【プロレス】8.25 全日 大田区大会
(ーAー)全日本プロレス
『SUMMER IMPACT 2013
The beginning of evolution』
*最終戦 [8/25.大田区総合体育館]
これまで象徴的存在だった武藤敬司を筆頭とする多数の選手が離脱…残った諏訪魔や大森隆男などと、今年2月からフリーとして参戦していた秋山準や潮崎豪ら『バーニング』勢が所属選手となって合流、白石伸生オーナーを社長とする新体制で再スタートを切った“新生・全日本プロレス”初のビッグマッチとなった大田区総合体育館大会
■今年3度目の一騎打ちとなった秋山準vs大森隆男の同期生対決は、対秋山シングル2連勝中の大森が奇襲を掛けてスタートも、その後は一進一退となり…
秋山の突き上げるような膝蹴りが顔面に入ったか、レフェリーが慌てるようにストップして秋山が勝利
ちょっと唐突な終わり方だったので「“入っちゃった”のかな」と心配しましたが、大森は何とか歩いて退場したので大丈夫だったみたいですね
選手数も少なくなっての全7試合の大会でしたし、後半にタイトルマッチが集中したためでもありますが…
秋山vs大森の一騎打ちが第3試合って、なんか贅沢ですよね(笑)
■全日本プロレスの新オーナーに就任以来、ちょっとイタい発言を撒き散らかして全日を混乱させてしまい、結果的に武藤敬司らの離脱・団体分裂の元凶となってしまった白石伸生オーナー(現全日本プロレス社長)
さすがに反省したのか、最近は渕正信などとのスパーリングでヒイヒイ言わされたり(笑)、“プロレス村の住人”としてファンに認知されようと…それが正しい方法かは微妙ですが…頑張ってる感じでしたが…
果たしてどういう流れでそうなったのか知らないんですけど、今大会では“休憩時間中のエキシビション・マッチ”という建て前で、タッグマッチに登場
KENSOと組んで、蝶野正洋&ジョー・ドーリングと対戦しました
ロビンマスク風の(?)マスクと甲冑のようなコスチュームで登場した白石社長は、その格好で闘いましたが…あっさりと蝶野にマスクを取られます
なんやかんやと“普通に”タッグマッチとして成立していたこの一戦。
白石社長は大胆にも蝶野にSTFを仕掛けましたが、あっさり脱出した蝶野にSTFでお返しされてギブアップ
マイクを取った白石社長は「私がリングに上がるのは今日が最初で最後…」と言ってたんですが…
大仁田厚vs曙の“化身”同士の電流爆破マッチが行われた8.31『横浜大花火』では、爆破に巻き込まれるなど“試合に参加”してたようです(笑)
(ーAー)まあ…
何とかして話題を作りたいのは分かるけど、変に表に出ない方がいいような気もしますね
(ーAー)それよりも
久々の試合となった蝶野正洋(全日本プロレス・アドバイザー)の身体のしょっぱさの方が気になったなぁ(苦笑)
■アジア・タッグ王者・鈴木鼓太郎&青木篤志が、メキシコ『AAA』から飛来したドラゴ&アルヘニスのマスクマン・コンビの挑戦を受けて3度目の防衛戦
ドラゴ&アルヘニスの変則的なリズムと空中殺法、丸め込みなどに苦戦し、一方的にペースを握られた鼓太郎&青木でしたが…
何とか反撃に転じて流れを掴み、最後は青木がアルヘニスをアサルト・ポイントでフォール
3度目の王座防衛に成功しましたが、辛勝と言える防衛戦でした
(ーAー)しかし、試合内容という意味では
予想外に見応えのある好勝負で、特にドラゴ&アルヘニスがなかなかやる選手でしたね♪
(左からドラゴ、青木、アルヘニス、鼓太郎)
両チーム共に内容に充実感を感じたようで、試合後は健闘を称え合いました
(゚∀゚)いい試合でした
■王者・金丸義信に、7.28後楽園でのタッグマッチで金丸からギブアップを奪って挑戦表明した佐藤光留(パンクラスMISSION)が挑んだ世界Jr.ヘビー級選手権
これまで闘った事のないタイプの佐藤の攻撃に、金丸が大苦戦する展開になり…佐藤は“ギブアップを取った技”腕十字を中心とする関節技で追い詰めましたが…
凌ぎ切った金丸が打撃戦に打ち勝って、得意のブレーンバスターを連発
最後は必殺のタッチアウト(旋回式ブレーンバスター)を決めて、5度目の王座防衛に成功
(ーAー)アジア・タッグ選手権同様
この世界Jr.ヘビー級選手権も、試合後には両選手が満足そうな表情を浮かべて、ガッチリ握手
(ーAー)金丸は言わずもがなですけど
この佐藤光留という選手、見た目は別に格好良くないし(失礼)、自ら“変態”と名乗るだけに変態っぽいですし(失礼)、私も知った当初はあんまり注目してなかったんですが…
(゚∀゚)いい選手だわ、佐藤光留
最近は佐藤光留の試合となると、ちょっと楽しみだもんな♪
■“新生・全日本”を引っ張るエースを争う王者・諏訪魔vs潮崎豪の三冠ヘビー級選手権
初の一騎打ちとなった7.14後楽園での3本勝負は、諏訪魔が先制しながらも潮崎が2本取り返して勝利を収めており…
諏訪魔としては是が非でもリベンジしたい、潮崎は一気に三冠王座を初戴冠してエース宣言したいタイトルマッチでした
また、1989.4/18にリニューアル前の大田区体育館でジャンボ鶴田の手で3本のベルトが統一されて誕生した三冠ヘビー級王座ですが…
ベルトの老朽化もあり、全日本プロレスが新体制として再スタートするにあたり、今回の諏訪魔vs潮崎を最後に「馬場家へ返還」される事が発表されました
(ーAー)そうか…
3本のベルト(インターナショナル・ヘビー級、PWFヘビー級、UNヘビー級)の所有権は馬場家(ジャイアント馬場夫人の元子さん)にあり、それを借用して使用していたという事なんでしょうかね
プロレス・ファンとしては、歴史と伝統のある3本のベルトが“封印”されてしまうのは残念なんですが…
プロレス界の至宝でもあるベルトだからこそ、このまま使用してボロボロになってしまう前に「馬場家に返還」するというなら、反対も出来ないですよね
複雑だけどしょうがない。…それが長年のファンの気持ちじゃないでしょうか。
(ーAー)そんなわけで…
諏訪魔が“最後の三冠王者”として歴史を締めくくるのか、潮崎が“最後の三冠王者”として歴史に名前を刻むのか…
そういう意味でも、興味深いタイトルマッチとなった“最後の三冠戦”でした
“最後の三冠戦”という状況は闘う両者にも影響を与えたようで、変にバタバタせずに厳かな雰囲気さえ漂う静かなスタートになりました
しかし、静かながらも激しい打撃戦が展開され…次第に試合はヒートして行きます
諏訪魔は「ジャンボ鶴田の試合映像を見て研究した」という、鶴田をイメージしたスリーパー・ホールドを繰り出して、ペースを握って行きますが…
潮崎も粘りに粘って猛反撃
両者の意地がスパークする“最後の三冠戦”に相応しい激闘となり…
最後は諏訪魔の必殺ラストライドが炸裂して決着
諏訪魔が2度目の防衛に成功し、“三冠王座を最後に巻いたチャンピオン”として、三冠の歴史を締めくくりました
闘い終えた両者は、充実した表情を浮かべて歩み寄りますが…
潮崎はあえて握手を拒否して退場
…まだまだライバル闘争は始まったばかり、これからもやり合って行くという意思表示でしょう
(“最後の三冠王者”諏訪魔)
(ーAー)三冠王座が馬場家に返還され
今後は新たに新ベルト(新王座)が設立され、おそらくその初代王者に諏訪魔が認定される。という事になるかと思います
果たして、どんなベルトが出来上がり、どんなタイトル名称になるのかが気になるところですね
『全日本ヘビー級選手権』じゃ、スケール小さくなっちゃうし(笑)…新たなアルファベット並べた名称を考えてるんでしょうかね
(ーAー)y-~~ムフフ
また新しくベルト3本作ったりしたら間抜けなんでやめて下さいねとAndroid携帯から投稿