースチン)、現場に玩具の銃を持ってくるなど問題はあるが戦闘能力は高く冷静沈着な黒人ハント(マイケル・J・ホワイト)、陽気でよく喋る射撃の天才かつトラック運転手でもあるブランコ(スティーヴ・ベーシック)、唯一の女性隊員ながら男勝りな面を持つジャナード(レクサ・ドイグ)が所属する、型破りで破天荒なロス市警のSWATチーム。
彼らは確実に人質を救出するが、事ある毎にそれに伴う甚大な被害や損害を出す事が日常茶飯事だった。。。
今回もスーパーマーケット(というよりコンビニ?)で起きた人質立て籠もり事件で、無事に人質を救出したのだが…犯人を殺害し、人質を負傷させ、店舗も破損させて損害を与えてしまい、遂に上司から無給停職及び再研修を言い渡される。
(ーAー)テートらSWATチームは…
再研修の一環として、FBIで“人質解放の交渉”について講義を受けます。
それは、保育園などで幼い子供たちが人質に取られている場合の解決方法についてだったんですが…彼らの方法は、どれもこれも彼ららしい“強行突入”に繋がる答えばかりでした(笑)
そんな部下たちにダメ出ししたテートですが、「子供たちがいるんだから飴玉を用意しろ。それから突入だ」という、さすがこのチームのリーダーというもので、講師もバカ負けしてしまいます
( ̄ー ̄)うーむ、楽しそうなチームだな
■テートたちは次なる再研修として、射撃訓練のために人里離れた山奥にある使われていない倉庫へと向かう。
しかし、誰もいないはずのその倉庫は、まさに今これからロシアン・マフィアとイタリアン・マフィアが麻薬取引を行おうとしている場所だった。。。
彼らは決して穏便に取引するような関係ではなく、揉め事も抱えた関係であり、隙を見て相手を出し抜こうとする敵対関係にあった。
(ーAー)詳細は忘れましたが…
ケニー(マイケル・エクランド)という仲介人(?)が両組織が取引するはずの麻薬を横取りし、イタリアン・マフィアに追われていましたが、そのケニーをロシアン・マフィアが捕まえて倉庫に連れて来て…みたいな話だったっけかな
違ってたらすいません
そんなわけで、一触即発の雰囲気で交渉していたロシアとイタリアのマフィアたちだったわけですが…ちょうどそんな時にSWATチームの車が倉庫にやってきちゃったと、こういうわけですね
( ̄ー ̄)何か、ワクワクしますな
■自分たちがここで取引をしている事を嗅ぎ付けてSWATチームがやってきたと思ったマフィアたちは、とりあえず諍いを止めて様子を伺う。
そこに2つのマフィア・グループが潜んでいるなどとは思いもしないSWATチームは、何も気付かないまま予定通りに訓練を開始する。
1階には息を潜めるマフィアたち、2階には訓練のためにやってきたSWATチーム…
相手がSWATでは勝ち目は薄く、このまま何とかやり過ごそうとした両マフィアだったが…些細な事(というか、敵対する女マフィアにちょっかい出したスケベな奴のせいです・爆)で小競り合いを始めてしまい、物音を立ててしまう。
不審な物音を耳にしたテートは、ブランコに1階の様子を見てくるように指示を出すが…危険を察知したマフィアたちの先制攻撃を受けて、ブランコは撃ち殺されてしまう。。。
死んだブランコの装備品を調べたマフィアたちは、SWATチームが訓練用のペイント弾しか所持していない、つまりこの倉庫には訓練のために実弾を持たずにやってきた事を知る…。
銃声を聞いたテートたちは、1階へと向かったが、そこには銃を持ったマフィアたちが待ち構えていた。
SWATチームは訓練用の装備しか所持していないままで、マフィアたちとの戦闘を強いられたのだ……。
(ーAー)えーと…
ここまでは、ネット上で見つけた何人かの方のレビューを参考にさせてもらいつつ(…パクリではなく、参考です・笑)、あらすじを書いてきましたが…
この後の展開は詳しく書いてるサイトやレビューが見つからなかったので、ザァーっと行きますね、ザァーっと。
(ーAー)y-~~
■圧倒的に不利な状況のSWATチームだったが、辛うじて難を逃れる。
(ーAー)えー…
この倉庫には、頑丈な鉄の扉を閉めれば侵入出来なくなる部屋?みたいな場所がありまして。
その部屋に退避する事で、武器を持たないテートたちは態勢を整えて作戦を練る事が出来たと、こういうわけですね
都合いい舞台設定だな。なんて、野暮な突っ込みはしませんよ、私は。(爆)
(ーAー)この先もざっくばらんに行きますと…
結局、対SWATという形で協力したロシアン・マフィアとイタリアン・マフィアの呉越同舟は長く続くはずもなく、お互いに麻薬の在処を知るケニーを巡り争い…
どちらにも強力な応援部隊が駆け付けて、派手な爆破や銃撃が繰り広げられて行きます
ちなみにイタリアン・マフィアの助っ人としてやってきたのは、『UFC』でも活躍したMMAファイターのキース・ジャーディン
チャック・リデルやヴァンダレイ・シウバ、クイントン"ランペイジ"ジャクソンなどと激闘を繰り広げた人気選手で、元バウンティハンターという異色の経歴の持ち主でした
( ̄ー ̄)私も結構好きな選手でしたね
“WWEのスーパースター”オースチンと“危険なムードのUFCファイター”ジャーディンが雁首揃えて出演してるという事で、プロレス・ファン及び格闘技ファンとしては当然両者の夢の対決を期待するわけですが…
( ̄ー ̄)はい、ちゃんと用意されてます
(ーAー)で、話は前後しますが…
麻薬横取りして連れて来られてた、ある意味鍵を握っていた仲介人のケニーが、「ブツの場所さえ分かれば用無し」とばかりに頭撃ち抜かれて死んじゃったり…
SWATチームとイタリアン・マフィアが渋々協力したり…などなど、まあ飽きずに観れる程度に色々な展開がありまして
最終的にはSWATチームが2つのマフィア・グループのリーダー格を逮捕し、一件落着となります
(ーAー)そして…
最後の最後に口あんぐりの展開(?)があります
場所は署長室、テートたちが怒られたのか、誉められたのか、ちょっと記憶が曖昧になってますが…それはどっちでもいいです
重要なのは、そこに“頭を撃ち抜かれて死んだ”はずのケニーが現れたという「え」という展開ですね
実はケニーはFBIの潜入捜査官で、2つのマフィア・グループを一網打尽にしようという作戦を遂行中だったと。
そして、やっとあの倉庫に両マフィアを誘い出す事に成功したのに、そこにSWATチームが来てしまい…
てか、そんな事も別にどうでもいいんです(笑)
テートたち(…あれ?テートはいなかったかな?)の目の前で頭を銃で撃たれて死んだはずのケニーが生きていた
当然、テートたちは「確かに目の前で頭撃ち抜かれたはずだぞ」と驚くわけですが…ケニーは「フフフ。ちゃんとトリックがあるんだよ」みたいに笑みを浮かべます
さて、一体どんなトリックか、種明かしを待つ私を尻目に「どんなトリックかって?それは企業機密だ」とか何とかで…
(゚Д゚#)おい、種明かし無しかよ
( ̄ー ̄;)おそらく…
“目の前で頭撃ち抜かれといて、実は生きていた”なんて、どういうトリックにしたらいいのか、思いつかなかったんだろな(爆)
(ーAー)という事で…
適当な感じのレビューになっちゃいましたが、1つ言えるのは思ってよりも面白かった♪って事ですね
そもそもが「オースチンがどんな役者っぷりしてんのかな?」みたいな興味だけで、地上波深夜枠で放送してたのを録画しといたんですけど…
時間も90分ぐらい?でテンポ良く話が進んでいき、さらに次々ドンパチやるもんだから、飽きる事なく、あっという間に観終わった印象でした
ネット上で見たレビューは、「面白かった」と「駄作」の両方の評価に分かれる感じでしたが…
私自身は、期待せずに観たからかも知れませんが、思ってたより面白かったですね♪
(ーAー)で、
肝心のスティーブ・オースチンの演技ですが、さすが一世を風靡したWWEのリアル・スーパースター…堂に入った演技力を発揮してた感じですかね
(ーAー)y-~~ムフフ
飴玉を用意してAndroid携帯から強行突入